認知症・介護

認知症患者の昼夜逆転を治す方法とは!?原因と対策をご紹介!

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昼夜逆転とは、日中に眠たくなり夜間に覚醒してしまうという自律神経失調症の1症状です。

しかし、自律神経に問題を抱えていなくても認知症を患っている場合には昼夜逆転を起こしてしまうことがあります。

夜中に宛てもなく室内を歩き回り、大声で助けを求めたり玄関から外へ出ようとするなど様々なトラブルに発展することが多い認知症患者の昼夜逆転。

その原因と対策を正しく学び、利用者様の心と身体をしっかり守ってあげましょう!

 

不安感情が認知症患者の生活を昼夜逆転させてしまう

 

一般的な昼夜逆転と認知症患者の方の昼夜逆転は多くの部分で異なります。

そのため、認知症に対する正しい認識を身に付けなければ認知症患者の方の昼夜逆転を改善することはできません。

認知症患者が様々な問題行動を起こしてしまう理由、それは『不安』です。

 

  • 人の名前が分からない(目の前に居る人が誰か分からない)
  • 場所の名前が分からない(今居る場所がどこか分からない)
  • 日時が分からない(今日が何日か、今が何時か分からない)
  • するべき事が分からない(どんな行動を取ることが正しいのか、何をしなければならないのかが分からない)

 

そのような不安を解消しようと、認知症患者の方は思いつくあらゆる手段を試します。

それが、自分が知りたい情報を知っている人を探して助けを求めるための大声だったり、危険を回避するために今の場所を離れようと出口を求めて探し回る徘徊だったりするのです。

 

次に昼夜逆転に対する理解を深めていきましょう。

一般的に昼夜逆転を解消するための方法として以下のようなことが挙げられます。

 

  • 体内時計を整えるために朝日をしっかりと浴びる
  • 日中に運動などを行い、程よい疲労感を感じておく
  • 脳が興奮すると寝付きにくくなるため、寝る直前までテレビを見たり騒いだりしない
  • 寝付けなくても布団の中で目を閉じて過ごす

 

この対策方法を認知症患者に『不安』を与えないように実践すると次のようになります。

 

  • 「おはようございます」という声掛けから始まり、「今日もいい天気ですよ」や「今日は雨が降っていますね」などの会話を行いながら外の景色を一緒に眺める
  • 無理強いすることなく、本人が心から楽しめる形で運動やレクリエーションを行う
  • 施設介護の場合、「家には帰れませんよ」や「もう外は真っ暗ですよ」などの不安を煽る表現ではなく、「○○さんがゆっくり日頃の疲れを落とせるように家族様が宿を取って下さっていますよ」など前向きに納得できるような表現を行う
  • 「夜だから寝るのが当たり前」という対応ではなく「夜なのに眠れないことってありますよね」と一旦受け入れることによって、利用者様にも今が夜だということを少しずつ受け入れてもらう

 

このように、認知症患者の方が色んなことに対して不安を感じていることを理解するだけで対処方法は大きく変化します。

『あなたの言葉や考えを全面的に受け入れたいと思っています』という感情により柔らかくなった声や表情は、認知症患者様の緊張や不安を解消してくれることでしょう。

 

介護側の心をリセットすることで生活リズムもリセットしよう!

 

昼夜逆転はご本人様だけでなく、家族や周りに居る人たちの睡眠時間も奪ってしまいます。

夜間の対応に追われて疲れ果て、睡眠不足の介護者を尻目に椅子やベッドで眠っている認知症患者様の姿を見て腹を立ててしまうこともあるでしょう。

しかし、その行動は更なる混乱や不安を招く引き金をなりかねません。

一日も早く平穏な夜を取り戻すためにも、正しい知識と技術を持って冷静に向き合える介護士を目指しましょう!

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