高齢者の方は、疲れが溜まりやすく、また疲れが取れにくくなってきます。
疲れをそのままにしておくと歩くのがきつくなったり、寝たきりのまま1日を過ごしてしまうことがあります。
ですが1日寝たきりで過ごすと、筋力が低下してしまい体力がなくなってきます。
アロママッサージと身体について
最近、『アロママッサージ』という言葉をよく聞くと思います。
アロママッサージにも色々と種類がありますが、1番人気なのが足のアロママッサージです。
昔から足と手は突き出した脳と言われているのをご存知ですか?
手足を使用したマッサージは脳への刺激になり、認知症やボケ防止にも繋がるといわれています。
世界の東西を問わず、エネルギーが身体の各部分と手足が繋がっているという考えがあるくらい、手足を使用したマッサージは大切とされています。
足のマッサージを行わないと足の血行不良による冷えが起こり、それが原因で不眠・倦怠感・腰痛などに繋がってきます。
また、足の浮腫みは他の病気(心臓病や肝疾患など)の信号として現れることがあります。
足のマッサージを高齢者の方に行うと、気分転換に繋がったりと日頃の疲れも取れ、リフレッシュにも繋がります。
アロママッサージのやり方
アロママッサージはアロマオイルを使用してマッサージを行います。
アロマオイルも目的に合わせて使用すると、より効果的です。
浮腫みを感じる場合はゼラニウム・筋肉の弱りを感じる場合はローズマリー・冷え症の場合はジンジャーがオススメです。
用意するものは植物性オイル(10cc)・好みのエッセンシャルオイル(2滴)・小皿・小さなスプーンです。
マッサージオイルは小皿に植物性オイルを入れ、エッセンシャルオイルを加えます。
小さなスプーンで混ぜたら出来上がりです。
今からアロママッサージのやり方をご紹介します。
- マッサージオイルをつけ、右足の足首からひざ下までスライドします。
この時、左足にはタオルなどを掛けているといいでしょう。 - 右足の両脇をスライドして足首まで下げます。
足首からつま先までは、足の甲と裏を上下に挟んで、つま先までスライドします。
1と2を4回から5回、繰り返します。 - ひざ周りは、両手の親指を使ってひざ下から上にスライドします。ひざの上まで親指がきたら、ひざ上からひざ下のスライドさせます。これを2回から3回、繰り返します。
- 足の指の付け根から甲にかけて骨と骨の間を親指でスライドさせます。
- 足首の周りは親指を使用して小さな円を描きながらマッサージします。
- また1と2の動作を4回から5回、繰り返します。
左足も同様に行います。