高齢者を熱中症から救え!原因と予防方法、対処方法まとめ

高齢者の熱中症対策は

毎年、暑い季節になると話題に上るのが熱中症による死亡事故。

熱中症が高齢者にとって恐ろしい病気であるというイメージは十分に浸透していますが、その原因や予防方法、対処方法について正しく把握している介護士は決して多くありません。

高齢者を熱中症から守るために必要な情報を分かりやすくまとめてお伝えします!

熱中症の原因と予防方法

まずは熱中症と高齢者の関係についてデータを参考に学んでいきましょう。

救急搬送される人の年齢別割合については各都道府県や市町村が個別にまとめて発表を出していますが、そのいずれにおいても高齢者の割合は約半数(40~60%)となっております。

しかし、熱中症による志望者の年齢別データでは全体の8割が60歳以上となっており、死亡事故が高齢者層に集中していることが明白なのです。

このように熱中症は高齢者の生活や健康と密接な関係性を持っています。

しかし、私たちは熱中症についてまだまだ知らないことがたくさんあるのです。

例えば熱中症にかかってしまう場所について。

熱中症といえば炎天下で太陽に照らされ続けてかかってしまうイメージがありますが、熱中症患者の約4割は屋内で発症しているのです。

また、熱中症による死亡事故の発生時刻についても先入観と現実に大きな差異があります。

太陽が一番高く上り、ギラギラと照らしつける12時前後が最も熱中症になりやすそうなイメージがありますが、実際には15~16時台に最も死亡事故が発生しているのです。

このような現実とのズレが生まれている背景には、熱中症に対する知識不足や誤解があります。

熱中症とは高温多湿が原因で起きる体調不良であり、屋外であろうと屋内であろうと蒸し暑い場所であれば同じように発生します。

太陽光によって体調不良を起こす病気は日射病ですので、熱中症と混同しないように注意しましょう。

熱中症を予防する大きなポイントは2つ。

それが体温の上昇防止と十分な水分補給です。

汗をしっかりと吸収する肌着を着用し、必要に応じて着替えることによって体温の蓄積を防ぐことができます。

また、定期的に窓を開けて空気を循環させたりカーテンで日差しを遮ることによって、室内の気温や湿度の上昇を防ぐことができます。

水分はまとめて大量に飲むよりもこまめに少しずつ飲む方が効果的なため、昼食と夕食の中間である15時前後に水分を補給する時間を設けて意識的に摂取するように心掛けると良いでしょう。

対処方法を知ることで冷静な判断が行える

どれだけ予防したとしても、熱中症を完全に防げるわけではありません。

もしも眩暈(めまい)や立ちくらみ、頭痛や吐き気、脱力感などの症状が発生した場合には、すぐに涼しい場所へと移動し、体が楽になるように衣服を緩め、体を冷やしながら速やかに水分と塩分を摂取しましょう。

また、意識が無い場合や痙攣(けいれん)を起こしている場合には躊躇することなく救急車を要請しましょう。

高齢者の生活を支え、援助を行う私たちだからこそ気付けることやサポートできることがたくさんあります。

利用者様の生活の質をキープするためにも、熱中症予防と初期対応に全力を注ぎましょう!