認知症・介護

夕暮れ症候群って何!?その症状と対処方法をご紹介!

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認知症の方と関わりを持っているとよく耳にする言葉があります。

それが「家に帰ります」や「そろそろ行かないと!」といった帰宅願望。

日中や深夜にも帰宅願望は起こりますが、特に多いのが夕方から就寝にかけての時間帯ですよね。

夕暮れ症候群といわれる様々な言動とその対処方法についてご紹介していきます!

自宅に居るのに「帰りたい!」一体なぜ!?

夕暮れ症候群はたそがれ症候群とも呼ばれており、症候群という言葉が使われているように何か特定の症状だけを指した言葉ではありません。

  • 帰宅願望を訴える
  • スタッフや家族を探し続ける
  • 何をするわけでもないけれど、ソワソワしてしまう
  • 急に不機嫌になり怒りっぽくなる
  • 大声を上げる
  • 突然泣き出してしまう

このように様々な言動を引き起こすものが夕暮れ症候群なのですが、そのメカニズムはどのようになっているのでしょうか。

人の身体には体内時計というものが存在し、無意識の内に一日の流れを理解するようになっています。

また、人によっては窓越しに見える夕焼け空や夜景で夜が訪れることを把握することもあります。

夜になったら自宅に帰って眠りにつく、これは至って当然のことですよね。

そのため、今居る場所が例え自宅であったとしても、利用者様本人の中に自宅であるという自覚がなければ、暗くなる前に帰宅しなければいけないという感情が働き、帰りたいという主張を行うのです。

その時に「ここがあなたの家だって何度も言っているでしょ」「あなたはここから帰れないの」などの否定的な言葉を強く浴びせてしまうと、『この人は私の敵だ、この人に捕まってしまうといつまでも家に帰れなくなる』という想いが生まれ、結果として更に状況を悪化させることになるでしょう。

  • 帰宅願望を訴える(素直に帰りたい気持ちを伝える)
  • スタッフや家族を探し続ける(帰るのを手伝ってくれる人を探す)
  • 何をするわけでもないけれど、ソワソワしてしまう(どうしたら帰れるのかが分からない)
  • 急に不機嫌になり怒りっぽくなる(帰ることを妨害されることで怒りを覚える)
  • 大声を上げる(強く訴えなければ帰れないと危機感を感じる)
  • 突然泣き出してしまう(帰らせてもらえない状況を嘆く)

このように補足を付けることで、利用者様がなぜ戸惑い、怒り、悲しむのかが理解できるのではないでしょうか。

その言動に至った理由を理解してあげることこそが、状況改善の第一歩なのです!

家に帰りたいという当然の感情を理解するだけで対応は変えられる!

  • 今居る場所が自宅であると感じられるようにしてあげる
  • 今居る場所が自宅ではないが、自分にとって安らぐ場所であると感じさせてあげる
  • 夕暮れ症候群になるきっかけを減らす(楽しい気分を保ってあげる、カーテンを早めに閉めるなど)

利用者様を落ち着かせてあげるには上記のような方法が有効です。

笑顔と優しい声掛けは、移乗や食事介助、オムツ交換など全ての介護技術に応用できる最高の技術だと思います。

ぜひこの機会に心休まる応対技術を身につけ、利用者様の喜びも悲しみも全て包み込んであげられる介護士になりましょう!

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