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どう接したらいい?親の介護との向き合い方

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親の介護をする

介護は精神的にも肉体的にも大変なものです。特に親の介護は、距離が近い分、さまざまな感情や意識が交差して、気持ちの面で大変なことも多いのです。

さらに親のお風呂やトイレの介助など、今まで経験がないことにはどう向き合ったらいいかわからず困惑することもあります。

今回は、親の介護で直面する問題との向き合い方についてお伝えします。

異性の親のお世話は特に戸惑いが多い

介護職に就いていて介護に慣れている人でも、いざ自分の親に介護が必要になったとき、同じようにうまく接することができるかと言うと、なかなか難しいこともあるようです。

特に異性の親に対しては、お風呂やトイレの介助をどうしていいかわからない、という意見もあるようです。大きな存在だった父親が一人でトイレで用を足すことができなくなった、自分でお風呂に入れない母親の体を洗うなど、やはり戸惑いはある、という意見も。

最初は誰でも戸惑うものですが、あまりにもおろおろしていれば、介護される親の方にも戸惑いが伝わってしまい、さらにやりにくいことに。

親との距離の近さがかえってやりにくさを生む

他人なら距離がある分、大変なことも客観的に見ることもできるものです。食事やトイレの失敗も「上手に食べられましたね」「大変でしたね、着替えましょうか」など、よその小さな子どもに声をかけるように優しく声をかけることもできますが、実の親に同じように声はかけづらいでしょう。

「食事、片付けるよ」「汚れたから着替えるよ」など、ついぶっきらぼうに声をかけてしまい、冷たい印象になってしまいがちです。

仕方がないこととはいえ、自分の親を子どものように扱うことは、なかなかできないものです。

子どもにとって、親と言う存在はいつまでも大きな存在でいてほしいと、心の奥底では誰もが思っています。

その気持ちが、かえって距離を生んでしまうことがあるのです。

やりづらさや戸惑いを乗り越えて、信頼が深まることも

子どもが親の介護に戸惑いがあるように、親の方も子どもにお世話をしてもらうことに戸惑いがあります。

トイレについてきてもらう、体を洗ってもらうなど、してもらったことがない戸惑いと、申し訳ない気持ちを抱えていることも多いのです。そのため、トイレを我慢したり、お風呂に入るのを嫌がったりして、日常生活に支障をきたすこともあるでしょう。

突然介護が必要になった親に対する戸惑い、子どもにお世話になってしまうことへの申し訳なさ、お互いにやりづらさや戸惑いがありますが、それを乗り越えれば、心からお互いを信頼して頼る気持ちを持つこともできます。

親の介護をすることにはいい面もあり、親の介護で戸惑うことは誰だってある、自分は一人じゃないと思うことができれば、きっと乗り越えることができるはずです。

最後に

要介護人口は年々、増え続けています。

「親の面倒を見るのは子どもの役目」とがんばることも素晴らしいことです。

しかし、介護をする人はついがんばりすぎて自分のことを後回しにすることが多く、自分が体を壊してしまうことも少なくありません。

無理をせず自分が辛いと感じたときは、遠慮せず介護施設や介護サービスを利用することも考えましょう。

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