ストレスの多い介護職の現場では、ストレスを上手に発散させることも仕事のうち。
介護職に限らず、人それぞれ受けるストレスの質や量によって、自分なりの解消法を持っているものです。美味しものを食べに行ったり、友達と出かけたり、中には「ひたすら寝る」なんて人も!
最近、ストレス解消法として話題の「マインドフルネス」をご存知ですか?ビジネスマンや家事育児に追われるビジネスウーマンまで、日々忙しくさらにストレスにもさらされている人たちから大人気で、心の安定からストレス解消、疲れを取ってくれるなど、さまざまな効果があります。
常に命に係わる責務に追われる介護職の人たちにも、ぜひおすすめです。
ストレスや今抱えている問題から解放される
「マインドフルネス」とは、「今、自分がここにいる状態」に集中し、抱えているストレスや、頭の中で常にめぐっている不安、心配から心を解放する方法のことです。
仕事や家事育児に忙しいビジネスマン・ビジネスウーマンたちの頭の中には、常にストレスや不安、心配事で頭がいっぱい。ずーっとそんなことばかり考えていると、ネガティブ思考になってしまい心が沈み、ストレスも不安も問題も解決することができません。
マインドフルネスを行い、今自分が感じている感覚的なもの、自分の呼吸や空気の流れなど、自然なものを感じながら自分の中に意識を集中させることで、心を落ち着け冷静になって物事を考えることができるようになります。
どこでも簡単にできるマインドフルネスのやり方
立っていても、座っていてもOKです。体の力を抜いて、姿勢をよく保ってください。
目は閉じても開けていてもいいので力を入れず、ゆっくりと深く呼吸しましょう。
抱えているストレスや不安、心配事は一時頭から追い出し、自分の呼吸に集中してください。頭を空っぽにして、体をめぐる酸素の流れをイメージしたり、自分の気のめぐりを意識しましょう。
はじめのうちは、静かにすればするほどいろいろなことが頭に浮かんでくるかもしれませんが、数回行ううちに3~5分ほどで頭がすっきりするでしょう。
ストレスや不安、心配事を抱えていると、人は呼吸が浅くなるも。酸素が不足すれば脳が正しく働かずに考えもまとまらなくなってしまうのです。
最後に
マインドフルネスは企業でも取り組みを行っているところが多くあります。介護の現場ではなかなか忙しくて会社全体では時間が取れないかも知れませんが、休み時間の5分ほど行うだけでも違います。
ぜひ時間を見つけてやってみてください。