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介護現場の理想と現実から生まれるストレスを解消する方法とは?

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介護職とは、尊い仕事です。

しかし、体が不自由な方のお世話は、きれいごとでは済まない重労働やプレッシャーに耐えながら行うものであり、「世の中役に立ちたい」という理想だけではやっていけないことが多々あるというのが現実。

志を高く介護士を目指し、いざ介護の現場に来てみると、激務に対するストレスだけでなく、施設の方針と自分の理想の違いや、職場の人間関係のトラブルなど、業務以外の部分でストレスを受けることもあります。
実際、介護職をやめる理由の上位に「職場の方針が合わない」「勤務体制に不満がある」は常にランクインしています。

しかし、ひとつの職場で施設方針や勤務体制を理由に退職しても、また次に行く職場の環境がいいとは限りません。
掲げている施設理念に共感していざ入ってみても、実際働いてみたら全然違う!という話もよくあることです。

理想と現実のギャップで苦しみ、悩んでいる介護職員はたくさんいます。辞めたくても、人手不足でなかなか辞めることすらできず辛い思いをしている人も増えています。
では、そのような悩みやストレスは、どのように解消したらいいのでしょうか?

理想と現実のギャップが大きい介護職の現場

介護職に就いている人は、介護職という仕事にやりがいを求めたり、高齢者が増えるこれからの時代におけるニーズを考えたり、人の役に立ちたいからという理由で介護職を選びます。
小さいころからおじいちゃんおばあちゃんと一緒にいて、高齢者のお世話をすることが好きだという理由で介護職を選ぶ人もいます。

やりがいが多く人の役に立てる仕事だ、という「理想」を抱いて介護職を選んだものの、いざ現場に入ってみれば、感謝されることも少なく、給料も特別いいわけではない。
人手不足で休みもまともに取れない状態な上に、人間関係もうまくいかないなどという「現実」を目の当たりにして、理想だけではモチベーションが保てないことが多くあり、心が折れてしまう人も少なくありません。

理想と現実のギャップが大きければ大きいほど、人はその落差に悩み、苦しみ、ストレスを抱えることになるのです。

仕事に対する理想は人それぞれ違うことを理解しよう

自分が抱いていた理想と現実にギャップがあることは、どの職場にもあることなのです。
さまざまな人がさまざまな理想や価値観を持って働く職場では、自分の理想と他の人の理想が違うことは当然。自分の理想や価値観が周りの人とは違うということを、まず理解しましょう。

どうしても精神的に辛くなってしまったら、自分が何を辛いと思っているのか、どうしたいのかについて整理して考えてみてください。給料が安いことなのか、休みがないことなのか、人間関係がうまくいかないことなのか、それぞれの悩みに対して自分ができることはないか、誰かに相談して解決できないか考えてみましょう。

現実を理想に近づけることはなかなか難しくても、自分の理想を現実に寄せることはできます。理想の妥協ではなく、今自分が置かれている状況でできることを探すのです。
理想が現実に近くなることで、その理想に近づく自分にも自信がつき、さらに上を目指すこともできるようになります。

最後に

介護や医療など、人の命を預かる仕事に、理想と現実の大きなギャップはつきものです。
理想を高く持つことはいいことですが、現実との差に苦しむことにならないよう、また、仕事に対するモチベーションが下がらないためにも、自分の中で理想と現実に対する意識を変えていきましょう。

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