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増加する老々介護におけるストレスケアとメンタルヘルスケア

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老老介護のストレス

近年増加して問題になっている「老々介護」。老々介護とは65歳以上の高齢者が65歳以上の高齢者を介護することをいいます。

体力のある若い人が行っていても大変な介護ですが、これを65歳以上の高齢者が行うことはさらに大変なことになります。

体力的だけでなく、収入が激減することで経済的にも負担が大きくなり、精神的に追い詰められることもあり、大きなストレスを抱えてしまうことも。

今回は、老々介護を行う高齢者に対するストレスケアとメンタルヘルスケアをお伝えします。

「気にかけてあげること」が何よりも大切

ストレスとは、本人が自覚していないうちに少しずつたまっていき、自覚できるようになるときには睡眠障害や食欲不振、頭痛や全身倦怠感なその症状が出ているものです。

ついおろそかにしてしまいがちなストレスに対するケアですが、気づいたときにすぐにケアをしなければさらに悪化してしまいます。

介護する人は、「自分が面倒を見なければこの人は死んでしまう」という大きな責任感を背負い、自分のことを後回しにしても介護を優先させてしまうという傾向があります。

気にかけていないと無理をしすぎてしまう人には、周りのサポートは必要不可欠。無理をしている様子が見られたら、休ませてあげてください。

家の中にこもりきりにさせず、周りの人とコミュニケーションを取らせる

介護中心の生活になると、どうしても自分の身の回りのことをおろそかにし、身なりに気を遣わなくなったり、そのせいで人と話すことがおっくうになり、しだいに家に引きこもるようになります。

介護をしている相手が認知症の場合、一般的な会話はほとんどできない状態。家に引きこもってほかに話し相手がいない状態になってしまうと、精神的にかなり追い詰められることになってしまいます。

そうならないためにも、近所の人とのお付き合いやコミュニティに参加することは、メンタルヘルスのケアとても有効です。誰かと他愛もない話をしたり、悩みやグチを聞いてもらうことで、こころがだいぶスッキリするものです。

共倒れを防ぐために介護者の健康チェックは欠かさない

老々介護の大きな問題の一つとして、介護をしているうちに介護者までも介護が必要になってしまうことが挙げられます。

65歳以上の高齢になれば、少しの無理がたたり体調を崩してしまうことも少なくありません。介護者が倒れてしまうと、介護されていた方も頼みの綱を失い、共倒れになってしまうことに。

そうならないためにも、介護者の体調管理はしっかりと行いましょう。定期的な健康チェックは必ず行い、健康に自信がある人も小さな体調変化を見逃さないように心がけを忘れずに。

最後に

介護問題において、国を挙げていろいろな対策が取られています。

介護は家族で、地域でサポートして取り組んでいかなければならない問題です。

個人でできることに限界を感じたら、地域包括センターなどに相談をし、自分一人で抱え込んでしまわないようにしましょう。

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