4月にちなんだ高齢者のレクリエーション

4月のおすすめレクリエーション

4月は春の深まりを感じる季節で、新しい生命が芽吹く季節でもあります。高齢者の方々にとっても、季節感を感じることは健康維持や生きがいの維持につながります。4月は花や緑が豊富になり、気候も穏やかになってきます。季節感を楽しむレクリエーションを通して、高齢者の方々が心身ともに健康的な生活を送ることができるようになります。
以下では、4月の季節にちなんだ高齢者向けのレクリエーションをご紹介します。

目次

4月のレクリエーション

春の季節に合わせたレクリエーション活動には、お花見や花・野菜作り、春の歌会などがあります。利用者さんと一緒に楽しめるアクティビティを計画して、季節を感じる時間を過ごしましょう。4月には様々な行事やイベントがありますので、一緒に楽しみましょう。

お花見

桜が咲いてくることで、今年も春が来たと感じることができます。

本当は外出レクで本当のお花見を楽しみたいところですが、施設ではなかなか難しい場合もあるでしょう。

そんな時は、大きく作った茶色の木の幹に利用者さんに桜の花びらを作ってつけていただいてはいかがでしょうか。

ピンクの折り紙や画用紙で桜の花びらの型を切り取り、壁に貼ってある木の幹へつけるだけで、徐々に満開の桜ができ上がってきます。本物の桜の花びらをつけても良いですね。

外の桜の木に合わせて徐々に花びらをつけていくと、より一層季節の移り変わりを感じることができるのではないでしょうか。

花・野菜作り

春になり、お花や野菜の種を植える時期になります。

施設内でも収穫が楽しみな野菜や日々の成長が楽しみになるお花を植えてはいかがでしょうか。

ミニトマトやニンジンであればプランターで育てることができますので、場所を取りません。定期的に水やりや草取りを利用者さんと一緒に行い、収穫を楽しみに待ちましょう。

お花もどれを植えて良いか迷うぐらい種類が多いので、利用者さんと図鑑などを見て思い出を語っていただきながら一緒に決めるのも良いですね。

育てるのはきっと利用者さんの方がお上手です。先の楽しみができると言うことは生活に潤いをもたらすことでしょう。

春の歌会

春をテーマにした歌は多いです。童謡(例:春が来た、花、春の小川)、演歌(例:北国の春、二輪草)、J-POP(例:赤いスイートピー、いい日旅立ち)などジャンルも多く、利用者さんの年齢によっても思い出の曲が違うことでしょう。

イントロクイズ、歌詞の一部を隠したクイズをすることは脳トレになります。

カラオケ大会や合唱をするときは、歌詞カードを作りましょう。桜色の厚紙に歌詞を貼り付けたり、シールやリボンでデコレーションしたりすることも手の運動になります。

また、合唱ボランティアさんをお招きして春をテーマにした歌を歌っていただくのも懐かしいひと時を過ごせるのではないでしょうか。

4月のイベント・行事レク

  • お花見(4月)
  • エイプリルフール(4月1日)
  • 新年度・入学式(4月上旬)
  • 花祭り(4月8日)
  • 十三参り(じゅうさんまいり)(4月13日)
  • 昭和の日(4月29日)祝日
  • ゴールデンウィーク(4月29日~5月5日)
  • 潮干狩り(しおひがり)(4月~7月ごろ)

4月に歌いたいカラオケレク

4月にぴったりの曲を紹介します!

  • さくらさくら
  • 春が来た
  • 春の小川
  • 東京の花売り娘
  • 荒城の月
  • 春一番
  • 白い花の咲くころ
  • また逢う日まで
  • 野に咲く花のように
  • いい日旅立ち
  • 春よ来い

4月の花「工作レクリエーション」

4月は春の季節なので、様々な花が咲き始めます。

4月を象徴する花

  • さくら(桜)
  • チューリップ(鬱金香)
  • タンポポ(蒲公英)

4月から咲く花

  • スイートピー(麝香連理草)
  • マリーゴールド(金盞花)
  • ふじ(藤)
  • ガーベラ(花車)
  • ツツジ(躑躅)

4月に見頃の花

  • アネモネ(牡丹一華)
  • カーネーション(和蘭石竹)
  • ワスレナグサ(勿忘草)
  • モモ(桃)
  • オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)

4月のおやつレク

  • 花見団子
  • 草餅
  • 串だんご

4月のカレンダー

4月になると、年度が替わるために新生活が始まり新しい人との出会いもあるのではないでしょうか。

地域によりますが、4月上旬は各地で桜が咲き始めます。

年に1回しかないイベントなので、お花見を楽しむのもいいですね。

4月の下旬からはゴールデンウイークが始まります。

5月の第2日曜日は母の日になるので、4月のうちからプレゼントを考えて準備しておくのがおすすめです。

令和5年 4月のカレンダー
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祝日

昭和の日(29日)

「さくらさくら」の歌に関するお話しとクイズ

これは高齢者の音楽療法の一つで音楽レクリエーションとして取り入れているものです。

施設にいらっしゃる高齢者の方の数にもよりますが、デイサービスなどでしたら20人から30人ぐらい集まることが多いでしょうから、全員で歌詞を見ながら歌を歌ってみるのは楽しいですよ。

4月は桜のお花見にちなんだテーマで「さくらさくら」の歌を模造紙に描いてスタッフが持ちながら立ちます。一度高齢者全員で紙を見ながら歌ってみるとみなさん楽しまれています。

歌詞の意味について簡単に説明します。

その後にこの歌についてクイズを出します。

クイズ例:この歌はいつぐらいに作られた歌でしょうか?みなさんどう思われますか?

白板や黒板などがあればそこに文字で3~4択形式で書くとわかりやすくなります。①番から④番までどれが正解か手をあげて答えてもらうとよいでしょう。スタッフの方がジョークを交えながらお話しするとより笑いがおこり場が和みます。

お花見

これは高齢者の音楽療法の一つで音楽レクリエーションとして取り入れているものです。

施設にいらっしゃる高齢者の方の数にもよりますが、デイサービスなどでしたら20人から30人ぐらい集まることが多いでしょうから、全員で歌詞を見ながら歌を歌ってみるのは楽しいですよ。

施設の方針などでできない場合もあるかと思いますが、高齢者レクリエーションとして「お花見」に行ってみると皆さんとても喜ばれます。

やはり4月が一番桜の見頃ですし、天気のいい日に施設から近い公園などで楽しく談話すると高齢者の方もとても楽しそうです。

花見をしながら飲食は衛生面などの面から考慮して難しいかもしれませんが、普段通所する施設とは違う場所でお話ししたり、風景を楽しんだりするだけでも、いいリフレッシュにもなります。スタッフの方は、車いすの方やの介助、公園内でけがをされたり迷子になられたりする方がいらっしゃらないよう安全管理に十分注意しましょう。

その他

4月のレクリエーションとしては全員で作る折り紙の壁画などもあります。簡単にできて4月のお花ですとチューリップがあります。幼稚園の子どもでもできるような簡単な折り方もありますのでぜひ試してみてください。

4月のレクを聞いてみました。

4月といえば、桜のちぎり絵製作がおすすめです。 あらかじめ、大きめの模造紙に桜の木を描いておきます。 高齢者の方には、桜をピンク系統、幹を茶色系統の折り紙をちぎりながら貼り付けてもらいます。 空は青や水色、地面は茶色、緑などの色紙をちぎって貼っても綺麗です。 指先のトレーニングにもなり、 何人かで作業することで連帯感も生まれ、皆さん最後には笑顔になります。 外出が難しく本当のお花見が出来ない方にもおすすめです。

老人病院(療養病棟)に勤務していた頃に春でしたことは花紙(ピンクなど)でサクラなどをモチーフに花を作って、木の掲示に花いっぱいにしてサクラや梅の花を作っていました。また、言葉にしたい気持ちや目標などを習字で書き留めて(書初め紙などに)もらって、廊下やお部屋などに掲示していました。思いの他、麻痺や震えがある手の利用者さんでも集中して花を作ったり、勢いのある習字を披露して下さいました。幼児くさいかもしれませんが、複雑すぎず、かつ達成感のあるレクリエーションは好評でした。

自己紹介、他己紹介ゲームです。 4月といえば新年度、心機一転、新たな気持ちで新年度を迎えよう!ということで、自己紹介ゲーム、又は、新しい入居者さんが居ない時は他己紹介ゲーム(自分ではなくお隣さんの紹介をする)をしました。 あいうえお作文方式で、名前の頭文字から長所や特技、凄いと思うところなどを発表してもらいました。 他己紹介ゲームは、自分のことを自分で話すより、周りの方が自分のことを見てくれている、知ってくれているんだなぁと思うと嬉しかったという声が多く上がりました。

この時期になりますと、桜も満開になってお花見日和!です。 なので4月は毎年近くの公園へみんなでお花見に行きます。 遠出も良いですが、それだと車の手配等の関係で行けない方も出てきてしまうので、 お散歩兼レクリエーションとしてお花見に行っています。 ただ近年はコロナ禍ですのでかなり気を遣いながら、何グループにも分けて少人数でのお散歩です。 職員としては何度も行くので大変ですが、少人数な分、利用者様1人1人としっかりコミュニケーションが取れるので結果として良かったです。 お花見終わりにはみんなで写真を撮ってニコニコしながら帰っています。

4月は桜のお花見の季節です。桜の花を折り紙で形を作ったり、ハサミで切って他の用紙にその桜の花を貼り付けて桜の花のお花見を作成するのも楽しいです。桜といえば桜餅や団子もお花見には欠かせないので桜餅や団子を一緒に作っておやつで食べるのも楽しいです。桜餅や団子は全部を一緒に作らずに一緒に粉を混ぜるだけでも高齢者も楽しめて良いです。

4月は入学、入社の季節なので入学のランドセルや学生服やスーツ等を折り紙で折って何かの紙や段ボールに貼って入学シーズンを楽しむのも楽しいです。簡単な折り紙を折ったり、ペンでランドセルや学生服等を描いても良いです。折り紙で指を動かしたりペンで絵を描く事で楽しく、また指を動かす事も出来るので良いです。描くのが苦手ならシールを貼っても楽しめます。

4月といえば春爛漫の季節なので、懐かしい春の童謡を皆で歌うのがおすすめです。 例えば、春の小川、チューリップ、さくらさくらなど、誰もが昔歌ったことがあるような曲をチョイスすると誰でも参加しやすいです。 模造紙に歌詞などを書いておくと、ちょっと自信がない人も歌いやすいです。 また、場の空気が和らいできたら、歌いながら両手を前に出して、グーパーと手のひらを握る、開くと繰り返していくなど、手の動きも入れると頭の体操にもなり、盛り上がります。

桜が咲き始め、お花見しつつおやつタイムの花見団子作りをしました。 まずは、よもぎ・さくら・ノーマルの3色の生地を用意し それぞれ丸める作業をしました。 「丸めるの苦手だよ」っと言っていた方も職員の手を借りながら 和気あいあいと楽しんで取り組みました。 自分達で作った団子は、一味も二味も違うようで、 桜に負けない笑顔がいっぱい咲きました。

新しい春の訪れの時期だと思いますので、桜や草花などがメインで行える行事が良いのではないかと思います。例えば、桜が咲き誇る頃に桜の花の塗り絵をしたり貼り絵をしたりと手先を使って頭も使うことで認知症の予防もできる制作活動をしたり、桜を見るために外出をすることで普段とは違う環境にふれあい、気分転換を行うこともできるかと思います。

4月といえば、お花見です。常日頃からお食事会や神社へのお参などはお喜びになられるので、お花見の前後にも設定することがありました。また、季節のものが購入できるので、道の駅などに寄り、買い物をするのも好評のようでした。車いすが必要の方やそうでない方もいらっしゃるため、外出は準備が大変ですが、メンタルケアにも有効で、各々に楽しんでいらっしゃるようでした。

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