転職・就職

介護の仕事に転職する理由

介護の仕事

世の中にはありとあらゆる仕事がありますが、新卒の就職先としてはもちろん、今まで勤めていた職場を辞めてまで畑違いの介護の道へ進む人も中にはいます。新卒でも転職でも必ず必要になるのは履歴書ですよね。

履歴書には介護の道を志す動機や志望理由などを書く欄があります。似たり寄ったりの内容になってしまいがちな動機や理由ですが、人それぞれ異なる理由もあって当然です。そこでここでは、介護の仕事に転職する理由を中心にまとめていくので、是非参考にして下さい。

介護職への転職理由や動機について

介護職へ転職した際の理由」についてネットで色々調べてみると様々なデータが出てきました。その中からいくつかピックアップして紹介したいと思います。

人の役に立ちたい

感謝される事が嫌いな人はいませんよね。業務とはいえ、自分の行為に感謝される事はやりがいやモチベーションに繋がります。人生の先輩に対する恩返しや、自分ができる事を援助として活かしたいという人もいます。

仕事が安定している、無くなる事がない

収入を期待するのは難しい職業ではありますが、働き方によっては安定した収入を得られます。また、高齢者(介護される人)がいる以上、無くなる事はない職業なので理由がなければ半永久的に働く事ができます。

親族の介護をきっかけに興味を持った

親族の介護がきっかけとなり、介護の仕事に興味を持つ人も少なくありません。自分の経験を活かしつつ、もっとスキルアップしたいという人もいます。親族を介護するだけでも大変なので、赤の他人の介護はもっと大変と思っておいた方が良いでしょう。

自分も将来介護される立場になるから

上記の理由と似ていますが、いずれ自分や家族が介護される時のために介護の現場を見たい、知りたいという理由で介護の道を志す人もいます。経験や知識はいざという時に役立つので、社会貢献の1つと考えても良いのではないでしょうか。

ちなみに筆者が働く職場に転職してきた元バスガイドの介護士の転職理由は「自分が40代、50代になった時のバスガイドとしての自分が想像できなく、家族の介護もきっかけに転職を決めた」と話していました。

思っている以上に他職種からの転職も多い介護業界ですが、実際のところ気になるのは給料事情ですよね。そこで次は、介護士の給料事情についてまとめたいと思います。

本当はどうなの?介護士の気になる給料事情

稼げない仕事】【割に合わない仕事】と聞いて介護士を思い浮かべる人もいるでしょう。介護士はキツい、汚い、給料が安いという3Kの職場・職種として定着しつつあります。一般的に誰もがやりたがらない仕事は給料が高く設定されているものですが、どうして介護士は稼げないと言われているのでしょうか。

介護士の平均所得

厚生労働省の統計を参考にすると、介護職員処遇改善加算の届け出をしている事業所の介護職員(常勤)の給料は月額289,780円です。これは、基本給に加え4月~9月の手当や一時金を全て含んだ金額を6等分したものです。

単純にこの平均額に12(月)をかけると、289,780×12=3,477,360となり、賞与を除く年間の給料は約350万円となりました。一見すると給料自体は悪くないように思えますが、これは手取りではなく、この給料から所得税、住民税、社会保険などが月々引かれますよね。最終的に手取りとして受け取れるのは約20万程度でしょうか。

総務省の家計調査では、1世帯あたりの住居費を除く平均消費支出はおよそ20万円のため、食費に水道光熱費、通信費や交際費、被服費など月々の出費を考慮すると、余裕のある生活ができる金額ではないですよね。

子供がいる家庭では、医療費の負担がないにしても、塾や習い事などの出費もありますし、居住地によっては車が必須の地域もあるので、加えて維持費や燃料費などもかかってくるとなると、賞与がなければ生活がギリギリ…というケースも少なくありません。

この金額は、あくまで常勤の介護職員全体の平均月額から算出したものであり、これをもって介護士の給料に対する評価はできません。所有資格や勤続年数によって、同じ介護士でも給料に大きな差がある事が考えられるからです。では次に、もっと詳しく資格別にみていきましょう。

介護士所有資格別の平均所得

厚生労働省のHPに、介護士の資格別の平均給料額が掲載されています。それによると、介護福祉士は全体の平均よりも高い302,550円となっており、年収は3,630,630円となります。

また、旧ヘルパー1級に該当する実務者研修では月額285,310円で、年間3,423,720円、旧ヘルパー2級に該当する介護職員初任者研修では月額273,970円で、年間3,287,640円となっていました。

最も賃金が低い保有資格なしでは、月額255,220円で年間3,062,640円と、所有資格通りの順当な結果が出ています。平均勤続年数は介護福祉士で約8年、実務者研修で約7年、介護職員初任者研修で約6年、資格保有なしで約4年です。

わずかながら年々増加傾向にあるようですが一般的な認識通り、やはり介護士の給料は低いと言わざるを得ません。試しに同じ厚生労働省の統計から他職種の給料を見てみると、男性では医師が910万円と最も高額で、女性では薬剤師の355万円がトップとなっています。

上を見ればキリがないのは重々承知でも、両者とも難関を突破した国家資格であり、単純に比較する事はできませんが、介護士の給料は際立って低いようにも思えます。なぜなのでしょうか。

介護士の給料が低い理由

介護士の給料が低い背景には、財政難による介護報酬の引き下げがあるようです。高齢者の介護は、本人負担1割で残りの9割は国や自治体が負担しています。しかし、財政難から介護事業者の請求に対する介護報酬の引き下げが行われた事により、介護事業者は本来提供していた介護サービスよりも、もっと低い金額で提供しなければならなくなってしまいました。

いくら介護士の賃金を上げたくても、介護事業者に資力がなければそれは不可能に等しいという事になります。日本は高齢化社会に突入し、今後はさらに高齢者の数が加速する事がわかっています。

その超高齢化社会に備えて介護業界は優秀な人材の流出を防ぎ、さらなる人材の確保・育成を行っていかなければなりません。介護従事者のモチベーションを維持しつつ、質の高い介護サービスを提供するためには、ある程度の給料が保証されている必要があります。

また、介護福祉士は国家資格と言えど、専門的な医療行為を行う医師や看護師と比較すると、どうしても専門性が低いのも賃金が低い理由の1つとして挙げられています。利用者の負担を増やすのか、介護報酬を上げるのか、在宅介護の拡充を図るのか、介護現場では早急な対策が待たれています。

介護士を目指すなら知っておくべきこと

介護士に限った事ではありませんが、これから介護士になろうとしている人へ知っておいて貰いたい事をまとめますね。

介護士になるメリット

  • 日々たくさんの利用者と関わる事でやりがいを感じる
  • 自分の経験に繋がる
  • 知識やスキルが身に付く
  • 責任感を持って仕事ができる
  • 他の医療従事者と関わりが持てる

介護士になるデメリット

  • 賃金が安い
  • 想像以上に重労働
  • 意外と雑用が多い
  • 緊張やプレッシャーによってストレスを抱えやすい
  • 資格があっても業務内容に大差はない

介護士の業務内容

ほとんどの福祉施設は、日勤・夜勤・早番・遅番が基本の勤務形態となります。それ以外に夜勤を専門とする介護士が在籍しているところもあります。福祉施設によって、役割分担や業務内容に違いはありますが、基本の業務内容を紹介しておきます。

  • 入浴介助
  • 排泄介助
  • 移動介助
  • 食事介助
  • 更衣などの日常生活援助
  • レクリエーションの企画、実施

さらに寝たきりの利用者がいる場合は、時間ごとの体位変換などの業務もありますし、それぞれの業務を行いながらも観察は必須と言えます。その日の体調はもちろん、顔色や訴えなど毎日接しているからこそ気付ける事もあります。異常があればすぐに上司へ相談し、指示を仰ぎ行動します。

介護士は体力勝負」と良く言われていますが、自分よりも重たい利用者を抱える事もあり、自分の体調管理も欠かせません。介護士が腰などを傷めてしまうと元も子もありませんもんね。無理のない範囲で自分に合った職場を見つける事が大切と言えます。

介護職への就職や転職に最適なタイミングはいつ?

「介護の仕事に興味はあるけど、自分にとってベストな転職時期がわからない…」という悩みを抱えている人もいますよね。実際、はっきり「いつが良いよ!」と具体的に言える時期はありません。

4月に新卒の新入社員と一緒に入職しても間違いではありませんし、自分のタイミングで入職しても全然構いません。介護の現場ではいつでも新しい人材を待ってくれています。介護の仕事は人と関わる仕事のため、他の職種と比べると指導期間が長めに設定されている傾向にあります。

なので、しっかり指導を受けたい場合は入職者が多い4月を外して転職する方法もありますし、同期入社と一緒に成長したい場合は4月でも可って感じでしょうか。介護の仕事は職場によって業務内容に違いがあったり、年齢層に差があったりします。

自分に合った職場を見つける事はなかなか簡単な事ではありませんが、我慢して働くよりはある程度の期間働いてから経験を活かし、他の介護施設への転職を考えるのも1つの方法と言えます。

まとめ

介護の仕事は【仕事】という言葉がついているものの、対象者が人間である事から思い通りに行かない事もたくさんあります。だからこそ、自分が活き活きと働ける現場と巡り会う事が大切なんです。

日々求人情報は入れ替わっていますし、口コミを参考にしたり、介護士専門の転職サイトを利用して非公開求人を調べる方法もあります。限られた選択肢の中から焦って決める必要はないので、定期的にチェックしておき、自分に合った気になる求人情報が見つかった時にアクションを起こしてみると良いと思います^^

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