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介護ストレスから来る自律神経失調症の症状と改善法

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介護をしていると、相手の様子に合わせて生活するようになり、自分自身の生活リズムを保つことが難しくなります。

食事をするタイミングは、まずは相手の食事が終わってから、合間を縫ってゆっくり食べる時間もない。寝る時間もあまり確保できず、夜中でも起きなければいけないときもありますよね。

生活リズムが乱れると、人間の体を正しく機能させている「自律神経」がバランスを崩し、「自律神経失調症」になって体調を悪くしてしまうことがあります。

そうならないために、自分の体調の変化に気付き、改善する方法を知っておきましょう。

自律神経失調症とは?

人間の体は、「交感神経」と「副交感神経」の2つの神経が上手にバランスをとって働くことで正しく機能します。

交感神経は、脳を興奮させたり、心拍数を上げたりして体を活発に動かす働きがあり、主に朝から体が目覚めている時間に優位になる神経です。

一方、副交感神経は、気持ちを静めて体をリラックスさせる働きがあり、夕方から体を休めるときに優位になる神経です。

寝る時間や起きる時間が毎日バラバラで、優位になる神経のバランスが崩れたり、ストレスや疲れが溜まると、この2つの神経のバランスが崩れ、体調不良を引き起こします。

自律神経失調症の主な症状

自律神経は内臓の機能を司る重要な神経です。

交感神経が優位に働くと、心拍数が上がる、血圧が上がる、唾液の分泌量が減る、胃腸の動きが少なくなる、汗をかく、脳が興奮するなどの現象が起こります。

一方、副交感神経が優位に働くと、心拍数が下がる、血圧が下がる、唾液の分泌が増える、胃腸の働きが活発になる、リラックスして眠くなるという、交感神経と真逆の現象が起こるのです。

この神経の働きがバランスを失うと、寝る時間に副交感神経が働かず睡眠障害が起きたり、胃腸の働きが悪くなることで食欲不振や消化器の不調、血行が悪くなることから頭痛や肩こり、心拍数が不意に上がる動悸などの症状が起こります。

症状に気付いたら、すぐに体を休めましょう

自律神経失調症かも知れない、という心当たりがあったら、まずは生活リズムを整えるようにしましょう。人のお世話をしながら自分の制圧リズムを保つのはなかなか難しいかも知れませんが、自律神経失調症が悪化して眠れなくなったり食事をきちんととれないことが続けば、そこから大きな病気につながることも少なくないのです。

体調がよくないときは、休憩を増やし、介護サービスを利用するなどして、体にかかる負担を減らしましょう。

我慢できるぎりぎりまで体調不良を我慢するのではなく、そうなる前に早めに対策をとることをお勧めします。自分の体が良く動かなくなってからでは、介護をしている相手の健康にも影響が出てしまいます。

最後に

介護でがんばりすぎる人が多くなり、介護で体を壊したり、自分まで介護が必要な体になってしまうという話も増えています。

長く続く介護と向き合うには、自分の体を大切にすることも忘れずに。

体だけでなく、ストレスを溜めない、弱音やグチを聞いてもらうなど、心のケアも行ってください。

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