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40代からの介護施設での働き方について

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介護業務においてよく相談を受けることが、「中高年からの介護施設での働き方」になります。

介護未経験として介護業界に飛び込まれた方も、以前介護の経験があって介護業界に復帰された方であっても、なかなか業務量の多さや人間関係などに悩まれている人が多いようです。

他業種から介護業界で頑張っていこうと決意されているのでしょう、あるいは介護職員として介護業界に復帰して、これから何十年も介護職員一筋で頑張っていこうとされているのだと思います。

しかし実際、介護現場で働いてみると、介護現場の雰囲気などが自分に合わず、戸惑っておられる方が少なくありません。特に特別養護老人ホームなどの介護施設でしたら働いている介護職員が比較的若い人が多く、内気な性格の中高年の方でしたら、なかなか周りの職員と馴染むことができないでおられます。年下のスタッフに業務について指導を受けることは仕方がないこととはいえ、気を使ってしまって緊張してしまうのかもしれません。

一生懸命頑張ろうとすると空回りになり、年下の先輩や上司に業務を見られていると思うと、普段しないような業務上のミスをおかしたり、業務において無駄な動きをしてしまったり、緊張が故のミスもおかしてしまう人もおられるようです。

利用者である高齢者とコミュニケーションを図ることは抵抗がないのに、職員との関係を上手に構築することができず、悩んでおられる方がおられます。

そのような調子で働き続けていると、いつまでたっても介護業務を把握することができず、うまく仕事の疲れやストレスを解消することもできません。さらに酷くなると、「退職した方がいいのだろうか」と悲観的な考え方をしてしまいがちになります。

そのようなことがないように、中高年の方が介護職員として、やりがいを持って働き続けていくためにはどのようなところに注意していけばよいのかアドバイスをしたいと思います。

自分に適正な介護サービスや介護サービス事業所を選ぶ

これから介護業界に踏み込もうと検討されている中高年の方でしたら、介護業界で頑張っていこうという気持ちは大切ですが、まずその気持ちが空回りしないように、自分にとって適切な介護サービスや自分にとって働きやすい介護サービス事業所を選ぶ必要があります。初めて介護業界で働く中高年の方でしたら、特にこれは重要なことです。

他の業種で働いておられて、中高年になって介護職員として働いていこうということは恐らく並々ならぬ決意だろうと思います。その決意はもちろん大事なことですが、その気持ちで自分自身を見失わないようにして頂きたいと思います。

冒頭にも申しましたが、介護業務をなかなか覚えることができず、年下の職員に指導され、身体の疲れも取れずに退職を決意される方は少なくありません。そのためにはまず自分自身の適正を知ることが重要です。

老人ホームなどの介護施設で働く場合は、比較的若い職員が多い介護施設が多いと思います。そのために、若い職員に指導されることが抵抗のある方は避ける方がいいのかもしれません。ただし施設の考え方などによっても違いますので、どのような職員が多いのかは訪ねてみることが良いでしょう。

また介護施設で働く場合、特に正職員での雇用ということであれば、夜勤や早出などの変則勤務は付き物であると理解しておきましょう。中高年の方が介護施設で働きはじめて最初のうちは、介護業務がなかなか覚えられないことに加え、変則勤務によって介護業務での疲れが取れないといったことに陥ってしまい、退職を余儀なくされるという方も少なくありません。業務が慣れてきた頃には、必ず変則勤務が入っていきますので、体力的に自信があるという方でも中高年の方でしたら、相当厳しい仕事であることは肝に命じておく必要があります。

夜間の仕事を避けたいということであれば、ディサービスなど日中だけの介護サービスも多くありますので、検討すれば良いでしょう。身体的な負担が減ると、その分、介護業務に力をそそぐことができます。

老人ホームでの業務量は特に多いことを理解しておきましょう。まず1日の流れを掴むだけでもとても大変で、利用者も一人一人違いますので、個別の対応をするには利用者のこともしっかりと覚えなければ業務ができません。

お年寄りと毎日を楽しく過ごすなどと考えていると、理想と現実のギャップに苦しむことにもなりますので、人のお世話をする仕事はそれほど甘い仕事ではないと理解しておきましょう。

ただ訪問介護(ヘルパー)など一人の高齢者に対して集中して介護業務を行うことのできる介護サービスもあります。訪問入浴、介護タクシーなど様々な介護サービスがありますので、よく検討するのがいいでしょう。

車両の運転が得意なら、介護タクシーやディサービスでの送迎などにおいて、自分の力を発揮することも可能です。

もちろん介護業務は大変なお仕事ではありますが、大変感謝されるお仕事ですし、やりがいのある仕事です。大変なことを承知で飛び込んで、しっかりと頑張っておられる中高年の方もたくさんおられます。自分自身の適正をしっかりと考えて介護業界への転職を目指していただきたいと思います。

中高年からの介護業界での働き方

特に他業種から転職されてきた人でしたら、なかなか介護業務という特殊な仕事に慣れることだけでも大変だと思います。

しかし介護現場では、はやく介護業務に慣れて、一人立ちした業務をしてもらいたいと考えていますし、なかなかいつまでも手取り足取り指導してもらえるという状況にはならないのかもしれません。

とても基本的なことですが、介護業務を行う際は、ペンとメモ帳を持って仕事をする癖を付けておきましょう。自分の行った業務の手順など、しっかりとメモをしておかねば、一度聞いただけでは絶対に覚えることができません。また覚え違いなどがあると、利用者に対して迷惑をかけることにもなりますので、必ずメモを取るようにしなければなりません。

さらに大事なことは、このメモを取りっぱなしにしてはいけません。恐らく業務中にメモしたことは、膨大な量になってきますので、後で調べたいときに、どこにメモしたのかわからなくなってしまいます。

ですので、業務中にとったメモは、その日に帰宅してからでもゆっくりと整理することが大事です。介護業務には様々なものがあって、毎日のスケジュールで行っている業務、週毎に行っている業務、その利用者にのみ行っている業務、月毎に行っている業務などがあると思います。

自分の行った介護業務がどのような内容であったか整理して理解しておく必要があります。その日の時間の流れや一週間の業務の流れ、一ヶ月での業務の流れなどで整理すると、業務を効率よく覚えることができます。

最後に

この記事は、中高年の方に対して介護業務を否定しているものではありません。

むしろ介護業界は、中高年の社会を多く経験された人を多く求めているのです。

しかし介護現場では実際、なかなかみなさんに付きっきりで指導するような余裕がないのが事実です。

そういった介護業界のデメリットも理解した上で転職されるとしたら、きっとうまく現場に溶け込むことができるのではないかと思います。

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