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人それぞれ違う「がんばらない介護」とは?

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「がんばらない介護」というフレーズを聞いたことはありませんか?

これは、無理をせずなんでも一人でがんばりすぎない介護のあり方のことを言います。

がんばりすぎない、とは、一人で何でも抱え込まずに程よく手を抜くという意味ですが、実際にどうすればいいのかわからない人が多いものです。

今回はがんばらない介護とはいったいどういうものなのかをお伝えします。

自分の境遇を人とは比べない

在宅介護で介護をしている場合、家族で協力しながら高齢者のお世話をしてあげられるのが理想的ではありますが、子どもたちが遠くに住んでいたり、家族が仕事で忙しいと、どうしても家にいられる人に介護のすべての負担がかかってくるもの。

一人で家事をして介護もして、疲れやストレスが溜まると、協力者がいる人がうらやましくなって自分と比べてしまうこともあるでしょう。

しかし、境遇を人と比べて誰かをうらやましがっていては、介護が辛いだけのものになってしまいます。家族の協力が得られない場合は介護サービスを使用して、心に余裕を持つようにしましょう。

お互いが「これでいい」と納得できる

自宅でお風呂の介助が難しくなると、家にヘルパーを読んだりデイサービスにお風呂の介助を頼んだりすることもあるでしょう。

しかし、家族以外の他人に体を触られるのを嫌がり、時には暴れたりする高齢者もいます。家族からしてみれば、体が汚れているのは嫌だろう、キレイにしてもらった方が気分がいいだろうという親切心からですが、本人が嫌がるくらいなら、少しくらい汚れていてもいいということにすれば、お互いストレスも少なくすみます。

身の回りも、少しくらいごちゃごちゃしていても、危険なほどでない限り本人が心地よく過ごしているならそれでいいのです。

お互いが「これでいいんだ」と納得できれば、無理をしたりがんばりすぎることも減らすことができます。

周りの意見に流されて無理をしない

介護をがんばりすぎて辛い思いをしている人の中には、「親の面倒を他人に任せるなんて」「子どもが親の面倒を見るのは当たり前」などと周りに言われるのが嫌で、介護施設や介護サービスを利用することに後ろめたさがあって利用できない、という人が多くいます。

自分一人で最後まで介護をやり切った人や、自分も辛い思いをしてがんばった人の努力はとても素晴らしいですが、周りの意見を聞きすぎて自分の生活のペースを崩してしまうのは良くありません。

自分が辛いと感じたときには、休憩を取るためにデイサービスをお願いしたり、ヘルパーの手を借りることは、悪いことではないのです。

最後に

介護が原因の悲惨な事件や問題が多く聞かれる昨今、ほどほどに手を抜く「がんばらない介護」の心得は必要になってきます。長く続く介護をどう続けていくのがいいか、自分のライフスタイルに合わせてケアマネージャーに相談したり、遠慮なくさまざまな介護サービスや制度を利用しましょう。

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