3月にちなんだ高齢者のレクリエーション

3月のおすすめレクリエーション

3月は、春の訪れを感じる季節で、暖かくなってくるとともに、自然も一層活気づいてきます。高齢者の方々にとっても、季節感を感じることは健康維持や生きがいの維持につながります。3月は、桜の開花や卒業式、入学式といったイベントがあり、また、春野菜やいちごなど、春の旬の食材も豊富になります。季節感を楽しむレクリエーションを通して、高齢者の方々が心身ともに健康的な生活を送ることができるようになります。
以下では、3月の季節にちなんだ高齢者向けのレクリエーションをご紹介します。

目次

3月のレクリエーション

春のお彼岸にはぼたもち作り、進級やお世話になっている方への手紙にはハガキ作り、ひな祭りにはひなあられリレーなど、季節感を取り入れたアクティビティで楽しい時間を過ごしていただけます。また、3月には卒業式やお花見などもあり、季節のイベントを利用したレクリエーションは様々な場面で活用できます。皆さんと一緒に季節を感じ、楽しい思い出を作っていきましょう。

春のお彼岸

春のお彼岸はぼたもち(おはぎ)を食べる風習があります。特に高齢者は「お彼岸」を大切にし、お母様とぼたもち(おはぎ)を作った思い出のある方も多いのではないでしょうか。

施設内の大きな机の上でサランラップやビニール手袋を使って利用者さんと一緒に作業をしましょう。包むものもあんこだけではなくきな粉、えんどう豆などさまざまなものが考えられますし、利用者さんによく食べていたおはぎの種類を語っていただくのも良いですね。

もち米をお米に変えたり、小さくしたりするなど工夫を考えましょう。レシピサイトに工夫を凝らした作り方が載っていますので、利用者さんの状態を考えながら皆で作ってみてはいかがでしょうか。

ハガキ作り

もうすぐ新しい年度の始まりです。進級した大切なお孫さんやお世話になっている方に手紙を出すと喜ばれるのではないでしょうか。

手作りのハガキは質感も良く、特別な雰囲気が出てきます。

市販されている紙すき用のキットであれば、牛乳パックを用意するだけで作ることができます。

桜の花びらや緑の葉を入れることで季節感も増し、飾っておくだけでも綺麗です。

思い思いに作っていただくことで、個性も出て利用者さんのことを知るきっかけになりそうです。

他の季節でもできるレクリエーションですので、季節の節目に行っても良いですね。

ひなあられリレー

3月3日はひな祭りです。本物のお雛様を飾ったり、折り紙で作成したりする施設は多いと思います。それだけでも3月を感じることができますね。

ひな祭りを彩るものの他に、ひなあられリレーで盛り上がるのはいかがでしょう。

ひなあられ、もしくはひなあられの色をしたアクセサリービーズなどパール大の玉を用意します。それをお箸(難しい方はスプーン)で掴み、隣の人のお皿にどんどんリレーして行きましょう。

お箸を手で動かし、小さな玉をつかむことは手の訓練や脳への良い刺激になります。

ひな祭りにまつわる音楽(例:うれしいひなまつり)を流し、その音楽が流れている間にゴールした玉の数を競うと、より季節感も出るのではないでしょうか。

3月のイベント・行事

  • ひなまつり 桃の節句(3月3日)
  • 十三参り(じゅうさんまいり)(3月13日~5月13日)
  • ホワイトデー(3月14日)
  • 社日(しゃにち)(3月中旬~下旬)
  • 春のお彼岸(3月下旬)
  • 春の甲子園(3月下旬)
  • 春分の日(3月20日ごろ)祝日 2022年は21日
  • お花見(梅や桃、桜など)(3月下旬から5月上旬)
  • 春一番(立春から春分まで)
  • 卒業式(3月中)

3月に歌いたいカラオケレク

3月にぴったりの曲を紹介します!

  • うれしいひなまつり
  • 春よ来い
  • どこかで春が
  • 朧月夜
  • 365歩のマーチ
  • 春の小川
  • あゝ人生に涙あり
  • 手紙
  • 旅立ちの日に
  • 蛍の光
  • 仰げば尊し
  • おもいでのアルバム
  • 手のひらを太陽に
  • 遠山の金さん

3月のおやつ

  • 雛あられ 
  • 桜餅 
  • イチゴ大福 
  • 桃カステラ 
  • 引千切(ひちぎり) 
  • いがまんじゅう 
  • おこしもん 
  • 金華糖(きんかとう)
  • よもぎ餅(草餅)

3月のカレンダー

3月は春らしいぽかぽか陽気の日が増えてきます。

3月3日はひな祭りです。

「桃の節句」ともいわれています。ひな祭りの日は、ひな人形を飾り、ちらし寿司やひし餅などを食べて、女の子の成長をお祝いします。

3月14日はホワイトデーです。

バレンタインデーにチョコレートなどのプレゼントをもらった人に、お返しをする日です。

3月下旬は春分の日です。

春分の日は例年、3月20日か3月21日のいずれかになります。

春のお彼岸の時期でもあるため、先祖の墓参りなどをして過ごします。

令和4年 3月のカレンダー
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祝日

春分の日(21日)

ひな祭り

施設によってはお雛様が飾り付けてあるところもあるようです。高齢者レクリエーションとしてひな祭りをする場合は、テーブルに座って、お茶やあられを出して食べたり、ひな人形を折り紙などで作ったりすると楽しいです。

また回想法で、自分のお子さんやお孫さんの思い出を語って聞いてみるのもいいでしょう。

紙コップでひな人形をつくる方法ですが、用意するものは「画用紙やおりがみ」「紙コップ2つ×2体分の4つ」「モール2本」「マジックや色鉛筆など書く道具」です。

まず、コップの底から3分の1ぐらいを残して切ります。3cmぐらいに切ったものにマジックなどで顔や髪の毛などを描き、折り紙などで冠や烏帽子などをつけます。次にモールをサインペンなど細いものに巻きつけてバネ上にします。それを先ほど顔を描いていないほうの紙コップにセロハンテープなどで貼り付けます。モールのバネを貼り付けたほうに、折り紙を切って着物の柄を貼り付けます。また扇子やしゃくなども折り紙で切って貼り付けます。最後にバネの上に頭をのせると完成です。横から頭を指でつつくと「ゆらゆら」と揺れてかわいいお雛様の出来上がりです。

3月の季節にちなんだ歌

「ひな祭り」の時期にはひな祭りの歌をみんなで歌ってもいいでしょう。その他3月にふさわしい歌としては「はるがきた」(はーるがきーた、 はーるがきーた どーこにーきた)

などいろいろあります。「はるがきた」をもちいて口の体操をすることもできます。

この歌を使ったお口のリハビリ体操としてはいくつかあるようですが、その中に、この曲のメロディを「あいうえお」や「さしすせそ」などで歌ってみるというのがあります。この曲の特徴は歌詞がすべて5文字で区切られていることから「あーいうえーお」「あーいうえーおー」とメロディにのせて発音すると最後まで「あいうえお」できっちりと歌いきることができるのです。50音の中から「さしすせそ」など発音が難しいものを選んで口をできるだけ大きく開けて歌いましょう。

以上、3月のレクリエーションについてご紹介しました。

3月のレクを聞いてみました。

3月といえば雛祭りを思いうかべる方が多いと思います。 そこで、手先の運動もかねて、雛人形作りをおすすめします。簡単なのは、紙コップに綺麗な和紙を巻いて着物を作り、色画用紙で顔を作って貼り付けるというものです。 出来た物を並べて飾っても可愛いです。 また、そんな中で、ひなまつりの歌を皆で歌ったり、1人ずつひな祭りの思い出を語ってもらったりすればより楽しめます。

冬の寒さが和らぎ、温かい日も出てくる季節です。 そこで、無理のない範囲で近所の公園などに春を見つけにお散歩に行くのがおすすめです。 せっかく出かけるので、職員がまずは公園内に咲いている花をいくつかチェックしておき、その名前を一覧表にしたカードを用意します。 高齢者の方には、カードとペンを持ってもらい、散策中にカードに書かれてある花を見つけたら○をしていくなどのゲームにすれば、春をの訪れを感じることができてより楽しめます。

ひな祭りにちなみ、希望される女性の利用者様を対象に、お雛様に変身するレクリエーションを行います。メイクは職員が行います。軽くチークとリップで色付け、肩に綺麗な羽織ものをかける程度ですが、女はいくつになっても女です。変身された皆さん、はにかみながらも乙女のような可愛らしい表情をされ、とても嬉しそうな様子です。

桜の開花が待ち遠しい季節がやってきましたね。今日からこの部屋も満開の桜を想像しながら花咲かせていきましょう。枯れ木を天井からつるして、その木に桃色の花紙を使用して桜をイメージした花をつけていきます。またそれとは別に桜色の色画用紙を細い短冊状にカットし、桜の花びらを表現します。五枚をセットに一つの桜が完成。糸でつるしてモビールのように仕上がりました。窓から風が入るたびにくるくると回り、殺風景な天井空間がとても華やかになり、目で楽しめる仕上がりになり、春待ちの季節に皆様に喜ばれました。

3月といえばお花見。 紙で木を職員が作り利用者さんには、お花を100均で売ってる紙の花や手指の運動にもなるので 折り紙で花や桜を作っていただき貼り付け、桜や春の曲をかけてお昼ご飯を食べました。 おやつの時間にも、お茶とちょっとしたおやつ(バナナなどフルーツ)を食べてお花見の雰囲気を 味わいました。 動ける方には職員付きで施設内のお散歩も短時間ですが行いました。

3月は、やはりひな祭りの時期なのでひな祭りに関するレクリエーションがいいかと思います。 折り紙でおひなさま、おだいりさま、花びらなどを折ったりするのも楽しいですよ。手先を使うので難しい方もいたりしますが真剣に作業し出来上がったものを飾ると喜んでくれますよ。 また、歌を歌ってひなあられを食べたりすると昔に戻ったような気になってみなさん顔が明るくなっていたように思います。

3月といえば、ひな祭りがあります。 そこで、ひな祭りビンゴなどをすると盛り上がります。 ①まず、5人程度のグループに分けた高齢者の方に自由にひな祭りに関連する言葉をあげてもらいます。(20個〜30個ぐらい) ②次に、縦3×横3の9マス(縦4×横4の12マスでもOK)を印刷したカードを配ります。 ③最後にそのマスの中に始めに出てきたひな祭りに関連する単語を各自選んで書けば、ビンゴカードの出来上がりです。 ④あとは、グループで順番にひな祭りに関する単語を言っていき、カードにあるものが出てきたら消していき、縦、横、ナナメのどこか一列が揃えばビンゴです。

3月といえばひな祭りがあります。 そこで、昔の貴族がひな祭りで遊んだと言われている「貝合わせ」をしてみると楽しいです。 ルールは、トランプの神経衰弱と同じで、沢山の貝(裏に絵を描いておきます)の中から、順番に2枚ずつめくり、同じ絵柄が描かれた貝をひけば、自分の物にできて、最終的に沢山の貝を取った人が勝ちというゲームです。 貝は、厚紙に色画用紙をはったものを貝の形に切り、その上にイラスト(お雛様や団子など、春らしいものがおすすめ)を貼れば出来上がります。 ゲーム自体は神経衰弱なので、イラストは一つの絵柄に対して2枚ずつ必要です。 ルールも簡単で誰にでも参加しやすく、おすすめです。

3月も中旬から下旬になると桜が咲き始める地域が多いです。 そこで、室内でも春を感じられる桜の花びらをキャッチするゲームがおすすめです。 ①まず、職員が桜の花びらを色画用紙や折り紙を切って沢山作っておきます。 ②高齢者の方には、少し大きめのカップを持ち、2人1組になって向かいあって座ってもらいます。 ③職員がその真ん中に入り、少し高い位置から、なくなるまで花びらをまいていきます。 ④それを高齢者の方に容器を動かしてキャップしてもらい、沢山キャッチできた方が勝ちです。

3月下旬は桜のお花見を楽しみます。近くに有る川沿いの桜並木が、穴場の鑑賞スポットです。あえて有名所は避けて、毎年お花見はこの場所に決めています。地元の人だけが楽しむ場所なので、利用者様が落ち着いて鑑賞するには最適です。よく晴れた日は、車から降りて桜並木の下をゆっくりと散歩します。ベンチに腰掛けお茶を飲み桜を愛でるひとときは、利用者様にとても喜ばれるレクリエーションです。

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