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介護を受ける家族の心理的負担を軽減する対処法とは

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家族の介護を自分ですることは、簡単なことではありません。あらかじめ介護の知識がある人ならまだしも、ある日突然家族の介護が必要になるケースも多々あり、そうなると何の準備もできないまま介護を始めることになってしまいます。

介護する方も大変ですが、介護される方も、心と体の負担は大きいものです。思うように体が動かなくなることは、想像できないくらい辛いでしょう。介護される側の家族の心理負担を軽減するにはそうしたらいいのでしょうか。

「申し訳ない」と思わせるような言動や態度は控える

自分の体が思うように動かなかったり、自分の考えがなかなか伝わらないことも辛いですが、自分のさまざまなお世話を家族にしてもらわなければならないことも辛いこと。「申し訳ない」「悪い」と思い続けることで、元気がなくなってしまうケースもあります。

介護される側が一番申し訳なく思うのは、トイレやお風呂の介助です。たとえ家族のためとはいえ、楽しいことではありません。

しかし、そのようなは、顔や態度に出さず、「気にしないでいいよ」など申し訳なく思う気持ちに寄り添ってあげることが大切です。

露骨に嫌な顔をしたり「また?」などと面倒くさがるのはNG。

大変なときはつい顔や言動に出やすくなりますが、ぐっとこらえてあげてください。

わがままを言われても怒鳴ったり言い返したりしない

一生懸命お世話をしているのに文句を言われたり、イライラをぶつけられたら、いくら家族とはいえイラっとしたり言い返したりしたくなるものです。それは人間誰にでもある自然な感情ですよね。

しかし、認知症や高齢で、自分の感情をうまくコントロールできない家族に対して、大きな声で言い返したり、しかめ面を見せたりするのは控えてあげてください。

そのような態度をよく覚えていることがあるため、顔を見るたび同じような言い合いになってしまうことにもなりかねません。

ワガママを言うのは信頼できる身近な家族だからこそであり、その文句やイライラの裏には、不安や心細さ、体が思うように動かなくなってしまった悲しみがあるのです。

その気持ちに寄り添うことが大切です。

体を抑えつけたり行動を制限しすぎたりしない

介護が必要な人の中には、ちょっと目を離したすきに外に出てしまったり、家族が寝静まった後に外に出ていったり、物を投げたりという行動をとる人もいます。

そうなると、その人の身の危険にもつながるため、ある程度行動を制限することも必要になってきますが、その必要以上に行動を制限することは、その人の不満や辛さを増やし、心と体の健康を損なう場合があります。

暴れるからと体を抑えつけすぎたり、部屋から出ないようにしたりということはなるべくせず、投げたら危ないものを身の回りに置かない、玄関のカギを簡単に開かないものに変えるなどの工夫でできるだけ対処してください。

最後に

会話や意思の疎通が難しい場合、ここが痛い、こうしてほしい、こういうことが言いたいなど、思うようにいかないことも多くあります。

そうなると、介護される方もストレスがたまり、心と体の元気がなくなってしまいます。

大目に見てあげられるところはなるべく大目に見てあげることは、介護する方にとっても心に余裕ができるというメリットもあります。

介護する方とされる方、お互いががんばりすぎない介護を目指せるといいですね。

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