7月にちなんだ高齢者のレクリエーション

7月のおすすめレクリエーション

7月は、本格的な夏の訪れを感じられる季節で、暑さも増してきます。高齢者の方々にとっても、季節感を感じることは健康維持や生きがいの維持につながります。7月は、夏祭りや花火大会など、季節を楽しむイベントが盛りだくさんです。また、スイカやトマトなどの夏の旬の食材も豊富になります。季節感を楽しむレクリエーションを通して、高齢者の方々が心身ともに健康的な生活を送ることができるようになります。
以下では、7月の季節にちなんだ高齢者向けのレクリエーションをご紹介します。

目次

7月のレクリエーション

ヨーヨー釣りや昆虫神経衰弱は、夏の楽しい思い出を思い出しながら楽しむことができます。七夕の短冊作りは、利用者さんに自分の思いや願いを書いてもらい、季節感を感じながらコミュニケーションを深めることができます。また、7月の「土用の丑の日」には鰻を食べる習慣があります。これらのアイデアを参考に、施設内でのレクリエーション企画を考えてみてはいかがでしょうか。

ヨーヨー釣り

夏祭りの縁日で並ぶヨーヨー釣り。暑い中にも涼し気な雰囲気を感じると共に、一つ一つがかわいらしいデザインでどれを釣ろうかと選ぶ楽しみも出てきます。

水風船、施設にある大きめの洗面器と輪ゴム、こより(クリップとティッシュで作ることができます)でヨーヨー釣りができます。

「どれにしようかな」「あれが取りやすいんじゃないかな」など自然に会話も生まれ、熱中して洗面器をのぞき込む利用者さんのお顔が目に浮かびます。

釣ったヨーヨーはもちろん持って帰っていただいて、お部屋に飾っても、お孫さんのプレゼントにしても良いですね。

昆虫 神経衰弱

夏といえば虫とりです。今はすっかり虫を見なくなってしまいましたが、子どもの頃にカブトムシやセミに夢中になった方も懐かしむことができるゲームです。

カブトムシ、クワガタ、ちょうちょなど虫のイラストをが描かれた大きめのカードを2枚ずつ作り、神経衰弱をしましょう。数字が書かれたトランプよりもワクワクしながら遊ぶことができるのではないでしょうか。

カードも利用者さんと一緒に作れると良いですね。ダンボールや厚紙を大きめのカードサイズに切ったものを何枚も用意し、色鉛筆で塗った虫のイラストを貼れば、ゼロから利用者さんと作り上げることができます。

完成したことへの達成感を味わった後は、脳トレとして遊びましょう。

七夕

7月7日は七夕です。短冊を作り、笹の葉にぶら下げましょう。

笹の葉は本物を用意しても良いですし、壁に緑色の紙で作っても良いですね。壁に作る場合は、一緒に夜空や星、天の川も作成すると華やかな飾りのできあがりです。織姫や彦星、網飾りなど折り紙でできる飾りはたくさんありますし、利用者さんの得意なものを作っていただいても良いですね。

短冊に利用者さんに願い事を書いていただき、貼っていきましょう。願い事にも個性が出るので、いろいろな人の願い事を眺めると、会話も弾むのではないでしょうか。

七夕の曲(例:たなばた様)を流し一緒に口ずさむことで、より一層雰囲気が出そうです。

7月のイベント・行事

「土用の丑の日」に、なぜ鰻(うなぎ)を食べるのか知っていますか?「土用」とは立夏・立春・立冬・立春直前の約18日の期間のことです。「丑の日」とは日にちのことです。昔の暦では日にちを十二支(子、丑、寅…)で数えていたのです。つまり「土用の丑の日」=「土用の期間内の丑の日」で、年に何回かあり、どの日も季節の変わり目で体調を崩しやすい時期です。そんなときに疲労回復や食欲増進の効果がある鰻(うなぎ)はピッタリと考えられ、今日のような習慣ができたのです。

  • 三伏(6月下旬~8月初旬)
  • 梅雨明け(7月)
  • 七夕(7月7日)
  • 海の日(第3月曜日)祝日
  • 土用干し(どようぼし)(7月19日ごろ~8月6日頃)
  • 半夏生(はんげしょう)(年によって異なる)
  • 土用の丑の日(年によって異なる)
  • お中元(地域によって異なる)
  • 暑中見舞い(しょきばらい)(7月~8月上旬)
  • 暑気払い(6月下旬~8月中旬ごろ)

7月に歌いたいカラオケレク

「すいかの名産地~」と歌いながら「どこのことを言っているのだろう?」と考えたことのある人も多いと思います。実は「すいかの名産地」は元々はアメリカの民謡「ゆかいな牧場」という動物が登場する歌で「すいか」は1度も出てきません。では、なぜ「すいかの名産地」になったのか。「メリーさんのひつじ」など欧米の動揺を多数日本語訳している高田三九三(たかださくぞう)さんがこのように訳しました。しかし、なぜこのように訳したのかは分からないそうです。

  • たなばたさま
  • われは海の子
  • すいかの名産地

7月の花「工作レクリエーション」

生息範囲を広げるために種がはじけ飛ぶつくりをしているホウセンカ。夏になると赤や白、紫にピンクなど、色とりどりのきれいな花を咲かせます。しかし、きれいな見た目のホウセンカの花言葉は「短気」「せっかち」「私に触れないで」です。花言葉の由来は種をはじけ飛ばす様子からだそうです。ネガティブな意味合いの多い花なので、プレゼントにはあまり向かないかもしれませんね。

7月を象徴する花

  • ハイビスカス
  • トルコキキョウ
  • ノウゼンカズラ(凌霄花)

7月から咲く花

  • ダリア
  • ハス(蓮)
  • サルビア(来路花)
  • サルスベリ(百日紅)
  • オトギリソウ(弟切草)

7月に見頃の花

  • クローバー
  • スイレン(睡蓮)
  • ツキミソウ(月見草)
  • ホウセンカ(鳳仙花)
  • ツユクサ(露草)

7月のおやつレク

7月といえば七夕。七夕といえば天の川。その天の川を星形にくり抜いたフルーツで作ってみるのはいかがですか。ヨーグルトにのせるパイナップルやスイカ、炊飯器で簡単に作れるバナナケーキにのせるバナナを星型にするだけで、可愛らしい七夕のおやつの完成です。また、青いシロップで色付けしたゼラチン液を固めれば天の川をイメージしたゼリーも作れます。

  • 索餅(さくべい)
  • 羊羹
  • 七夕ゼリー
  • 七夕ヨーグルトゼリー
  • バナナケーキ

7月のカレンダー

令和4年 7月のカレンダー
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祝日

海の日(18日)

七夕の飾りつけ

七夕の飾りつけでは願い事を書き込んだ短冊や、編み飾り、ちょうちんやスイカ、貝殻飾りなどがあります。これらはすべての種類を1人で作ってもらうのではなく、自分のできるレベルに合わせて、また自分の好きな飾りを好きなように作ってもらうとよいでしょう。準備するものは色紙、タコ糸(短冊や飾りに穴をあけて飾るための)ハサミ、ノリ、サインペンやマジックなどです。ハサミを使うのが難しい方は、スタッフが切る作業を手伝い、糊を付けて貼ってもらうだけというように個々のレベルに合わせて作業しましょう。

また短冊は色紙だけでなく、花柄や星柄などをはじめ、色彩やデザイン豊かな素材を用意すると楽しいでしょう。短冊のお願いごとを人に見られたくないという方には無理して飾ってもらう必要はありませんので、作ったその日に持って帰って家で飾ってもらうといいでしょう。

曲「うみ」に合わせた体操

「♪海はーひろいなーおおきいなー」という歌をご存じの方も多いと思いますが、この歌の旋律とリズムに合わせて手拍子と足踏みをする体操があります。難易度はやや難しいですが、高齢者の方もゆったりとしたテンポで取り組むと楽しんでもらえます。

3拍子の曲なので、「♪トントントン」「トントントン」というリズムと旋律に乗せて体を動かします。

手拍子と足踏みについて細かい説明になりますが、まず「海は」で頭の上をポンポンと叩きます。

「ひろいな」で手拍子1回と両肩を2回叩き、「大きい」で手拍子1回、膝を2回叩き「なあー。」で手拍子1回足踏み2回します。

この叩き方と順番で「つきは」「のぼるし」「ひはしず」「むーー♪」を同じように三拍子に合わせます。特にはじめは難しいですが、何度か取り組むうちに動きや軽快な3拍子で歌われる方もいらっしゃいます。全身を使い、歌詞ごとに叩く部位が違ってくるので、認知症予防にも役立つ音楽療法です。

高齢者のためのレクリエーション7月ということで、ご紹介しましたが、七夕は笹が手に入りにくい場合など、くくりつけるような飾りでなくてもそのまま壁に貼ったりする壁面画として飾り付けるのもよいでしょう。また他にも朝顔を折り紙で折ったり、朝顔やひまわりなどその季節の花の塗り絵をしたりすると楽しんでもらえます。

7月のレクを聞いてみました。

7月といえば七夕です。そこで、大きな笹を用意して、そこに飾る飾りを作る七夕制作がおすすめです。 あみ、天の川、星、ちょうちんなど、ハサミを使えば比較的簡単にできる飾りを作ってもらったり、画用紙にスイカやナスの絵を印刷しておき、そこにクレヨンで色を塗ってもらうのが参加しやすくおすすめです。 最後は短冊に願い事を書いて、皆で七夕の歌を歌うと、子どもの頃を思い出して楽しいひと時が過ごせます。

7月7日の七夕にちなんで、天の川作りのレクリエーションをしました。1人1つずつ折り紙でわっかを作り、順番につなげていきます。どんどんとみんなの協力で、長い天の川が出来上がっていきます。いろいろな色の折り紙を使うと、カラフルで綺麗です。長くつながった色とりどりの天の川は、エントランスなどに飾ります。みんなでひとつのものを作る楽しみがあります。

7月といえば七夕です。みんなで短冊に願い事やメッセージを書きます。大きな笹があれば良いですが、なければ笹を大きな模造紙に色紙をちぎってちぎり絵で作るのも楽しいです。千切る作業は単純なので話しながらでも出来ますし、ちぎった紙は大きくても小さくても使えるのでその方にあった切り方で大丈夫です。ちぎった紙はスタッフで糊付けして仕上げます。

七夕の季節に短冊に目標や家族に関する願い事を沢山書いて、可愛く飾り付けをしたいです。孫の世代では受験を控えていて中々おじいちゃんおばあちゃんに会えずにいるかもしれません。孫の合格祈願でも愛情たっぷりの短冊になると思います。家族の成功を自分の事のように喜んでくれるのが高齢者のすごい所なので、私も頑張ろうという気持ちにさせてくれます。

7月といえば七夕です。そこで、輪飾りで天の川を作って壁面に飾ることをおすすめします。 まず、高齢者の方には、いろいろな色の折り紙で輪飾りを作ってもらいます。 職員は、大きめの黒や紺色の画用紙や模造紙で夜空を用意します。 その夜空に輪飾りを貼り付けていけば、簡単にきれいな天の川の出来上がりです。 それだけでは寂しいので、あらかじめ星型に切っておいた折り紙を貼ってもらったり、織姫や彦星も貼ってあげると良いと思います。 指先の運動にもなり、皆で一つの壁画を完成させるので連帯感も生まれます。

暑い7月は、散歩などの外出も大変になります。そこで、室内で安全に体を動かせる風船バレーをおすすめします。 まず、5,6人で輪になり、座ってもらいます。 はじめは、普通に風船を投げる、打ち返すという風船バレーをしてもらいます。 全体的に慣れてきたら、手ではなくうちわを使って風船を打ち返すというゲームに発展させると、難易度が上がるだけではなく、季節感も感じられより盛り上がります。 夏らしい曲を流しておいて、「曲が止まるまで続けて下さい。」というようなルールを作っても面白いです。

夏まつりの思い出を皆さんで共有しました。屋台でのお買い物、金魚すくい、射的、綿あめ等。場所、景色、誰と一緒に何歳のときだったか等、様々なエピソードが溢れてきます。施設ではそれらを可能な限り再現。職員やボランティア総出での演出。参加可能な方には浴衣を着用して頂きました。車いすの方も浴衣を前合わせで着用。非日常を堪能。華やかな装いに童心に戻り、自然と表情が和みました。

盆踊りといえば、東京音頭、炭坑節。この2曲が安定の人気です。毎年、数週間前から練習を繰り返します。基本は安全を優先とするため、座って手踊りが中心。曲が流れていざ踊ろうとすると、なぜかそれぞれの振りつけが混じってしまうのが笑えるエピソードです。どのメンバーでも得意な高齢者がおり、率先して注意し、お手本を見せてくれるのは言うまでもありません。ありがたいことです。

7月は暑く、屋外での活動は熱中症の危険があります。 そこで、室内で身体を動かせるボール送りゲームをおすすめします。 まず、高齢者の方を同じ人数になるように2つぐらいのチームに分けて、輪になって座ってもらいます。 そして、始めの人から順番にボールを隣りの人に回していき、最後の人まで早く送れたチームが勝ちというゲームです。 この時、夏らしさを出す為に、スイカ型などのビーチボールを使うと良いと思います。軽くて回しやすい点からもおすすめです。

7月は暑いので、団扇作りをおすすめします。 まず、職員が市販の無地の団扇を用意します。 そして、高齢者の方には色鉛筆やマジックで好きな絵描いて仕上げてもらうだけの簡単工作です。 何を描いていいか思いつかない方もいると思うので、夏らしいイラストなどをいくつかサンプルとして大きく提示しておく、夏のイラストシールなどを用意しておくなどの工夫すれば誰にでも参加しやすいと思います。

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