11月にちなんだ高齢者のレクリエーション

11月のおすすめレクリエーション

11月は、秋の終わりを告げる季節で、紅葉も終わり、冬の訪れが近づいてきます。高齢者の方々にとっても、季節感を感じることは健康維持や生きがいの維持につながります。11月は、秋の味覚である栗やさつまいも、そして新米などが旬を迎えます。また、七五三や文化祭などのイベントもあります。季節感を楽しむレクリエーションを通して、高齢者の方々が心身ともに健康的な生活を送ることができるようになります。
以下では、11月の季節にちなんだ高齢者向けのレクリエーションをご紹介します。

目次

11月のレクリエーション

11月は、秋の深まりとともに寒さが厳しくなってくる季節です。しかし、秋の味覚や文化行事など楽しいこともたくさんあります。今回は、11月のレクリエーションについて考えてみました。温かいドリップコーヒーやココアを楽しんだり、どんぐり・松ぼっくりを使った工作で秋の装飾品を作ったり、将棋をして脳トレをしたりと、様々なアイデアを紹介しています。

カフェ

冬に向けて肌寒くなってくる11月は温かい飲み物が欲しくなります。

コーヒーやココアなどを用意し、施設内でカフェを開いてはいかがでしょうか。

コーヒーは本格的にドリップコーヒーを淹れると施設内にコーヒーの芳しい香りがいっぱいに広がることでしょう。

豆を挽いてすぐにお湯をゆっくりドリップすると、コーヒーフィルタの中の豆がふんわり膨らみます。その様子は目でも楽しむことができます。

動画サイトで職員が美味しいコーヒーの淹れ方を習得し、利用者さんに披露してもいいですね。

また、地域のコーヒーショップのマスターに来ていただいて、一人一人に淹れていただくことができれば、特別なひと時を過ごせるのではないでしょうか。

芸術の秋

「芸術の秋」とあるように、どんぐり・松ぼっくりを使って工作をしてはいかがでしょう。

紙皿の真ん中に穴を開けてリース型にし、周りに落ち葉、どんぐり、ドライフラワーなどを利用者さんの好きなように貼り付けていくと秋を感じるリースができます。(紙皿の代わりに段ボールにすると、土台が強いものになります)

また、松ぼっくりを多めにしたり、赤や緑のリボンなどの飾りや鈴をつけると12月のクリスマスに向けたリースにもなります。11月の終わりに作成して12月を迎えるのもいいですね。

将棋の日

11月17日は将棋の日です。施設内でも将棋を使った遊びをしてはいかがでしょうか。

本格的にルールを知っている方同士で将棋対戦をしても良いですが、ルールを知らない方も多いと思います。その場合は、4人程で集まり将棋崩しという遊び方もあります。将棋に苦手意識を持っている方には良いきっかけにもなることでしょう。

頭と手先を使いますので、脳トレになりますし、普段話さない方同士のコミュニケーションにもなります。将棋好きな方にとっては、将棋をするのが習慣になっていくかもしれないですね。

11月のイベント・行事

  • 赤い羽根共同募金(10月1日~12月31日)
  • 文化の日(11月3日)祝日
  • 立冬(11月7日ごろ)
  • 七五三(11月15日)
  • 新嘗祭(にいなめさい)(11月23日)
  • 勤労感謝の日(11月23日)祝日
  • 酉の市(とりのいち)(11月の酉「とり」の日)

11月に歌いたいカラオケレク

11月にぴったりの曲を紹介します!

  • 北風小僧の寒太郎
  • まっかな秋
  • こぎつね
  • 明日があるさ

11月の花「工作レクリエーション」

11月を象徴する花

  • 皇帝ダリア
  • リンドウ(竜胆)
  • シャコバサボテン

11月から咲く花

  • サザンカ(山茶花)
  • ポインセチア
  • アロエ
  • ボケ(木瓜)
  • アザレア

11月に見頃の花

  • サフラン
  • シクラメン
  • ヒイラギ(柊)
  • シュウメイギク(秋明菊)
  • ブバルディア

11月のカレンダー

11月といえば、紅葉が見ごろを迎え、お鍋など温かいものがいっそう美味しくなります。

11月15日は七五三の日です。

女の子は三歳と七歳の年に、男の子は五歳の年に七五三を行います。

11月22日は「いい夫婦の日」です。

11月22日(=いいふうふ)にちなんで制定されました。

夫婦で旅行や食事に出かけたりプレゼントを贈るのもいいですね。

11月3日は文化の日です。

11月23日は勤労感謝の日です。

祝日を使って紅葉狩りや冬の味覚を楽しむのもいいですね。

11月に入ると、年賀はがきの販売が始まります。

年賀状や喪中はがきは、早めに準備をしたいですね。

令和4年 11月のカレンダー
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祝日

文化の日(3日) 
勤労感謝の日(23日)

11月の音楽療法「もみじ」

「♪秋の夕日に照山紅葉。濃いも薄いも数ある中に」という歌を用いて、全員で歌を歌ったりするといいでしょう。歌を歌うことは発声による脳の活性化や口を動かすので、口腔ケアや、口周りの筋肉を鍛える効果があります。

この歌の導入例として、野山で拾ってきた赤や黄色に色づいた紅葉を床に撒いて広げてみると、紅葉狩りにいったような雰囲気が出ます。せっかくきれいな紅葉を実際見に紅葉狩りでもしたいところですが、山に出かけるのは難しいので、このような演出をしても楽しいでしょう。

このような演出をしたあとで、音楽に合わせてみんなで歌を歌いましょう。

11月に音楽レクリエーションで取り入れる歌として他には「村祭り」があります。

「♪村の真珠の神様の~今日はめでたいお祭り日~♪ドンドンシャララドンシャララ ドンドンシャララドンシャララ 朝から聞こえる笛太鼓♪」

歌詞は3番まで続きます。

この歌を歌いながら、足踏みと手拍子をしてみましょう。足踏みと手拍子の入れ方は、歌詞にある「ドンドン」左右どちらからでもいいので、片方ずつドンドンと交互に足踏みします。つぎに「シャララ」で手拍子1回「パチン」とならします。

また「ドン」で足踏み左右どちらか1回、「シャララ」で今度は手拍子を2回しましょう。このパターンでその歌詞があるところは足踏みと手拍子を繰り返します。

このようにリズム遊びが楽しい曲があります。

11月の折り紙や塗り絵について

11月の塗り絵のテーマで使えるものは、銀杏や、干し柿、菊の花などの風景があります。黄色やオレンジなど鮮やかな色で塗れるものが楽しいでしょう。

折り紙については、簡単に折れるもので、季節にちなんだものとしては「きつねの顔」や「もみじの葉っぱ」などがあります。作り終わったら、壁画の一部として飾ってみてもいいでしょう。

11月のレクリエーションとして音楽療法を中心にご紹介しましたが、音楽を通して高齢者の方同士のコミュニケーションが生まれたり、体を動かすことで気分が明るくなったりします。行う際はスタッフの方が見回るなど、安全面の確保や動作が難しい方には補助をするなど気配りも大事です。

11月のレクを聞いてみました。

11月は秋の集大成の時期であり、外に出れば、落ち葉や木の実、どんぐりなどが沢山落ちています。 そこで、可能であれば、天気の良い日に散歩に出かけて紅葉などを楽しむといいと思います。 その後、職員が集めておいた落ち葉や木の実を、動物などに見立てて画用紙に貼っていくなどすると、手先の運動にもなりおすすめです。 ただ、紙に貼るといってもピンとこない方の為に、ミノムシの形を用意しておいて、蓑の部分を落ち葉で飾りつけしてもらうのもおすすめです。

11月は、どんぐりが沢山落ちています。 そこで、職員が集めたどんぐりを使ったクラフトをすれば、季節感も感じられておすすめです。 例えば、小さめのペットボトルにどんぐりと、小さく切ったカラフルなモールなどを入れてマラカスを作れば、音楽に合わせて楽器遊びが出来ます。 また、どんぐりに穴をあけておいて爪楊枝をさしてもらえば、どんぐりごまとして楽しめます。 参加者同士、童心に返って遊んでもらえるとほっこりできると思います。

11月はだんだん寒くなる季節なので、タオルを使った体操をしていました。両手でタオルを持ち、上下にしたり、左右に動かす、そのまま背中のほうにおろしたりする。また、もみじなどを歌いながらタオルを動かして歌体操をしていました。またクリスマスが近いということで手作業としてクリスマスの飾り付けを作ったりしていました。サンタさんやトナカイを折り紙で作ったりしていました。

11月のレクとして「焼き芋会」をしていました。当ホームと同一法人の保育園があり、そちらの園児が年間の活動としてサツマイモを育てているため、それをおすそ分けいただくかたちでの開催です。屋外でのレクになりますし、火も使いますので関係各所への届けや、参加者さんの服装などにも注意が必要です(化繊はやめた方が良いです)。焚火を囲んで芋が焼けるのを待つのですが、参加者さんから自分が子どものころどうだった等のの話が色々聞けて、こちらとしても楽しい会になりました。お芋は全て食べずにおうちの方へのお土産にされる方も多かったです。

紅葉した落ち葉を使ったアート、壁飾りを行いました。紅葉やイチョウ、ドングリなど色とりどりの落ち葉を準備して、紙に自由に貼り付けたら、リース型の飾りにしたりしています。指先の運動や、想像力として頭の体操にもなります。落ち葉の準備をすることは、少し大変ではありました。完成後、壁に飾ることで利用者様同士のコミュニケーションにもつながりました。

若者はハロウィンで盛り上がりますが、ご高齢の方はピンと理解できません。そこでやっていたのが、収穫祭と題して、市販のクッキー(プレーン)を準備して自己流にアイシングをして頂いてました。スタッフが事前にアイシングをやってみて、簡単なイラストを準備してました。また、手先の器用な方や活発な方には、簡単に折れるハロウィンをモチーフにした折り紙(かぼちゃやお化け、折り紙リースなど)をして頂き、部屋や廊下を飾りつけ。アイシングしたクッキーはお茶時間(だいたい2~3時のお茶タイム)に頂きました。嚥下に自信のない人には、給食科で準備したプリンにスタッフがアイシングでデコレーション。いつもレクとなると、皆さん食べることには意欲的になってくれます。

12月のクリスマスに向けて、一ヶ月前からツリーの飾り付けを皆でしたいです。自宅では小さいツリーが多いので、大きなツリーを可愛くデコレーションして一足早く準備します。11月はまだ雪かきはしないですが、実際の体感温度は真冬より寒いかもしれないので、ノンカフェインの暖かいお茶を飲みながら癒されて楽しんで頂きたいです。

11月初めに施設の広いお庭で、焼き芋大会を行いました。先ず、洗ったさつま芋をアルミホイルに包む作業と、それを籾殻の中に入れる作業を、手伝い可能な利用者様にお願いします。籾殻に火をつけ、さつま芋が焼けるまでの火の管理は職員が行います。飲み込みに不安がある方向けに、きんとん風にしたものも用意して、秋晴れの日向ぼっこを楽しみながら、皆んなで焼き芋を楽しみました。

この季節にぴったりの季語といえば紅葉ですね。皆さんは紅葉の歌を知っていますか。代表的な曲として、子供のころから親しみのある唱歌がありますね。まずは口づさんでみましょう。次に、指体操。リズム体操と、歌を歌いながら行います。指体操は曲に合わせて、指同士をトントンとテンポよく指順にくっつけて離すを繰り返します。リズム体操は四拍子の拍を意識しながら、四つのポーズを決めて順番に動かしていきます。身体を動かすと同時に頭を使う体操は好評です。皆さん、真剣に取り組まれています。

11月といえば紅葉シーズンです。また、小春日和と言われる春のように暖かくのどかな日も多いです。 そこで、散歩がてら落ち葉を拾い、その落ち葉の模様の「こすり出し」をすると楽しいです。 外出が難しい方の分は、職員さんが用意して下さい。 まずは、お気に入りの落ち葉を並べて机に置きます。 その上に、半紙などの薄い紙を置き、クレヨンや色鉛筆で優しくこすり出すと、葉っぱの模様が浮き出ます。 葉っぱを破らないポイントは、クレヨンや色鉛筆を横にねかせて優しくこすることです。 もみじやカエデ、イチョウなどを使うと季節感も感じられて癒されます。

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