問39
死亡診断書を交付することができる資格として正しいものはどれか。2つ選べ。
- 介護支援専門員
- 介護福祉士
- 医師
- 歯科医師
- 薬剤師
目次
正解は3・4。医師と歯科医師だけの特権
死亡診断書は、人間の死亡を医学的かつ法的に証明する極めて重要な書類です。
これを交付できるのは、法律で認められた特定の資格者のみです。
全ての死を診断できる(選択肢3)
医師
この記述は適切です。
医師法に基づき、医師は自ら診察した患者が死亡した場合に死亡診断書を交付します。
病死、自然死、事故死など、あらゆる死因に対応できます。
限定的だが権限はある(選択肢4)
歯科医師
この記述は適切です。
歯科医師法に基づき、歯科医師も死亡診断書を交付できます。
ただし、歯科医が診断書を書くのは、あくまで「自分の診療に関連する死(歯科診療中の死亡など)」に限られるのが一般的ですが、資格としての権限は有しています。
誤答は1・2・5。専門家でも権限なし
誤りの選択肢は、医療や介護の現場で重要な役割を担っていますが、死亡診断書の交付権限は持たない職種です。
ケアのプロだが診断は不可(選択肢1・2)
介護支援専門員
介護福祉士
この記述は不適切です。
ケアマネジャーや介護福祉士は、利用者の最期(看取り)に立ち会うことはあっても、医学的な「死亡診断」を行うことはできません。
死亡確認は医師が行う必要があります。
薬のプロも診断は不可(選択肢5)
薬剤師
この記述は不適切です。
薬剤師は薬の専門家ですが、医師ではありません。
診断や治療、そして死亡診断書の交付といった医行為を行う権限はありません。