8月15日は何の日?
8月15日の記念日
刺身の日
文安5年8月15日に、室町時代書記官だった中原康冨の日記から「鯛なら鯛と分かるように、その魚のひれを刺しておくので刺身」という記述がありました。
これが初の「刺身」とされています。
刺身と言えば、日本文化に欠かせない食文化ですよね。
親に会いにいこうの日
おや(08)にあい(1)にいこ(5)うの語呂合わせ。
株式会社ボンズコネクトが記念日に制定しています。
お盆中でもある8月15日は「親を大切にしよう」「会いに行こう」「実家に帰ろう」という親と会うきっかけの日としてもらうことが目的とされています。
終戦の日(戦没者を追悼し平和を祈念の日)
日本は、1945年8月14日「ポツダム宣言」を受諾。
翌日の8月15日に昭和天皇によって国民にその旨が伝えられました。
そして、第二次世界大戦が終結し、1963年から「終戦の日」と制定されました。
また、戦没者を追悼し平和を祈念する日として、「全国戦没者追悼式」が執り行われ、正午から1分間黙とうが捧げられています。
すいとんで平和を学ぶ日
8月15日は「終戦の日」ですから、「日本の平和を祈る日」でもあります。
戦時中の代用食となっていた「すいとん」を食べ、平和の尊さを考える日になっています。
愛知県のすいとんの会が記念日に制定しています。
すいとんは、小麦粉に水を加えてこねて丸めたものを野菜などをたくさん入れた味噌汁などに入れた料理です。
すいとんは、お米と小麦の二毛作を行っている群馬県の郷土料理です。
8月15日に関する雑学クイズ
刺身の日に関する雑学クイズ
刺身の日にちなんで、刺身の雑学クイズです。
≪問1≫切って調理されている料理の「刺身」は、何故刺身何故でしょうか?
(1)「切身」だと縁起が悪かったから
(2)昔はまず魚を刺してから料理していたから
(3)昔は「切身」だったが「刺身」になったから
≪問2≫刺身に花(食用菊など)が飾られるのは何故でしょう?
(1)解毒するため
(2)生臭さを消すため
(3)色どりをよく見せるため
≪問3≫うなぎの刺身がないのは何故でしょう?
(1)毒があるから
(2)焼かないと身が固くて食べられないから
(3)鮮度を保てないから
雑学クイズ答え
≪問1≫
(1)「切身」だと縁起が悪かったから
刺身が誕生した当時は「武家社会」でした。
武士と言えば、「切腹」がありますよね。
ですから、切身だとしたらとても縁起が悪くなります。
一部地域では、「刺身」も縁起が悪いということで「お造り」と言われています。
≪問2≫
(1)解毒するため
江戸時代中期までの刺身は、酢で和えた「なます」のような料理でした。
江戸時代中期以降になり、たまり醤油が大量生産されると、刺身は魚の生臭さを消して美味しく食べられるようになったので、今のような刺身の形になりました。
しかし、現在のような冷蔵技術がなかったため、魚の鮮度が落ちてから食べる人もいて、食中毒も起こりやすかったのです。
菊の花は、古代中国から薬として扱われていて、日本でも喉の殺菌などに使われていました。
菊の花には、「グルタチオン」という殺菌成分が含まれており、添えるだけで殺菌効果を発揮してくれます。
≪問3≫
(1)毒があるから
刺身もうなぎも日本の食文化ですよね。
うなぎの血液には、イクチオヘモトキシンという毒が含まれており、人間が摂取すると呼吸困難が起きたりします。
しかし、60℃以上で5分加熱すると毒はなくなるため、私たちが大好きなうなぎの蒲焼などは安心して食べることができます。



