9月にちなんだ高齢者のレクリエーション

9月のおすすめレクリエーション

9月は、夏の終わりを告げる季節で、秋の気配を感じることができます。高齢者の方々にとっても、季節感を感じることは健康維持や生きがいの維持につながります。9月は、秋の味覚である秋刀魚や栗、松茸などが旬を迎え、また、敬老の日や秋分の日といったイベントもあります。季節感を楽しむレクリエーションを通して、高齢者の方々が心身ともに健康的な生活を送ることができるようになります。
以下では、9月の季節にちなんだ高齢者向けのレクリエーションをご紹介します。

目次

9月のレクリエーション

秋の訪れを感じる9月。敬老の日やお月見、読書の秋にちなんだレクリエーションが盛りだくさんです。食欲も増してくる季節なので、おやつ作りのレクリエーションもおすすめです。また、読み聞かせボランティアさんを招いてのイベントも利用者さんにとって新鮮な刺激になることでしょう。9月には、防災の日や秋分の日などの行事もありますので、季節感を大切にしたレクリエーションやイベントの企画をしてみましょう。

敬老の日

9月19日は、敬老の日です。

長年に渡り社会に貢献してきた利用者さんを皆さんでお祝いしましょう。

テーブルを囲んでホットケーキを焼き、好きなフルーツやジャムをトッピングして自分好みのホットケーキを作ってみてはどうでしょうか?焼くときの香ばしく甘い匂いが食欲を誘って、楽しいレクリエーションになると思います。

ホットケーキだけではなくレクリエーションに最適なレシピは検索すると色々出てきます、利用者さんのリクエストを事前に聴いてみるのもいいですね。

おやつを作りながら、利用者さんに「長年続けてきたこと」や「大変だったこと」など、今までの体験を話していただくことも回想法になりますし、利用者さん同士の共通点も見つかるのではないでしょうか。

お月見

9月は「お月見」(中秋の名月)です。

お月見の御供物として、ススキ・お月見団子・秋の収穫物が知られています。

これらの御供物をレクリエーションの工作で作ってみてはいかがでしょうか。

実物を用意しても良いですが、折り紙などでゆっくり工作を行い、秋を感じても良いですね。

特に「秋の収穫物」については、自由に作っていただくことで個性的な作品ができてくるのではないでしょうか。

作っている時に、十五夜に関する音楽(例:十五夜お月さん)を流すと雰囲気も出て、季節感を感じることができ、口ずさみ始める方も出てきそうですね。

読書の秋「しおり作り」

秋は「読書の秋」としても有名です。

本に挟む手作りの「しおり」を作成してみましょう。

厚紙とリボン、色鉛筆、スタンプなど身近な材料があれば作成できます。コスモスなど季節の押し花をしおりにつけてみるのも良いですね。

なかなか本に手を出すことはなくても、お花が好きな高齢者は多いです。

また、地元の読み聞かせボランティアさんに来ていただいて、利用者さんと交流を持っていただくことも考えられます。

大きな絵本・紙芝居・簡単な体操など、読み聞かせボランティアさんはさまざまな引き出しを持っていますので、利用者さんはいつもと違った体験を味わうことができるでしょう。

9月のイベント・行事

  • 防災の日(9月1日)
  • 重陽の節句(ちょうようのせっく)(9月9日)
  • 敬老の日(第3月曜日)祝日
  • 十五夜(9月中旬)
  • 十六夜(いざよい・じゅうろくや)(9月中旬)
  • お月見どろぼう(9月中旬)
  • 秋分の日(9月23日ごろ)祝日
  • 秋のお彼岸(9月下旬)
  • 社日(しゃにち)(9月下旬)

9月に歌いたいカラオケレク

9月にぴったりの曲を紹介します!

  • どんぐりころころ
  • 荒城の月
  • いい湯だな ビバノンロック
  • 赤とんぼ

9月の花「工作レクリエーション」

9月を象徴する花

  • コスモス(秋桜)
  • ダリア
  • ヒガンバナ(彼岸花)

9月から咲く花

  • キク(菊)
  • キンモクセイ(金木犀)
  • リンドウ(竜胆)
  • シオン(紫苑)
  • アイビー

9月に見頃の花

  • ススキ(薄・芒)
  • フジバカマ(藤袴)
  • オミナエシ(女郎花)
  • ワレモコウ(吾亦紅)
  • マリーゴールド

9月のおやつレク

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9月のカレンダー

9月は、ちょうど夏と秋の間にあたる季節で残暑が厳しい時期ですが、朝晩には少しずつ涼しさも感じられるようになり秋の味覚も登場します。

十五夜には、お月見を楽しみましょう。

9月の第三月曜日は、敬老の日です。

敬老の日にあわせて、おじいちゃんとおばあちゃんに贈り物をしたり、食事に誘うのもいいですね。

9月22日または23日は、秋分の日です。

秋分の日は、祖先や亡くなった人をしのぶ国民の祝日です。

9月は、10月31日のハロウィンイベントに向けて、少しずつ準備を進めていきたいですね。

令和4年 9月のカレンダー
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祝日

敬老の日(19日) 
秋分の日(23日)

高齢者の9月の手遊び歌「じゅうごやさんのもちつきは」

「じゅうごやさんのもちつきは、トーントーン、トッテッタ、トッテトッテトッテッタ、­おっこねた、おっこねた、おっこね、おっこね、おっこねた、とっついた、とっついた、­とっつい、とっつい、とっついた、シャーンシャーン、シャンシャンシャン」

という手遊び歌があるのですが、2人1ペアで遊んでもらいます。1人が手のひらを合わせ、手の甲が上を向くようにします。そして歌のリズムに合わせて手の平と腕を上下に大きく離したりくっつけたりしながら上下に動かし、「パーンパーン」とたたき続けます。もう一人の方は手が開いたり閉じたりするときに、歌に合わせて餅をこねる動作、餅に水をつける動作をします。「シャーン シャーンシャンシャンシャンシャン」の部分では、いくつかやり方があるのですが、餅をこねる動作の方が「上・中・下」と手を「パン」とたたきながら手が上下している間にもうまく手を入れながら手をたたいていきます。

高齢者の方もご存じの方が多い手遊び歌ですが、慣れないはじめはゆっくりめのテンポで動作を一つずつ確認しながら遊び進めましょう。

玉入れ

「9月」は運動会ということで、誰もが楽しめる「玉入れ」をします。実際運動会でおいてあるような大型の棒付きのかごは用意できませんが、スタッフが洗濯かごを用意して背負う、または冬用のコート掛けなどがあれば、それを一つ用意して高いところと低いところに1つずつカゴを設置し、その中に入れてもらいます。赤チームと白チームに分かれて「よーいドン」の掛け声でそれぞれのチームの持ち玉をカゴに向けて投げます。制限時間内にかごにどれだけ玉が入ったかで勝負が決まります。

高齢者の方が行う玉入れのルールとしては投げた玉を拾いにはいかない。お互いがぶつかったり転倒の恐れがあるためです。行うときは投げた玉が当たらないよう、全員が円形になるか、投げる人数を決めるなどして工夫しましょう。玉の種類は直径10cmぐらいのゴムボールなどが安全で、また投げやすいでしょう。

この他、9月のレクリエーションとしては、敬老の日にちなんで「敬老会」といって、部屋の壁を輪つなぎなどで飾り、みんなでテーブルを囲みお菓子やお茶を出して長寿のお祝いをしたりします。ご家族やお孫さんなども一緒に参加してもらうこともあります。一年一年元気でまたこの日を迎えられるように高齢者の方々を敬う日として企画します。

9月のレクを聞いてみました。

9月のレクリエーションです!落ち葉が多くある季節なので、キレイな物を施設(形態問わず)の近くは拾いに行き、模造紙で作った(書いた)木に貼り付けるというレクリエーションを行なっていました。利用者様それぞれの好みの色、好みの葉の形があるので、個性が出て、とても素敵な木が出来上がります!画用紙サイズの木に小さな木を描き、小さめの落ち葉を貼り付け、ラミネートかけると居室にも飾れたり、自宅に持ち帰る事も出来るのでお勧めです!

9月15日は十五夜でお月見をする日です。とは言え施設では、夜に外へ出て月見をするのは難しいです。そこで昼間に、お月見用の団子作りをレクリエーションでします。お団子は白玉粉を使えば簡単に作れます。こねて丸める作業は良い運動にもなりますし、手先も使うので脳の活性化にもつながるのです。たくさんお団子を作って、綺麗にお皿に並べます。餡子は勿論、きな粉味とかアレンジをしても良いです。みんなで食べるのもまた楽しいものです。

秋の味覚を上げてもらいます。さんま、秋鮭、まつたけ、秋なす、新米など、たくさんの声が上がります。それらの食材で献立を考えてもらいます。調味料、料理の手順など、それぞれ方の意見を伺いながら、一品ずつ確認していきます。突拍子もない意見が出たりすると大笑い。男性で料理経験がない方等は、食べること専門と言いつつも、食卓の回想が広がります。食事、食べ物関係のエピソードを交えると、多くの皆様で盛り上ががることができます。

9月といえば、お月見を思い浮かべる方が多いと思います。 そこで、お月見にちなんだゲーム大会がおすすめです。 まず始めにお月見○✖️クイズなどで場を和ませます。 次に月見団子つみや、月見団子で的当てなどを楽しんでもらいます。 月見団子つみは、空き缶の上にお盆をのせ、そのお盆の上に月見団子に見立てた白いお手玉をのせていってもらうものです。 時間内に崩さないで沢山つんだ人が勝ちです。 月見団子的当ては、あらかじめ壁面に用意しておいた月、うさぎ、すすきなどの的に月見団子に見立てた白いお手玉を当ててもらうゲームです。 的ごとに難易度が違うと面白いと思います。

9月は秋の作品展に向けて、レクリエーションは主に創作活動を楽しみます。その中で一番、利用者様が制作しやすく人気がある作品があります。習字紙と絵の具だけの使用で、簡単に短時間で完成します。習字紙を四角や三角に折り込んで、好きな色の絵の具を溶かした色水に、紙の角を浸します。広げて乾かすと、綺麗な模様の絵具染めが出来上がります。どなたでも簡単に作れ、見栄えもするのでお勧めです。

残暑厳しい9月初めは、夕日が沈む海辺にて、納涼夕日コンサートを行います。海沿いに建つ施設なので、館内からでも美しい夕日を拝める場所はありますが、その日は潮風に当たれる浜辺まで移動します。地元のオカリナ演奏グループを招き、夕日をバックにコンサートを楽しみます。オカリナの温かく郷愁を誘う調べは、この季節にピッタリな音色です。利用者様もうっとりとして耳を傾けてくださいます。

9月といえば秋の始まりの季節です。 そこで、秋に良く登場するきのこを色画用紙で制作してみるのをおすすめします。 まずは、高齢者の方にきのこのカサと軸を好きな色の色画用紙を切って作ってもらいます。 (難しい方には、職員の方が用意します) その後、カサの部分にカラフルな丸いシールを貼っていき、お好みの柄をつけます。 柄を工夫することで頭を使い、指先の運動にもなります。 軸の部分には、マジックで顔を書いても可愛いです。 いくつか作って、画用紙に貼り付けていくとより楽しいと思います。

9月は半袖から長袖に衣替えをする時期ですが、冬の様に暖房がしっかりきいている時期でもないので、身体を芯から温める柚子の入浴剤を入れて足湯が出来たら良いと思います。高齢者は持病の薬の副作用などで体温調節が難しい人が多く、寒がりなので甚平を羽織ながら生姜入りホットココアを飲んで皆でポカポカ温まる会を希望します。

「今日は私たちではうまくご飯作れないから手伝って欲しいのですが力を貸してくれますか?」とスタッフさんから声をかけてくれました。 スタッフさんが持ってきたものは、熱々のご飯、煮た餡子。 「今日はお彼岸なので皆さんにおはぎ作り教えてもらいたいんです。」とスタッフさん。 他の仲間たちもご飯を潰し、ご飯を丸める、餡子をつけると普段おしゃべりしない仲間たちとおはぎを作りました。 若いスタッフさんは慣れない手つきでとても大きなおはぎができ、喜んでいました。仲間たちに「それは大きすぎだょ」「欲張り!」と笑われていました。 なんだか家族ではないけど家族のような団欒に囲まれて先も心も温まった気持ちでした。

9月といえば秋のお彼岸があり、秋の七草を思い浮かべる方も多いと思います。 そこで、秋の七草に関するクイズをすると楽しめると思います。 まずは、七草の絵を前に提示して、名前を当ててもらいながらおさらいするといいと思います。 その後、それぞれの七草に関する○✖️クイズなどを出せば、詳しく知らない人でも気軽に参加しやすいです。

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