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転職を決意する前に行わねばならない自己覚知とは

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現在、介護業界にて就業されている方も、異業種で働いておられる方も転職を決意される瞬間というものがあります。

例えば何かの瞬間に自分の中にある糸のようなものが「プチッ」って切れてしまった瞬間。

「もうだめだ・・・」と思って転職を決意してしまいます。 現在の業務に不満を抱いている人であれば、そのような状況はあるでしょうし、そのような状況で実際に転職に踏み切ったという人も少なくはないでしょう。

ここでは、現在介護業界に就業されている方で、転職を考えておられる方のために大事なポイントについてお伝えしていきたいと思います。

退職を後悔してしまうパターンとは

というのも、転職は考えようによっては簡単に行う事ができます。
基本的には、管理者など自分の上司に退職の意を伝えるだけで完了します。

上司などとの話し合いの中で退職が決まるという方もおられると思いますが、転職というものはまず退職の意思を決意するところからスタートするものではないかと思います。

ただ、よくあることが退職や転職を後悔するパターン。

退職する時や転職の際には、新しい希望に満ち溢れている状態かもしれませんが、転職して自分のおもうような介護サービス事業所であったり、自分のやりたかった介護業務ではなかった場合、あるいは人間関係の悪さや転職先に対する不満などが見えてしまった場合、「前にいた介護サービス事業所の方が良かった」と思ってしまった人は少なくないと思います。

私が思うに、このような状況が起きてしまう事は、転職において最も悲しい事ではないかと思います。こういう事態にならないような転職活動を行わねばなりません。

そのために必要な事はまず自己覚知であると言っていいかと思います。

では、自己覚知とは何なのでしょうか。

説明して、実際にどのように退職・転職を進めていけば良いか考えたいと思います。

自己覚知とは

私たちは、人の事をよく見ています。

特に人と人とのつながりにおいて言いますと、人の良い部分ではなく、人の悪い部分についてよく目が付くのではないでしょうか。

例えば人間関係において「自分ならばこうするのに」とか「自分だったらあんなこと言わないのに」という事が起きることは、日常的に珍しい事ではないと思います。

そんな場面に遭遇したら、ひょっとして「もうあの人には関わらないでおこう」とか「あの人は信用できない」と思ってしまうかもしれません。

しかし逆に自分自身を見つめてみれば、人に対してそのような不快な事をしているかもしれません。人に対して厳しい目で見てしまう部分が、実は自分も同じような事をしているという事があるかと思います。

それは何も意識的な事ばかりではありません。

人に対する不快な事を無意識の間にしてしまっている可能性もあります。例えば人が嫌な顔をする瞬間に遭遇したことがあると思います。

こちらから何かしら声をかけて、その相手に嫌な顔をされたら、こちらとしてはとても嫌な気分になると思います。

しかしよくよく考えてみれば、嫌な顔を意識的にしている人は、それほど多くないのではないでしょうか。

嫌な顔をするつもりはなかったが、結果的に嫌な事が顔に出てしまったというのが本音ではないでしょうか。

でもその自分にとって嫌な話をされて嫌な顔をしてしまうという悪習慣に自分自身が気付けたとしたら、次に同じような話をされたとしても嫌な顔を出さずに冷静に受け止めることができるのかもしれません。

自己覚知とは、「自分を知る事」を言います。

自分自身は自分の事を一番よく知っていると思いがちですが、実は知らない事がとても多く、人に指摘されて初めて知ったという事も少なくないのです。

でも指摘してくれる人が周りにいないとしたら・・・。やはり自分自身で自分の悪い癖は理解しておいた方が良いと思います。

退職を意識した時に自己覚知を応用する

何かに嫌になったら、もうとことん嫌になるという人がいます。

例えば現在働いている介護サービス事業所の事が嫌で嫌でたまらなくなった場合に、もう耐えきれずにすぐに辞めてしまう、という方はおられるでしょう。

そこまでではなくとも、何か嫌な事があったり、嫌な事を知ってしまった事などで、自分の気持ちの中でそれがどんどん大きくなり、いつの間にか退職を決意するという方は多いのではないでしょうか。

その嫌な事があった場合や嫌な事を知ってしまった場合には、自分自身で考え込んだり、自分自身を追い詰めてしまうといった人であれば、やはりそのような自分自身を知る「自己覚知」が必要になってくるのです。

どんな困難な事が起きようとも、冷静に判断ができる自分でいることができるからです。

何かしら起きた時でも、冷静に物事を判断できるようになれば、それが本当に退職するに値する事か、退職せずに留まって頑張って働き続けるべきか、見分けることができるのです。

自己覚知ができない人というのは、自分自身が冷静に判断していると思っているものの、自分の感情に左右されて行動している人が大半なのです。

いつまでも感情に左右されているようでは、良い職場に巡り合う事は困難です。

どんなに良い職場であっても、完璧なところを見つけるのは困難で、どんな職場であってもウィークポイントというものは存在するからです。

そのウィークポイントが本当に自分にとって問題のある部分でしたら、退職・転職の判断材料として良いのかもしれませんが、そうでないとしたらやはり冷静に転職した時のリスクなどと総合的に比較してみることが良いかと思います。

自己覚知ができない人は介護サービスのレベルも低い

自己覚知は本来、コミュニケーション技術において必要なものであると知られています。

介護業務というものは、コミュニケーションによる信頼の上に成り立っているものですから、自己覚知ができないようでは、介護職員として介護業務を行う事に不都合になるでしょう。

コミュニケーションは人と人との間でメッセージのやり取りを行う事を言います。

コミュニケーションの積み重ねで、信頼を構築しています。

みなさんも信頼している人というのは、それなりな時間や回数などをかけてきていると思います。

友人であっても、信頼できる友人というのは、時間をかけてその人を理解した上で信頼を築けたのだと思います。

お互いに信頼できたというのは、やはり相手も自分自身に対して嫌な事をすることはなかったでしょうし、自分自身も相手に対して嫌な事をする事はなかったのでしょう。

これは自己覚知を知らず知らずに意識していた成果だと思います。

意識的にお互いが嫌な事をせずにいようとしていたからです。

自己覚知をそれほど仲良くない人に対してできないとしたら、介護業務なんてやはり成り立たないと言えると思いませんか。

職場が嫌になったら自己覚知をしてみる

自己覚知により自分自身を見つめなおすという謙虚な気持ちがあれば、冷静に判断できるようになります。

ひょっとして今自分自身が嫌だと思っている事は、単なる自分のわがままではないのだろうか、ほかの介護事業所ならばもっと厳しいのかも知れない、人間関係は自分自身の関わり方がまずいからではないのだろうかと、冷静に判断できれば退職ではなくて、自分を磨くことが必要なのだと気付く事になるかも知れないという事です。

まずは深呼吸をしてみて、信頼できる人に相談してみましょう。

それは同じ職場の人でなくても良いでしょう。もちろん信頼できる人がいるならば、同じ職場の人の方が分かりやすいと思います。

悩みを誰かに打ち明けることで、人間はカタルシス効果があると言われています。

カタルシス効果とは、悩みが解決していなくとも言葉に出して相談することで満足感が得られる事を言います。

悩みを打ち明けて、気持ちが楽になったという経験を誰しも持っていると思います。

そんな中で冷静になれて、自己覚知ができるようななれば良いのではないかと思います。

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