ホームヘルパーに出来ることと出来ないことを学んで適切なサービス提供を

訪問介護のサービス

ホームヘルパー(訪問介護員)は身体障害や認知症の症状によって日常生活に困難を感じるようになった高齢者の自宅での生活をサポートする頼れる存在です。

また、閉じた空間で同じ時間を共有することによって信頼関係が生まれやすいといった特徴があります。

それゆえ、ホームヘルパーは他の介護サービスに比べて禁止行為に関するトラブルも比較的多く、介護サービス内容の周知徹底や意識改革による提供内容の均一化が強く求められています。

知らないうちにトラブルに巻き込まれてしまっていたということが無いよう、正しい知識を付けて適切なサービスを提供できる介護士を目指しましょう!

ヘルパーの禁止行為は想像以上に多い!

ホームヘルパーが行ってはいけない行為の一例として以下のようなものがあります。

  • 利用者様不在の状態でのサービス提供
  • 医療行為(薬を飲ませる、自己判断による服用量の調整など)
  • 金品を受け取る(金額の大小に関わらず一切禁止)
  • 個人情報の流出(別の利用者様に関する会話など)
  • ヘルパーが運転する乗り物に利用者様を同乗させる
  • 同居家族に対するサービス提供(家族分を含めた調理や共有している部屋の掃除など)
  • 庭の草むしりや植木の手入れ
  • ペットに関する一切の世話(エサやり、散歩など)
  • おせちやお祝いなど手の込んだ特別料理の提供
  • 家具の移動や生活用品の修理
  • 手紙や年賀状の代筆
  • 大掃除(必要以上に細かな部分やベランダの掃除、廊下や居室のワックスがけなど)
  • 日常的ではない場所への付き添い介助(娯楽施設やデパートなど)

禁止行為のあまりの多さに驚きを隠せない方もおられるのではないでしょうか?

しかし、「全て覚える自信がない」と不安を感じる必要はありません。

『介護サービスを提供する上でヘルパーが自己判断を行う場面は買い物と調理だけ』

『ケアプランと訪問介護計画書に沿ってサービスを提供する』

『利用者様以外が関わるものはほぼ全てが禁止行為である』

『非日常的な行為のほぼ全てが禁止行為である』

上記4点をしっかりと心掛けるだけで、知らないうちに禁止行為を行ってしまっていたという失敗は防げます。

特に訪問介護計画書はヘルパーが利用者様宅で行うことができる(行わなければいけない)行動の全てがまとめてある重要な書類なのでしっかりと目を通しておきましょう。

情に流されることなく冷静な判断を

訪問先で利用者様や家族様から訪問介護計画書にない作業をお願いされることは少なくありません。

しかし、「これくらいならしてあげても良いのでは」と勝手に判断して追加サービスを提供することは絶対にあってはなりません。

要望を聞いた上で明らかにヘルパーが行えない内容であれば事情を説明して丁寧にお断りし、ヘルパーが行える内容であったり判断に悩んだ場合には担当のサービス提供責任者や上司に報告した上で指示を仰ぎましょう。

ホームヘルパーは決められた時間内に決められたサービスを提供するため訪問しています。

介護サービスの適切な提供が結果として利用者様の生活もヘルパーの生活も守ることをしっかりと理解し、柔軟かつ的確なサービス提供を行える素晴らしいホームヘルパーを目指してくださいね!