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訪問介護と施設介護って何が違うの!?同じ事と違う事まとめ!

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介護者として頑張られているご家族様や介護の資格を取ったばかりの方、介護職に就いたばかりの方によく訪ねられる質問があります。

それは「自宅での介護と施設での介護って何が違うの?」というもの。

感覚的に何となく分かっているようで実際のところはよく分からない、自宅で行う介護(訪問介護)と施設で行う介護(施設介護)の違いについてご説明致します!

施設は自宅での生活をどこまで再現できるのか!?

介護サービスは居宅サービスと施設サービスに大きく分けることができます。

そして、訪問介護(在宅介護)は居宅サービスに、施設介護は施設サービスに含まれます。

施設の種類によって提供される介護サービス名は異なりますが、ここでは自宅での生活との違いを分かりやすく説明するために一括りで施設介護と表現することにします。

施設介護の目指すべき目標は『自宅と同じ環境の提供』であり、全ての介護施設は利用者様一人ひとりが自分らしい生活を送ることが出来るように全力を尽くしています。

ですが、自宅と全く変わらない生活を提供しようと努力しても、実現するのが難しいこともたくさんあります。

実際の現場において発生しがちな生活環境の違いには次のようなものがあります。

・生活リズム(起床時間、就寝時間、日中の服装、食事時間、入浴時間、入浴頻度など)
・食事内容(食材に対する好き嫌い、偏食や強いこだわりへの対応、アルコール類など)
・人間関係(関わりたくない方との関係を拒否できない、職員や他の利用者様との出会い)
・余暇時間の使い方(全員参加のレクリエーション、昼寝の禁止など)

病気や障害によって介護が必要となったからといって色々なものを諦めることなく、これまで当たり前のように過ごしてきた日々を取り戻せるように援助していくという考えの下、訪問介護では食事内容や生活内容について主治医から特別指導を受けていない限り、介護保険適用となる一般常識の範囲で自由に生活を営むことができます。

しかし、施設介護の場合は共同生活という関係上どうしても個人の希望が叶いにくい部分があります。

だからこそ、介護士は施設方針に従いながら少しでも自分らしい生活を営むことのできる環境を提供できるように創意工夫を重ね続けなければならないのです。

訪問介護と施設介護はどちらも重要なサービス

手すりやエレベーターなどの生活環境や補助具等における選択肢の幅といった違いこそあるものの、身体介護の技術そのものに関していえば訪問介護にも施設介護にも大きな違いはありません。

また、自宅と同環境を構築することが難しい施設での生活が在宅生活に比べて劣っているかといえば決してそんなことはなく、障害や病気の具合により介護職員が常に側に居る環境が望ましい方や、自宅にて一人で過ごすことに恐怖や不安を感じる方にとっては施設の方が安心感して自分らしい生活が送れるという場合もあります。

私達介護士は、訪問介護を提供する際には『少しでも長く今の生活を続けていけるサポート』を、施設介護を提供する際には『少しでも自宅での生活に近づけるためのサポート』を行いながら、その人の望む生き方を実現させるためのあらゆる努力を行う必要があるのです。

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