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無理矢理はNG!介護施設を嫌がる家族のケア方法

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介護する家族の仕事の状況や負担により介護施設を使用しようとしたのに、介護が必要な本人がかたくなに嫌がってしまい、話がなかなか進まなくて困っているというケースがよく聞かれます。

家族の負担を軽減することができる上に、プロにお世話をしてもらうことでより良い介護がうけられるので、介護施設を利用することは本人にとってもいいことのように思えるのですが、どうして嫌がるというケースが起こるのでしょうか?

環境が変わることへの不安や恐怖

介護施設に入ることを嫌がる理由には、環境が変わることへの不安や恐怖が第一に考えられます。

若いうちは新しい環境や友達ができることは楽しみでしかないですが、年を取ると自分の部屋やベッド、近所の風景が変わることは不安や恐怖でしかないのです。

特に新しい道を覚えることが難しくなるので、ちょっと散歩に連れていてもらっても、見慣れない街では落ち着かず、さらに知らないスタッフにお風呂やトイレの介助をされたり着替えをしてもらうことも嫌なこととしか感じられないのです。

会いたい人に会えなくなるさみしさ

年を取ると、昔を懐かしみながら話ができる友人は心の支えにもなってきます。若いうちでもそうですが、年を取ると新しい友人関係を築くのはなかなか難しいので、古くからの友人は気の置けない貴重な存在。

介護施設に入ると、友達ともなかなか会う機会も減ってしまい、突然新しい他の入居者と仲良くなることも年を取ると難しいのです。介護スタッフが話相手になってくれたり、上手に受けごたえをしてくれても、やはり昔からの友人には変えられないものなのです。

まずは介護施設に対するイメージをよくすることから

介護施設に入居することをかたくなに拒否する理由は、介護施設に入ってしまうと自由がきかなくなる、自分の好きなことができなくなる、周りが他人ばかりで不安にかられるなどマイナスなイメージしか浮かんでいないからという場合があります。

その場合は、介護施設は不安や悲しくなるような場所ではなく、プロによるていねいなケアが受けられ、自分の趣味や好きなことも続けられるいい場所なんだといういいイメージを持ってもらうことが大切です。

言い聞かせるようにではなく、普段の会話からさりげなく話題に出し、徐々に理解してもらうようにしましょう。

最後に

家族の仕事や体調など様々な都合もありますので、介護施設に入るとなったら計画通りに入居してもらいたいと焦る気持ちもわかりますが、住み慣れた家を離れて家族とも離れてしまう本人の気持ちを考えると、無理矢理入居させるのは避けたいですね。

お互いの気持ちを尊重できるよう、専門家に相談しながらすすめるようにしましょう。

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