餅や団子を喉に詰まらせないために
お正月やお花見、端午の節句に桃の節句など、古くからある行事やイベントにはお団子やお餅が付き物ですね。
しかし喉に詰まってしまう恐れがあり、施設ではこういった食べ物はお出ししない、というところも少なくないと思います。
私が勤めていたデイサービスでは、お雑煮は小麦粉で、菱餅はゼリーやちらし寿司で代用して見た目だけでも似せて楽しんでいました。
もし、ご自宅や施設でお餅をつくのであれば、是非「もち小麦」を取り入れてみてください。
もち米と比較して粘りが半分ほどで、噛み切りやすく飲み込みやすいそうです。
調理にも工夫をしましょう。お雑煮のように水分と同時にお餅が口に入ってくる調理が最も安全です。飲み込みやすいよう小さくすることも必須です。
万が一詰まらせてしまったら、救急車を呼び、到着までの間、意識のあるうちは咳をしてもらったり、手のひらの付け根で背中の真ん中をたたくなど応急処置を。この場合は相手が痛がるくらいの強さでOKです。
毎年お正月には「喉に餅を詰まらせて亡くなったお年寄り」のニュースを拝見します。
元気な方でも、充分に気を付けて頂くよう、周囲が注意を促しましょう。
お餅や団子をのどに詰まらせないか心配した体験談を聞いてみました。
やはり、餅系統のお茶菓子は提供する際にすごく気を使います。
喉に詰まって、呼吸困難などになれば大変だからです。
私が今働いている施設では、とろみ食やミキサー食といった方が居らず、皆さん常食を食べられる方です。
その為、餅系統を提供する時は一口サイズにしています。きざみ食の方には、刻んで…若しくは中のあんこだけを提供する等といった工夫をしています。今の所、誤嚥などのトラブルなく経過しています。
すごーく心配になります。
なので、小さくしてから食べて下さい。や、よく噛んでちょっとづつ飲み込んでください。など、ほんとにしつこいくらいに何回も何回も同じことを伝えます。
また、食べる前に飲み物を近くにおいてその都度飲んでもらうように促します。
みなさんからしたらほんとにうるさいとは思いますが、大事なことなのでしつこく言わせてもらいます。
高齢者の方はもちろん嚥下機能が低下しています。実際にうちの病棟では患者さんの家族が面会の際、桜餅を持参し、スタッフがいない場所でそれを食べさせ患者さんが窒息したことがあります。幸い、その家族がすぐにスタッフを呼び、吸引を行い、命に別状はありませんでしたが…健全である私たちですら餅を詰まる可能性は高いのに高齢者なら余計に心配になります。
心配にはなりますが、大きさを定めて通常売られているものに比べると非常に小さいサイズで作っております。また飲食する際には必ずスタッフが付き添って目を光らせていますし、直ぐに行ける専属の病院も隣接しているので安心しておもち類も食べられます。今のところ窒息を下人はいません。また、餅米をやや柔らかめに炊いたり、水気を含ませて作るようにしたり工夫をしています。
団子とか餅は喉にくっつくので先ずは出しませんが、気になるものについては介護で試食してからOKが出たら出します。
介護職をしているうえで、おやつにお花見団子や桜餅を出すことがありますが、喉につまらせてしまわないかとても心配になります。
そのため対策として一口サイズの桜餅をさらに切り分け、必ずお茶も一緒に出したりと喉に詰まらせないように工夫しています。
さらに粘度の高いものは避けるようにしており、食べるときはよく噛んでゆっくりと食べるように注意を促しております。
心配になります。以前は介護系の仕事をしており現在は病院に勤めています。実際餅などを詰まらせて運ばれてくる方がいらっしゃいます。当時勤めていた時は詰まらせた方はいませんでしたが、詰まりそうになった状況の方は沢山いました。食事は楽しみのひとつでありますが、現在は嚥下機能が低下した方にはそういったものは提供せず、少し食事形態を変更して提供しています。やはりもし詰まってしまった場合、こちら側にも責任がある状態になってしまいますから余計慎重になってしまいます。
私の職場の利用者さん達には栄養士管理のもと、1人につき必ず1人の職員の見守り介助にて大きさなど調整して食べてもらっていました。勿論、食べられない人も中にはいるので、エンジョイゼリーや、別の物で対応するなど、行事に楽しく参加してもらうために、色々な工夫をしておりました。飲み物は基本的に番茶ですが、甘酒などもたのしんだこともありましたよ。
喉を詰まらせないか心配になります。
なので、少しずつでなるべく細かくしてから食べてもらうようにしています。
途中にお茶もたくさん飲んでもらうようにしています。
食べてしばらくは起きててもらい、喉に詰まらせないよう配慮はしています。
それでも嚥下機能の落ちた方で喉に詰まりそうな方には団子や餅ではなくて、羊羹などの噛みやすく喉に詰まりにくいものにしています。
飲み込みや咀嚼が普段から上手くいかない、不安がある方には出さない、または一口大などに小さくして出すようにしています。
そのような方にはお団子やお餅のようなものに注意する以外にも普段の食事でも嚥下状態をチェックします。普段からそのような心配がない方に関しては、お餅やお団子の日には一応注意喚起をすることもありますが、特別心配することはありません。