高齢者向けのレクリエーション「じゃんけんゲーム」
今回は指運動を取り入れたじゃんけんゲームを紹介していきたいと思います。
指を動かすことで、脳のトレーニングにもなります。ぜひ取り入れて、脳を刺激していきましょう。
【対象者】
認知症は軽度、若しくは無い方であるほうが好ましい
指を動かせる方
【用意する物】
座る椅子など
【レクの進め方】
間違えてしまう人や出すのに時間がかかる人も楽しめるので全員で盛り上がれる楽しいゲームです。
高齢者にとって指を動かす事は脳への刺激にもなり、とてもいいと言われています。
それに加えて、万歳をする、泣きまねをするなどの連動動作が続いていく事で、判断力もいるわけですので指運動をしながら脳トレーニングにもなると思われます。
それでは、じゃんけんゲームの具体的なやり方を見ていきましょう。
高齢者の方にはひとつの場所に集まってもらいます。
全員に前方の進行役の姿が見えやすいよう、工夫をして座っていただきましょう。
準備運動として、指を一本づつ折り曲げてもらったりグーパーを繰り返し行うなど簡単な指運動をします。
ゲームを始める前に、じゃんけんのグー、チョキ、パーの形を確認してもらいます。次にゆっくりと何回か普通にじゃんけんをします。
最初はゆっくりと行うことで指の関節をほぐしやわらかくしていくことと、グーがチョキに勝つことやチョキがパーに勝つことなどを全員が理解しているかの確認を行います。
じゃんけんの相手は全員対前に立っている進行役です。
最初は普通にじゃんけんをして、勝った人は大きく万歳をしてもらいます。負けた人は顔に手をあて泣きまねをしてもらいます。
この時に「わーい」や「えーん」など声を出して行うととても盛り上がるのでいいと思います。
次は、後出しじゃんけんです。
じゃんけんを行う前に代表者は「私に勝ってください」「私に負けてください」と支持を出します。
じゃんけんほい!ほい!という感じで掛け声をかけワンテンポ遅れて指示にあったものをだしてもらいます。
これも指示にあっている人は万歳を、間違ってだしてしまった人は泣きまねをしてもらいます。
後出しじゃんけんは進行役が出したものに対し、勝つもの負けるものを判断し出さなければいけないので、最初はゆっくりと進めていきます。
参加者全員の反応のスピードを見ながら少しづつテンポをあげていくととても盛り上がります。
【注意するポイント】
進行中に参加している高齢者の反応の速さを見極め、みなさんが楽しみながら頑張れる!くらいのスピードで進行していくととても良いでしょう。
【レクを実施しての感想】