認知症・介護

介護職リーダーに必要な現場でのコミュニケーション

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介護の現場を取りまとめるリーダーは、トラブルが起こらないよう常に周囲に気を配りながら対策を考え、トラブルが起こってしまった時には迅速に解決し、職員が働きやすい環境を作るよう努める必要があります。また、管理者ともなればクレーム対応や経営などにも責任を持つ立場になる事もあるでしょう。

介護の現場では、人手不足の問題の他にも、人間関係のトラブルや職員のメンタルケアなど、様々なトラブルへの対応が求められます。そのためには日頃から、職員とのコミュニケーションを円滑にし、職場全体のコミュニケーションにも配慮していかなければならず、意外と負担の大きいポジションと言えます。

そこでここでは、介護職リーダーに求められるコミュニケーションスキルにはどんなものがあり、どのように身に着けていけばいいのかについてまとめていきます。

平等を意識してコミュニケーションに偏りをなくす

職員全員とコミュニケーションをうまく取るには、常に客観的に物事を見れる立場でいる必要があります。仕事や勤務態度は人それぞれです。ひときわ仕事ができてみんなの中心にいるような職員もいれば、中には勤務態度が悪く、周りから良い話を聞かない職員もいるでしょう。

だからと言って、リーダーが職員によって対応を変えていたり、コミュニケーションの取り方に偏りがあっては、良くなる人間関係も良くならないでしょう。コミュニケーションが上手く取れない職員がいるようなら心配事や不安、何かしらのトラブルを抱えているかも知れません。

日頃から話しやすい環境を作っておき、タイミングをみて話を聞き、問題解決の力になってあげる事も大切です。

コミュニケーションを取る際に重要なポイント

どんなに些細な話でも最後まで聞く

常に人手不足の介護の現場で、他の職員よりも職務が重い仕事を担当するリーダーは、常に時間に追われ忙しいかも知れません。ですが、どんなに忙しくても相談や話を聞いて欲しいという職員がいれば必ず聞いてあげるようにしましょう。

すぐに時間の確保が難しい場合は、その日の勤務終了後でも良いですし、後日改めて話を聞く時間を設けても良いですが、話を聞く上で大切なのは、話を中途半端に終わらせない事とないがしろにしないという事です。

きちんと話を聞かなければ職員からの信頼を失う事に繋がり兼ねませんし、職員が心配事や不安を抱えたままでは良い仕事はできませんよね。職員が安心して仕事に集中できるように些細な話でもしっかり聞く姿勢が大切です。

コミュニケーションの第1歩は「あいさつ」

コミュニケーションを円滑にする基本はあいさつです。あいさつをされて嫌な気持ちになる人はいませんよね。あいさつが良い職場では、人間関係も円滑になりやすいという統計が出ています。

「たかがあいさつ、されどあいさつ」で、あいさつはれっきとしたコミュニケーションと言えますし、あいさつからコミュニケーションが始まると言っても過言ではありません。あいさつが良くない職場においては、まずはリーダーが率先してあいさつや声掛けをするようにすると、一緒に働く職員のモチベーションも変わってくるはずです。

基本的なあいさつができていない職場も多くあるので、まずは基本・初心に立ち返り、リーダー自ら率先してコミュニケーションを取る姿勢を見せる事がお手本となって、職場の雰囲気がグッと良くなることでしょう。

介護の現場でリーダーに求められる、スタッフのメンタルケアとは?

今後さらに進んでいくと予想される高齢化社会を、人手不足が慢性化している介護業界が支えて行かなければならないのはかなり深刻な問題と言えます。勤務する介護職員は休みたくても休みが取れない、命を預かるというストレスや緊張の連続の中、緊急の呼び出しや利用者の急変など、心身共に休める時間の確保が難しいのが現状です。

そんな状況が続くと、体調不良を起こしたり、人間関係の悪化にも繋がり兼ねません。介護の現場をまとめるリーダーは、利用者だけでなくそこで働くスタッフのメンタルケアも行う必要があります。では、介護職のリーダーは他の職員へ対してどんなメンタルケアをしていくべきなのか、具体的に見ていきましょう。

介護現場でのストレス原因1位は「人間関係」

どの職場にも当てはまりますが、介護の現場も例外ではありません。ストレスや緊張、慢性的な疲れなどによって、ついイライラしやすくなったり、集中力が切れやすくなるなど直接業務ミスに繋がる事もあります。

スタッフ1人1人が十分に心も体も休める時間を確保するのは、慢性的な人手不足の介護の現場では難しいかも知れませんが、だからこそリーダーはスタッフの様子を注意深く観察する必要があると言えます。

スタッフのメンタルケアは、どんなに忙しくても1人1人とコミュニケーションを取るよう心掛けながら「顔色が冴えないけど体調不良かな」「悩みや話したい事はないだろうか」など、スタッフの状況を常に観察・把握しておくことが大切です。「お疲れ様です」などの何気ない一言からでも相手の様子を伺う事ができます。

自分の事をちゃんと見てくれている、気にかけてくれているという事を知ると、スタッフは安心して働く事ができ、それだけでストレスが軽減する事もあります。

スタッフとの信頼関係を築くためにリーダーとして必要な事とは?

スタッフのメンタルケアをする上で、信頼関係の構築は必須と言えます。相談をしたい、話を聞いて欲しいと思っても、信頼できないリーダーには相談したくないと思うのが正直なところですよね。

相談はもちろん、言いたい事が言えない状況が続くと、ストレスを自分の中にため込み、人間関係も上手く行かなくなってしまいます。些細な話でも傾聴する姿勢が大事ですし、相談には誠意を持って回答するなど、当たり前な事でも自分が忙しい時は心も視野も狭くなってしまい、忘れがちになってしまう事もあります。

スタッフと一緒に食事をしたり、プライベートな話をする事も信頼関係構築のために時には大切ですが、深入りしすぎず上手く線引きをしながら誰にでも平等な態度で接する事を心がけましょう。また、自分に余裕がないと相手を受け入れられないと思いますので、自分のメンタルケアもしっかり行なって下さいね。

部下の気持ちがわからない…介護職リーダーが部下と打ち明ける方法!

上司には上司の考えがありますし、部下には部下の考えがあって当然です。さらに個人差もあるとなると、上司と部下はいつまでも分かり合えないものなのか不安になりませんか?それぞれが自分の意見を持って行動しているのであれば、良い事でもあるので見守る姿勢も大切です。

ですが、お互いの仕事に支障が出るほどの意見の差やコミュニケーションに関する問題は早めの対応が求められます。部下の気持ちがわからず、どう接して良いのかわからない上司が近年増えているといます。良かれと思って指摘しただけなのに「モラハラ、パワハラ」と言われ、コミュニケーションを取ろうと食事に誘うと断られたり嫌がられると悩んでいる上司も少なくありません。

そこで今回は、部下と上手にコミュニケーションを取る方法についてまとめてみたいと思います。

1、部下1人1人と信頼関係を築く

部下とコミュニケーションが上手く取れないのは、信頼関係が築けていない可能性があります。どんな人なのかもわからない、仕事の指示だけを上から一方的に言ってくる人は信用できなくても仕方ないかも知れません。

まずは、上司の方から心を開いて接するようにしましょう。コミュニケーションの中で意外な共通点が見つかるなどの発見があるかも知れませんし、部下に仕事を任せる時はいつでもフォローに入れるようにしておくと良いですね。部下が安心して仕事に取り組めたり、新しい事にチャレンジしやすい環境作りをしてあげるのも上司の役割と言えます。

2、部下の話を傾聴する

介護の現場が忙しい事くらい誰でも想像できると思いますが、忙しいからと言ってスタッフの話や相談をないがしろにしていると「この人に話をしても無駄だ」と思われ兼ねません。さらに、業務連絡などにも影響するとスタッフ間の連携も取りづらくなる可能性があるので要注意です。

自分の話を聞いてくれない人には、話をしたくなくなるのは当然ですよね。そんな時は、話を「聞く」より「傾聴」する癖を付けるようにしましょう。傾聴とは、相手の話をただ聞くのではなく、相手の言いたい事を理解しながら話を聞く事です。相づちを打つなどの態度も重要と言えます。

上司に話を聞いて貰えるだけで、スタッフの気持ちはすっきりするものです。職場全体のストレス軽減に一役買うつもりで頑張りましょう。

3、自分ではなく、相手に合わせよう

いくら自分の方が立場が上だからと言って、仕事の進め方や覚え方を押し付けるのは止めましょう。ひと昔前は「見て覚えろ」という指導法でも問題なかったかと思いますが、現代の人には受け入れられないので注意して下さい。

今は時間をかけてでも相手のペースに合わせて、手取り足取り指導する時代です。言葉も選ばなければならず、教えるのも難しいかと思いますが、時代のニーズに合わせて一緒に頑張りましょう。

まとめ

十人十色ということわざがあるように、1人1人考えが違って当然です。リーダーはその考えを総括してより良い結果を導き出さなければならないので、人知れず気苦労もあるでしょう。

でも、リーダーだからと言って完璧じゃなくても良いんです。時には他のスタッフを頼り、いざという時には頼られる【愛されるリーダー】を目指しましょう^^

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