6月にちなんだ高齢者のレクリエーション

6月のおすすめレクリエーション

6月は、初夏の訪れを感じられる季節で、暑さも増してきます。高齢者の方々にとっても、季節感を感じることは健康維持や生きがいの維持につながります。6月は、紫陽花や蛍など、様々な自然の恵みを楽しむことができます。また、父の日もあるため、家族と一緒に楽しめるイベントもあります。季節感を楽しむレクリエーションを通して、高齢者の方々が心身ともに健康的な生活を送ることができるようになります。
以下では、6月の季節にちなんだ高齢者向けのレクリエーションをご紹介します。

目次

6月のレクリエーション

運動会や魚釣り大会では、競技に参加しながらチームワークやコミュニケーションを深め、風鈴作りでは自分の好みや思い出を形にして、共有することができます。また、6月には「氷の朔日」や「父の日」などの行事があり、それに合わせたレクリエーションを用意することで、季節感を感じながら楽しむことができます。これらのアイデアを参考に、施設内でのレクリエーション企画を考えてみてはいかがでしょうか。

運動会

運動会が各地で開かれている時期ですね。

施設内では日々、風船バレーや玉入れ、輪投げなど体を使った定番のレクリエーションがあるかと思います。

その中でも利用者さんに人気のある競技を数種類取り入れて、得点制にしてはいかがでしょうか。

職員も利用者さんも紅組と白組に分かれ、ハチマキをしながら総合得点を競い合うことによって、連帯感やコミュニケーションが普段よりアップするはずです。

前日から、横断幕やボンボンなどの応援グッズを作っておくのもレクリエーションの一つとして良いですし、当日が楽しみになりますね。

魚釣り大会

夏と言えば、海。海と言えば、お魚。

ということで、手作りの魚釣りゲームをしてはいかがでしょうか。

テーブルや床に紙で作った魚にクリップをつけ、磁石をつけた釣り糸を垂らすと、魚釣り大会の始まりです。

お魚の種類もマグロやサンマの他にタコや貝も混ぜ、それぞれに点数をつけた点数対決、制限時間ありの釣った数対決、釣り上げてお魚の名前まで言えたら点数獲得!など、さまざまなバリエーションが考えられます。

魚や釣り竿を作る準備の段階から利用者さんにも手伝っていただくことで当日はより盛り上がるのではないでしょうか。

風鈴作り

夏の風物詩の一つと言えば風鈴です。特に高齢者にとっては、風鈴と蚊取り線香は昔を思い出すアイテムの一つではないでしょうか。

風鈴もガラスの部分を紙コップやペットボトルに代用することで作ることができます。マジック、マスキングテープ、シールなどを用意し、自分の好きなように彩っていただきましょう。そこに紐と鈴をつければ完成です。

完成したものは持って帰っても良いですが、みなさんの作品を並べて飾ることによって、眺める楽しみやコミュニケーションも生まれそうです。

風に吹かれてチリンチリンと鳴れば、夏を感じることができるでしょう。

6月のイベント・行事

「氷の朔日(こおりのついたち)」について、あまり知らない方も多いのではないのでしょうか。氷の朔日とは、旧暦の6月1日のことで、日本書紀にも登場するほど昔、氷を貯蔵する場所「氷室(ひむろ)」を開いた日のことです。冷凍庫がなかった昔は、冬の間に積もった雪や自然にできた氷を氷室で保存することで、夏の暑い時期でも、氷を食べることができたそうです。と言っても、貴重な氷室の氷を食べられたのは、各地の大名や将軍様のみだったそうですよ。

  • 梅雨入り(6月)
  • 氷の朔日(こおりのついたち)(6月1日~7月中旬ごろ)
  • 父の日(第3日曜日)
  • 夏至(げし)(6月21日ごろ)
  • 暑気払い(しょきばらい)(6月下旬ごろから)
  • 夏越の大祓(おおはらえ)(おおはらい)(6月30日)

6月に歌いたいカラオケレク

結婚式の定番「てんとう虫のサンバ」。1973年にチェリッシュが発表した曲ですね。なぜこの曲が結婚式の定番ソングになったのか。それは「てんとう虫」に秘密があるようです。実は「てんとう虫」は「幸せの象徴」とされています。ヨーロッパでは「てんとう虫が体につくと、幸せがやってくる」、オーストラリアでは「天気を良くしてくれる生き物」と言われているのです。新郎新婦の新たな門出を祝う結婚式にはぴったりですね。

  • てるてる坊主
  • あめふり
  • かえるの合唱(かえるの歌)
  • てんとう虫のサンバ

6月の花「工作レクリエーション」

梅雨の時期でもきれいな花を咲かせる紫陽花(あじさい)ですが、花の色は実は育てている土壌によって変わります。酸性の土では青色の花、中性の土では紫色の花、アルカリ性の土ではピンク色の花を咲かせます。日本で青色の花の紫陽花が多いのは、火山大国のため、酸性の土壌が多いからなのです。ちなみに、紫陽花の別名は「七変化」、花言葉は「移り気」。紫陽花の色の変化は昔から周知の事実だったようです。

6月を象徴する花

  • アジサイ(紫陽花)
  • ユリ(百合)
  • グラジオラス

6月から咲く花

  • コスモス(秋桜)
  • キキョウ(桔梗)
  • ハイビスカス
  • ナデシコ(撫子)
  • ヒマワリ(向日葵)

6月に見頃の花

  • ラベンダー
  • カラー
  • アマリリス
  • カスミソウ(霞草)
  • マリーゴールド

6月のおやつレク

京都の名産品・水無月。水無月は、ういろうに小豆をのせて固めた三角形の形をした和菓子で、6月になると関西地方を中心に売り切れが出るほど、皆に愛されているお菓子です。水無月の始まりは、室町時代。その頃の宮中には、旧暦の6月1日に氷を食べて、夏バテ予防をするという風習があったそうです。しかし、当時は高級品であった氷を食べられなかった庶民は、氷ではなく、氷に似たお菓子を食べるようになったということがきっかけだそうですよ。

  • 水無月(京都の名産品)
  • あんず寒天
  • あんず茶巾
  • びわゼリー
  • びわのシロップ煮

6月のカレンダー

令和4年 6月のカレンダー
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祝日

なし

かえるの歌の輪唱

「輪唱」とは同じ旋律を一定の間隔でずらして追いかけるようにして歌う合唱方法です。

高齢者のためのレクリエーションとしては少し頭を使いますが、施設などでは2チームに分かれて合掌します。

簡単な童謡ですが、歌詞を紙に書いて全員が見えるところにスタッフが持って立つか、黒板やボードがあればそこに貼って見えるようにしましょう。

輪唱を説明するだけでやってもらうのは難しいので、スタッフが各チームの1人付き、前に立ってグループ全員をリードするように一緒に歌います。

特に後に続く方のグループのスタッフは歌いだすタイミングの指示をわかりやすく出しましょう。体全体で指揮をとるようにして全員の目線をひきつけ、全員の声が揃うように大きく指示を出しましょう。

6月にちなんだ壁面折り紙

高齢者のレクリエーション2つめは「アジサイの壁飾り」です。これは折り紙でアジサイの花を作り、壁に飾るというものです。

アジサイは一つの花に小さな花がたくさんついているので、元気な方にはたくさん折ってもらいましょう。

使う折り紙の枚数や色などは自由ですが、折り紙は通常の折り紙の4分の1という少し細かい手作業になりますので、ゆっくり時間をかけるか、スタッフがついて難しい作業部分は手伝うようにしましょう。

アジサイの花のかたまりが一つできたら、葉っぱやかたつむりなどのアイテムや動物などを作っても楽しいでしょう。

ちなみにここで紹介した折り方は平面なので、折り終わった小さな花を糊で固めて丸い形にして、実際に壁に貼ることができます。

アジサイの簡単な作り方の参考動画

この他折り紙レクリエーションとして、かえるや傘、てるてる坊主、レインコートやレインブーツなどの折り紙があります。もしデイサービスなど施設利用者がたくさん集まるところで時間があれば、グループごとに担当を決めて作るものを分担するのもいいかもしれませんし、その方の作業レベルに合わせて好きなものを好きなように作ってもらっても構いません。梅雨の時期もお年寄りの方と楽しく乗り切っていきましょう。

6月のレクを聞いてみました。

6月といえば、梅雨入りする地域が多いです。 そこで、皆で子どもの頃を思い出しててるてる坊主を作ると楽しいです。 シンプルにティッシュと輪ゴム、ペンを用意して作ってもらってもいいし、カラフルな布の中に綿をつめてしっかりと作っても良いと思います。 出来上がったものは、長い紐などを使って、全部つるして皆で 見て楽しめば会話も弾みます。

雨がしとしと梅雨時期の6月は、施設ではてるてる坊主作りのレクリエーションがあります。てるてる 坊主はティッシュを使って作るイメージがありますが、折り紙で折ったりコットン生地やフェルトを使ったりと、材料や作り方は自由自在です。手芸好きなおばあちゃんたちが、楽しめるレクリエーションです。 出来上がったてるてる坊主は施設の窓やリビングに可愛く飾って、梅雨空が晴れるように願います。

6月は梅雨の時期です。季節感を出すために折り紙であじさいの花をたくさん折りました。花一つ一つは簡単に折れますので、手先に自信のない方でも折やすいです。たくさん花が折れたら、集めて大きなあじさいを作ります。いろんな色を使い、鮮やかに仕上げるのも良いと思います。部屋やデイルームに飾り、梅雨のどんよりした雰囲気を明るくするのでおすすめです。

6月といえば、雨が多くなる季節です。 高齢者の方にはなかなか外出しづらい時期ですが、紫陽花が美しい季節でもあります。 そこで、折り紙を使った紫陽花制作をおすすめします。 画用紙の上に、紫やピンク系統の折り紙を指で小さくちぎって丸く貼っていけば、簡単に紫陽花ができます。 出来上がったら、クレヨンで葉っぱやカタツムリなども描けばさらに綺麗です。 背景は、たんぽ(綿を丸めて布で包んだもの)に薄く溶いた絵の具(淡い色がおすすめ)をつけて、ポンポン押していけば綺麗です。 手先の運動にもなります。

近隣に、紫陽花ロードがあるので、そこへドライブに出かけます。紫陽花ロードの終点には、景勝地でもあるダムがあります。天気の良い日は車から降りて、しばし紫陽花とダムの美しい景色を鑑賞しながら散歩します。途中、茶店があるので立ち寄り、美味しいお茶を楽しみます。梅雨時なので雨天の日もありますが、紫陽花の中をドライブするだけでも、皆さんの表情が明るくなって嬉しいです。

梅雨本番の季節。雨を喜ぶ虫といえば、かたつむりですね。最近、見かけた人はいますか?と季節らしい振りをしつつ、かたつむりの歌を歌いながら、右手左手をそれぞれグーとチョキを入れ替える体操を実施。必ず、入れ替えても上にグー、下がチョキにポーズするように指示。これぞかたつむりです。と念を押しつつ、手の位置が逆になると新種かたつむりになります。と笑いを誘いながら楽しみました。

本格的な梅雨の時期になると、レクリエーションはホール内での創作活動も充実させます。利用者様には、ちぎり絵を楽しんでいただきます。折り紙や、広告、不要な紙などを適当な大きさにちぎります。ちぎる作業は簡単で手先の運動にもなり、介護度が高い利用者様にも参加してもらいやすいです。大きく描いた輪郭に、ちぎった紙を自由に貼り付けます。隙間なく貼り付けると、大きく色鮮やかな紫陽花が完成します。

6月といえば梅雨を思い浮かべる方が多いと思います。そして雨といえばカタツムリです。 そこで、「でんでんむし」の童謡を歌いながら手遊びをするのがおすすめです。 方法は簡単です。「でんでんむし」の歌に合わせて、まずは右手をグーにして上、左手をチョキにして下に重ね、両手でカタツムリの形を作ります。 次に右手をチョキにして下、左手をグーにして上に重ねて、またカタツムリの形を作ります。 この動作を歌いながら繰り返すだけです。 意外と集中力が必要で脳トレにもなりますし、皆でやると楽しめます。

6月といえば、雨の季節です。 雨といえばカタツムリを思い出す方も多いと思います。 そこで、個性あふれるカタツムリを制作して壁面に飾るのをおすすめします。 まず、職員が色画用紙でカタツムリの身体と殻を作っておきます。殻は何色か作っておき、選んでもらっても良いと思います。 高齢者の方には、身体にそれぞれマジックで顔を描くのと、殻に指スタンプで模様をつけてもらいます。 メインは、殻の指スタンプで、好きな色の絵の具を水で溶き、それを指先につけて、殻に自由に押していってもらうのを楽しんでもらいます。 手形スタンプだと抵抗がある人も指先に絵の具をつけるぐらいならオッケーという人は多いと思います。 絵の具をつけるのが嫌な人には、丸いシールなどを用意しておくのがおすすめです。 最後に身体と殻をくっつけて出来上がりです。

6月といえば、そろそろ夏が始まり、地域によっては日中はかなり暑くなってくるところもあります。 そこで、本格的な夏の前に「熱中症予防クイズ」を開催すると、楽しみながら適切な対処法を確認することが出来ます。 例えば、そもそも熱中症とはどんな症状か、熱中症が起こりやすい場所、予防に適切な服装、 暑い時の水分補給に適した飲み物などを10問〜20問ぐらい、3択クイズなどで用意すれば、誰にでも参加しやすくおすすめです。

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