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レスパイトケアを取り入れてストレスを軽減しよう!

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レスパイトケア

レスパイトケアを取り入れて、ダブルケアを自分らしくがんばろう

「レスパイトケア」という言葉をご存知ですか?「レスパイト」とは「休息、休憩」という意味です。レスパイトケアとは、介護をしている介護者が自分の時間を持ち、しばし介護から離れてリフレッシュするための対策のことを言います。
近年、介護だけでなく育児も同時に行う「ダブルケア」を抱える世帯が増加しています。ダブルケアに加えて仕事と介護も抱え、子どもとの時間をあまり持つことができないという悩みが増えています。そんな中、このレスパイトケアはさらに需要が高まっているのです。

レスパイトケアの重要性

介護者が無理をして体を壊し自分が介護を必要になってしまったり、子どもと別居しているために高齢の夫婦が相手を介護しあう老々介護などというケースをよく耳にしますが、介護する方にかかる体や心の負担はとても大きいものです。また、近年増加する、育児と介護を同時に抱える「ダブルケア」世帯にとっても、介護の負担は大きくのしかかっています。
そういった中で、レスパイトケア措置をとることはとても重要なのです。介護者に負担がかかりすぎ、介護のために自分を犠牲にしてしまっては、介護を長く続けることはできません。
家族のお世話を他人に頼むなんて…とひと昔前なら言われていて、さらに自分が休憩したいなんて甘い考えだという固定観念にとらわれてしまいがちですが、自分の心と体をいたわることはひいては介護を受ける側にとってもいいことなのです。

レスパイトケアは甘えではない

ひと昔前は、家族の介護はすべて家族がするのが当たり前、人にお願いしたり「休憩したい」と思うことすら親不孝だと考えられていました。そのため、いまだに積極的にレスパイトケアを受けたいと声を上げる人は少ないようです。
しかし、ひと昔前とは違い、ダブルケアを主に担う女性は仕事を抱えている人がほとんど。ダブルケアに加えて仕事でも大きな社会的責任を負っていれば、心も体も辛くなってしまいますよね。
レスパイトケアは、決して甘えたりなまけていたりする人のためにあるわけではないのです。がんばる人が、これからもがんばり続けるためにあるものなのです。

デイサービス、ショートステイなどを利用して自分の時間を作る

レスパイトケアには、デイサービスやショートステイを利用するという方法があります。どちらのサービスも介護保険が適用可能ですし、食事やお風呂の介助もお願いできます。
デイサービスやショートステイなどの施設を嫌がる高齢者もいますが、いざ通ってみると仲間ができて、おしゃべりやレクリエーションなどで楽しい時間を過ごすことができ、違った環境を楽しむことができたという声も多く聞かれるのです。
また、仕事を持つ世帯にとっては、出張や残業・早出など業務の都合に合わせて利用することもできますし、小さい子供がいてダブルケアを抱えている世帯にとっても、旅行に行くときなどに利用できます。

わからないことは相談窓口へ

介護度によって受けられる介護サービスが違ってきますので、わからないことはケアマネージャーや地域包括センターなどに詳しい話を聞いてみましょう。
介護でストレスを軽減するためには、知識と情報収集が必要不可欠。「うちも近いうち、家族の介護が必要になるかもしれない。」と思ったら、事前に相談窓口に相談に行きましょう。準備と心構えをしっかりしておくことが、介護をうまくこなすためのポイントなのです。

家事代行サービスを利用する

介護サービスを利用できない場合は、家事代行サービスを利用して家事をする時間を自分の時間に変えてみましょう。
家事代行サービスとは、ダブルケアと仕事で忙しい人のために、代わりに掃除や洗濯、買い出しや食事の準備までを行ってくれるサービスのことです。お願いするサービスによって料金は異なりますが、相場はだいたい2000~3000円、追加や延長もお願いできます。
家事をお願いして、空いた時間で、普段ゆっくり一緒に居られない子どもとの時間を作ったり、普段はお世話で精いっぱいの親御さんとのふれあいの時間を作ることができますよね。

最後に

レスパイトケアという言葉はまだ広く知られてはいませんが、これから高齢化社会が進み、育児と介護を同時に抱える世帯が増えてくれば、もっとよりよい対策が考えられたり、誰でもレスパイトケアを受けることができるようになってくるのではないでしょうか。

自分が休みたいから、リフレッシュしたいからという理由でレスパイトケアを遠慮する人もいますが、そんなにがんばりすぎて自分を追い詰めてしまうと、後が続かなくなります。

介護者に大きな負担がかかって辛い思いをしたり、悩みを抱えて悲しい結果を生み出すことが少なくなるよう、これからは、社会全体で介護と育児を支えていかなければいけないのかも知れません。

介護に関する知識や情報収集とともに、自分が受けられるレスパイトケアについても、しっかりと考えておきましょう。

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