転職・就職

介護の仕事に転職する理由

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介護の仕事

介護職への転職を希望する動機とは

現在ではすっかり定着した介護という仕事です。他の一般的な職種と並んで、新卒の就職先としても選択されています。

そんな介護職への転職を考える時、その理由と背景を少し考えてみましょう。

介護職への転職理由とは

色々な事情を元に「介護職への転職をした際の理由」を訪ねたデータがあります。その中身を見てみると、、、
・人の役に立ちたいから
・仕事が安定している、無くならない
・親族の介護をきっかけに興味があった
・自分も将来介護される側になるから

といったものでした。それぞれの背景を紐解いてみます。

人の役に立ちたい

介護を目指す大前提としての「定義」みたいなものとも言えます。これなくして介護は出来ないと言ってもいいかもしれません。

誰かが必ずやらなくてはならない仕事である介護です。介護の実情として、現時点では今後も減る傾向にある介護従事者ですが、誰も知らん顔では前に進みません。

仕事が安定している、無くならないから

収入を期待するのは難しい介護という仕事です。ですが、利益追求で結果としてその仕事を失う業種は沢山あります。

中長期的な考え方として、継続して安定的に出来る仕事と考える方もいらっしゃるようですし、現時点で今後の高齢化を考えると間違いではありません。

親族の介護をきっかけに興味を持った

対価が発生せずに家族介護をするというのは、本当に難儀な事です。

親身になった「親族の介護」で得たその想いを無駄にしたくないという想いから、この仕事を選択する方も少なくありません。

プロとしての介護を目指す、そういった気持ちの表れとも言えるでしょう。

自分も将来介護される側になるから

興味を持ったという理由と似ていますが、その「責務感」から来るものが大きいようです。社会への恩返しを先にしておこうという考えです。

やはり誰も避けて通れない介護を自ら選択するというのは、いざという時の知識としても備えになります。

最後に

介護は個人の問題だけではなく、国全体の課題となりました。反面、介護従事者の処遇は改善される傾向にあるとは言えません。

3K労働と言われた時代から何か変わったのか?国が主導していても、結果として何も変わっていないのではないか?色々な意見があります。

そんな介護職だからこそ、転職して尽力したいという人が増えているのも事実です。ですが、介護離職者も止まる傾向にありません。

理由はどうあれ、その「興味となる理由」を無駄にしない事が日本の介護の将来を支えていく事は間違いではありません。

福祉のその意味をもう一度、まずは国が考えそれに同調する人が増えてくれる事が急務と言えるでしょう。

本当はどうなの?介護士の気になる給料事情

稼げない仕事といえば誰もが介護士を思い浮べるほど、もはや介護士は低賃金労働者の代名詞となりました。

また、介護士はきつい、汚い、給料が安いという3Kの代表格として、避けられがちな職業でもあります。

しかし、ここで一つの疑問が湧きます。

一般的に、誰もやりたがらない仕事ほど労働力を確保する必要があるため給料が高いもの。その理論に従えば、誰もやりたがらない介護士はそれなりに稼げる職業のはずです。

それにも関わらず、なぜ介護士は稼げないと言われているのでしょうか。実際に介護士の給料はいくらなのか、検証していきます。

介護士の平均給与

厚生労働省の統計によると、介護職員処遇改善加算の届け出をしている事業所の、常勤の介護職員の給与は月額289,780円です。

これは、基本給に加え4月から9月の手当や一時金を含む金額を6等分した金額です。

単純にこの平均額に12を掛けると、

289,780×12=3,477,360

賞与を除く年間の給与額は約350万円となりました。

ひと月30万円近い給与はいうほど悪くない気もしますが、残念ながらこれは手取りではありません。

この額から所得税、住民税、社会保険等諸々が引かれていくきます。施設により退職積立金や親睦会費なども引かれていくため、実際に支払われる金額は20万円ちょっとでしょうか。

総務省の家計調査では、1世帯あたりの住居費を除く平均消費支出はおよそ20万円のため、食費に水道光熱費、通信費や交際費、被服費など、月々にかかる出費を考慮すると、それほど余裕のある金額ではありません。

子供がいれば、医療費の負担はないにしても、塾や習い事などの出費もありますし、居住地によっては車が必須の地域もあるため、加えて維持費や燃料代などがかかります。

これでは、賞与がなければ生活していくのがやっと、という印象です。

独身の場合、実家暮らしや友人とのルームシェアをして住居費の支出を抑える必要があり、家族がいる場合は、この金額だけで生活していくことは考えられず、共働きや親の援助に期待しなければなりません。

家庭の状況によっては、副業や転職も考える必要があるでしょう。

この金額は、あくまでも常勤の介護職員全体の平均月額から算出したものであり、これをもって介護士の給料に対する評価は出来ません。

所有資格や勤続年数により、同じ介護士でも給与に大きな差があることが考えられるからです。

ここから、さらに資格別に見ていきます。

介護士所有資格別の平均給与

厚生労働省のホームページに、介護士の資格別の平均給与額が掲載されています。

それによると、介護福祉士は全体の平均よりも高い302,550円です。これを年収に直すと3,630,630円です。

同様に計算すると、旧ヘルパー1級に該当する実務者研修では月額285,310円で年間3,423,720円、旧ヘルパー2級に該当する介護職員初任者研修では月額273,970円で年間3,287,640円となりました。

もっとも低い保有資格なしでは、月額255,220円で年間3,062,640円と、所有資格通りの順当な結果が出ました。

平均勤続年数は、介護福祉士で約8年、実務者研修で約7年、介護職員初任者研修で約6年、資格保有なしで約4年です。

わずかながら年々増加傾向にあるようですが、一般的な認識の通り、やはり介護士の給料は低いと言わざるを得ません。

試しに、同じく厚生労働省の統計の中から、他業種の給与額を見てみると、男性では医師が910万円と最も高く、女性では薬剤師の355万円がトップでした。

上を見ればきりがありませんし、両者とも難関を突破した国家資格であり、単純に比較することは出来ませんが、介護士の給料は際立って低いように思えます。何故でしょうか。

介護士の給料が低い理由とは

介護士の給料が低い背景には、財政難による介護報酬の引き下げがあるようです。

高齢者の介護は、本人負担は1割で、残りの9割は国や自治体が負担しています。しかし、財政難から介護事業者の請求に対する介護報酬の引き下げが行なわれたことにより、介護事業者は本来提供していた介護サービスよりも、もっと低い額で提供しなければならなくなりました。

当然、国や自治体の負担は減りますが、介護事業者の利益も減ります。

つまり、いくら介護士の賃金を上げたくても、介護事業者に資力がなければ不可能だということになります。「無い袖は振れない」ということです。

日本は現在、4人に1人が高齢者といわれる高齢化社会に突入しています。2035年には、3人に1人が高齢者になるという試算もあります。

その超高齢化社会の到来に備えて、介護業界は優秀な人材の流出を防ぎ、さらなる人材の確保・育成を行っていかなければなりません。

介護従事者のモチベーションを維持し、質の高い介護サービスを提供するためには、ある程度の給料が保証されている必要があります。

利用者の負担を増やすのか、介護報酬を上げるのか、それとも在宅介護の拡充を図るのか、早急な対策が待たれます。

 

これから介護士になろうしている皆さんに知って貰いたいこと

皆さんがイメージする介護士の仕事のはどんなものでしょうか?
やりがいを感じる、高齢者と沢山関わる事ができ、経験を積むほど知識も増えるのが楽しいと感じる事など色々あると思います。

逆に賃金が安い、想像するより重労働というマイナスイメージもあります。

今の日本は高齢者の増加、福祉を志す若者の減少など様々な問題があります。

福祉の現場は想像よりも責任重大で重労働だと思います。

しかし、働くなかで高齢者と充実した楽しい毎日を過ごす事もできるはずです。

これから介護士として働こうとしている皆さんに少しでも知って欲しい事をお伝えしていきます。

労働時間や内容について

ほとんどの福祉施設は日勤、夜勤、早番、遅番と分かれています。
もちろん、このパターンだけではありません。夜勤専門の介護士がいる場所もあります。

夜勤スタッフと早番スタッフが協力して起床、朝食の介助を行う場合が多いです。
日勤スタッフは日中の介助やレクリエーションを行ったりします。

もちろん福祉施設により細かく様々な役割分担があります。

欠かすことのできない入浴、食事介助、移動介助などどれも事故やミスに気をつけなければなりません。
少しの油断が思わぬ事故に繋がります。

介助している高齢者がどんな人でどんな行動をとる方なのかを日々観察していく必要があります。

気づいたことは上司に相談し、連絡を密にしていく事が大切です。

日中、ただ過ごすだけでなくレクリエーションを行う事もあります。レクリエーション内容は手や足を動かす運動のような物、頭を使う物など高齢者の方に刺激になるようなレクを考えます。

入浴介助が一番大変だと言う方もいます。暑いなか、清潔を保つために丁寧に洗います。
入浴介助では服に隠れて見えないような傷などがないかも確認します。

1日の中で休む時間もなく、常に動いているのが介護士です。
食事もゆっくりとれない場合もあります。

他にも介護士は入所タイプの福祉施設だけでなく、在宅の方のヘルプサービスなども行えます。

人と関わり、援助するという事

介護士という仕事は高齢者とほぼ毎日関わります。高齢者と関わるなかで、歳上だという事を忘れがちになる場合があります。長い人生を生きている先輩です。

きちんと敬語をつかい、何を求めているのか理解しなければなりません。

高齢者の行動や言動から何を必要としているのか、察して援助します。言葉遣い一つで感じ方が変わり、傷つけたり不愉快な気持ちにさせてしまうかもしれません。それは介護士も同じで高齢者からの一言で傷つく事があるという事です。

人と関わるのは難しい事です。高齢者の方と信頼関係を築いていく努力をする事がとても大切です。
信頼関係ができれば、介護士の仕事はより楽しいものになると思います。

また、介護の現場は個人が頑張っても意味がありません。
周りの介護士とも協力しあい、支えあう事も大切です。

協力していく意識を持つだけで現場の雰囲気が変わり働きやすい環境になります。現場の雰囲気が良くなると自然と高齢者の方々とも関係がよくなります。

介護をする中で、高齢者の言っている意味がわかったり『ありがとう』と感謝の言葉を言われると介護士をしていてよかった。と感じる事ができます。

しかし、介護士の仕事をする中で精神を病んでしまう方がいるのも現実です。

重労働以外に精神的な負担も大きいという事です。高齢者の方々との関係、人の命を預かる責任感と重圧がのしかかります。
辛くなった時には上司に相談したりと人と関わる仕事だからこそ、周りの人に助けを求めましょう。

介護士を続けるには充実した毎日の裏側にある重圧も理解しなければなりません。

介護士の将来性と魅力

今の日本は高齢化率が世界レベルからみてもトップです。また、核家族化が進み祖父母と住む若者や子どもが少ないのが現実です。

そのような若者や子どもからすると高齢者とはどのような方なのか、とわからない部分が多くなっています。

若者が介護士になり、高齢者と接する事でいつか自分もなるという実感やどのような社会なら生活しやすいのかを考えるきっかけにもなると思います。

介護士に限らず福祉業界は人手不足です。人の命を預かる責任ある仕事は精神的にも辛い場面があります。辛い場面も人生経験の大切な一部です。

介護の現場は毎日が違います。同じ日はありません。高齢者から毎日新しい発見や知識を得る事で人間的にも成長する事ができる事でしょう。

もちろん出会いや別れもあるはずです。

援助や介助を通して生活を共にする事で自分を磨きスキルアップを目指しましょう。

自分を磨き『あの介護士さんが必要』と思われるような介護士になれるように頑張りましょう。

最後に‥

介護士の仕事は精神的にも肉体的にも大変です。しかし人と関わる事により知識を得たり、努力次第でどんどんスキルアップができる素晴らしい仕事です。

命を預かる現場では同じ日は1日もありません。充実した毎日を送ることができるはずです。

毎日笑顔で高齢者の方や入所者の方と関わり、周りと協力して素晴らしい介護士になって下さい。

 

介護職への就職や転職に最適なタイミングはいつ!?

「介護の仕事には興味があるけど、なかなか一歩目を踏み出せない」

「今の職場は自分に合わないと感じるけど、もう少し我慢してみるべきなのかな?」

介護の現場で長年働いていると、就職や転職のタイミングについての悩みをよく耳にします。

そんな悩みを解決するため、今回は介護職の就職転職事情について紹介致します!

介護事業所はいつだって新しい介護スタッフとの出会いを待っている

まずは就職タイミングから考えてみましょう。

多くの会社では一般的には他の職種と同じように4~5月が新入社員の入社タイミングとなっており、大学や専門学校を卒業した新卒者達が一斉に社会人としての一歩を踏み出すようになります。

ただし、だからといって4月以外のタイミングで入社することが誤りなのかといえば決してそんなことはありません。

介護の仕事は人に直接関わる仕事なので、他の職種以上に新人育成に対して時間をかける傾向があります。

そのため、一度に多くの介護スタッフさんが増えた介護事業所内は慌しくなってしまい、十分なアドバイスや指導を受けることができないといったことも起きうるのです。

もちろん多くの介護事業所では一人一人に向き合い、しっかりと丁寧に指導をしてくれるため大きく心配をする必要はありませんが、他の人と違うタイミングで社会人としての一歩を踏み出したからといって臆する必要が無いことを知っておいて頂けると嬉しいです!

次に転職タイミングについて考えてみましょう。

転職には『他の職種から介護職へ転職する』場合と『今いる介護事業所から別の介護事業所へ転職する』場合の2パターンが考えられますが、結論からいえば就職と同じく『年中いつでも』問題なく受け入れてもらえます。

介護関連企業の求人情報を実際に検索してみてもらうと多くの企業が常に新しい人員を必要としているのがよく分かるかと思いますが、これは決してその企業の退職率が高いとか職場環境に問題があるからといったわけではありません。

介護の仕事にすでに関わりを持っている方であれば実感されているかと思いますが、たくさんある介護サービスの中には自分に合うものと合わないものが存在します。

自分に合わない介護サービス現場で働き続けることは楽なことではなく、本当の笑顔を利用者様に提供することも難しくなってしまうのです。

そのため、自分に合う介護サービスを見つけようと転職を繰り返す方も多くおられます。

これは決して現状から逃げているわけではなく、むしろ介護の世界で長期に渡って活躍したいと前向きに考えているからこその行動なのではないかと私は思います。

また、そのようなスタッフ側の思いを企業側も十分に分かっているため、予め余裕を持って人員を補充しておこうと常日頃から求人を出しておくといった流れを生み出しているのです。

自分の良さを最大限に活かせる職場を見つけ出そう!

介護の仕事は『仕事』という言葉がついてはいますが、その対象者が人間であることから事務的に行うことは許されず、尊敬や感謝の思いを込めながら介護サービスを提供することが求められます。

だからこそ、自分が活き活きと働ける現場を見つけなければならず、今の現場では自分らしく働くことができていないと感じるようであれば本格的に転職を検討する勇気も必要なのです。

日々、求人は入れ替わっているため、限られた選択肢の中から焦って選択することなく、定期的にチェックして気になる求人が見つかった時にアクションを起こしてみると良いでしょう!

 

 

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