高齢になっていくと、短期記憶力は低下しますが、長期記憶力は保っていることが多いので、昔行っていたことをすると楽しそうにイキイキされています。
たとえば百人一首やお手玉などです。
どちらも頭も体も使うのでとても良いのではなでしょうか?
運動をしたり、多くの人と会話をする事で高齢者でも脳が活性化しやすいです。
ウォーキングや簡単なジョギングを行うだけでも、全身に血液が行き渡りやすくなって、脳に血液が流れる事で脳トレになります。
多くの人と会話することは、高齢者が会話をする時に記憶を辿ったり、想像力が豊かになりやすいので、認知症になりにくいです。
脳トレの種類を聞いてみました。
手作り神経衰弱ゲームで脳トレーニング
叔父の通っていた施設で、高齢者の方のトレーニングに、と神経衰弱を行っていました。神経衰弱と言っても、トランプを使用するものとは違います。高齢者の方たちが見やすいように大きな紙に簡単な絵を描いていました。分かりやすく色も分けられていて、うさぎや花、ねこなどが描かれています。しかし見やすくわかりやすいため、皆さん楽しそうに神経衰弱をされていて和やかな雰囲気でした。
高齢者になったら塗り絵をしよう
高齢者に最適とされているのは、塗り絵です。色鉛筆一つで、できるし、脳の活性化に良いとされています。実際に加齢になってくると、この塗り絵で脳が活性化できることが判明されています。塗り絵がどうしてよいかと言うと、想像することにより、色の選択と色の調和で手先を使って行う事で且つ、脳が生き生きとすることが分かっています。好きなように、自由に色を塗って行く作業ですが、脳が機能しているそうです。
大人の塗り絵が人気となっていますが、高齢者にとっても大変良い脳トレになります。
塗り絵をすると脳全体が活性化されるという実験データがありますが、
形や色の認識、記憶など集中力と共に脳が広範囲に使われるのがわかります。
大人の塗り絵は、見本があり それを見ながら色を塗っていくわけですが、
高齢者の場合、塗り絵の描線がはっきりしたものが望ましいと思います。
一般的に輪郭線が薄いほうが、出来上がりの見栄えは良いのですが、
高齢者にとっては大変 見づらいという現状があります。
まずはハガキ大の大きさから始められるとよいでしょう。
色鉛筆も学童用の安価なものを使わず、少しお高くても海外のブランド品を
おすすめします。
18~24色で2~3000円程の色鉛筆ですと芯が柔らかく
塗りやすいですし、色も混ぜやすいと思います。
こどもの塗り絵のように1色塗って終わりではなく、混ぜて色を作ったり
陰影をつけるなど少しづつ重ね塗りをして仕上げていくやり方をおすすめします。
また見本にこだわらず、好きな色を選んでもよいと思います。
大事なことは楽しくやることではないでしょうか。
認知機能が徐々に低下している高齢者に有効であると感じたのは「ぬり絵」である。単純な素材を使った塗り絵だと難しくなく、計算のように答えも決まっていないので自由に表現することができる。さらに季節感を考慮した塗り絵であると、見当識がハッキリしたり、昔懐かしい素材であれば過去を思い出す回想法にも繋がる。単純だが答えもなく、自由に表現することができる塗り絵がオススメである。
頭を使った楽しいお料理作り
私の知っているケアハウスは頭の脳トレとして何でも自分ですると言う事を大切にしているケアハウスがあります。
かなり大きな施設なんですが栄養士さんや、管理栄養士さんがついておられ昼の食事を施設利用者皆さんで作られて自分が作った食事を皆さんで食べられるんです。
手先を使う事は頭を使うと一緒なんで、とっても良い事だと思いました。
年を取り食事作りはしていると言う方は認知症やアルツハイマーにならないと言います。
男性、女性関係なく食事作りをしたら良いと思います。
夕食のメニューを考えてもらっています。作るのは娘の私です。
それは自分の仕事として頑張っています。
私が買い物に行く前に、母と一緒に冷蔵庫のチェックをし、「豆腐と白菜があるから鍋にしよう」足らないものを買ってきます。
後、トイレットペーパー・ゴミ袋の残量のチェックもお願いしています。
「まだあった?」の声かけをして、必ず母に確認してもらいます。
両手を使ってひとりでジャンケン
最近物忘れが激しいなと思ったあなたに、日頃からできる簡単脳トレを紹介します。
<ひとりジャンケン>
やり方は簡単!両手を使ってひとりでジャンケンをします。
しかし、ただジャンケンをするのではなく、ある縛りルールを作るのです。例えば、右手が絶対勝つようにジャンケンをする。
それを1日に5分間するだけで、脳が活性化され、素早く反応するという力が鍛えられます。
数を数えながら指を折り曲げていく
両手の指を数を数えながら一本ずつ折り曲げていきます。親指、人差し指、中指、と折り曲げていきます。片方の手の指は親指から一本ずつ折り曲げていきます。もう一方の手の指は小指薬指、中指、と逆の手とは反対に指を一本ずつ折り曲げ数を数えていきます。このとき声に出して数を数えます。指の曲げ伸ばしと、表情筋を動かすことができます。数を間違えず数えることと、指の動きが間違えていないかという複雑運動が混ざっています。
まねっこ音頭
「まねっこ音頭」という運動があります。
これは全員がタンバリンを持って輪になり、その輪の中に1人入り、タンバリンでリズム(音頭)
を取ります。そのリズムを指名された人が繰り返します。
このリズムは最初は単純なリズムで、だんだんと難しくしていくと、楽しみながらも、リズムを頭に刻むのに夢中になりますので、呆け防止の良いそうです。
指回しの体操
90歳の祖母が昔から実践していますが、指回しの体操は地味ながら最強だと思います。
私が物心つく頃には既にしていたのでかれこれ25年はしていますが、90という高齢にもかかわらず全然ボケていません。自分のことはすべて自分でできます。
ちょっとした隙間時間や、私と話している時にこうやるといいのよといってくるくるしています。継続は力なりとはよくいったもんです。
後だしじゃんけん・勝たせるじゃんけん
自分に勝ってくださいと高齢者に説明しグーに勝つのはパー、チョキに勝つのはグー、パーに勝つのはチョキということを事前に確認します。じゃんけんグーと最初に出す手を言ったあとに高齢者にパーを出してもらうといった流れです。相手の出す手で自分は何を出すべきかというのを考えるので脳の活性化につながります。その逆で負けてもらうじゃんけんもあります。
後出しじゃんけんをします。職員の出したものに「勝ってください」と言うときには、利用者に勝ってもらいます。また、反対に職員の出すのに「負けてください」と言った場合には、負けてもらいます。これを、ゆっくりのペースで初め、徐々に早くしていきます。指と脳を使った体操として、施設で行っています。高齢者のペースを見ながらすることが大切です。
シナップソロジーなどはいかがでしょうか?
一番シンプルにできるのは、ジャンケンです。
車いすに座っていても出来るジャンケン。
最初に普通のじゃんけんをしていただきます。その場が和んで慣れてきましたら後出しじゃんけんの説明をして、「わたしが出した後に負けてください!!」と説明します。
「後出しジャンケン!ジャンケンぽん!」
一緒に出してしまったり、つい勝ってしまったりと楽しく脳トレが出来ます。
効果はしっかりと脳を活性化させれますし、短時間でしっかり集中できます。
ナンプレやクロスワード
新聞などで馴染み深いナンプレやクロスワード、これらは高齢者の方々の脳トレとしても人気があります。
介護施設では、利用者の方々が見やすいようにA4~A3サイズに大きく印刷された問題用紙をファイリングし、好きな時間に好きな問題をファイルから選んでどんどんチャレンジしていただくように工夫すると、継続して取り組んでもらえやすくなります。
簡単なクロスワードパズルなどは、思考力が鍛えられるので、高齢者にとって良い脳トレになります。高齢者が自分で手を動かしてマス目に解答を書けば、さらに良い効果が得られます。ほかに腕を動かしてするものとしては、ルービック・キューブなども良いです。いずれも腕を動かすのと脳を働かせることが連動しているので、最適な脳トレの一つであると言われています。
運動をしながらの、しりとり
踏み台昇降をしながら、しりとりをするのが高齢者の介護予防に効果がある脳トレということです。高齢者と補助者が2人1組になってしりとりをするという方法です。また、同じように補助者が出した計算問題を踏み台昇降をしている高齢者が答えるというのも効果があるそうです。このように運動しながら同時に脳を働かせることが脳トレの効果があがるようですね。
折り紙や編み物
高齢者の能トレとして、折り紙をしたり編み物をしたりすることが効果があると言われています。
細かい作業が多く指先を使うことで脳に刺激を与え介護予防につながるそうです。高齢者になると目が見えにくくなっていいたりするので細かい作業をするのが億劫になってくるので、地域のサロン等で集まった時などグループで行うと良いですね。
編み物などの指先を使った細かな作業は、高齢者の方々の脳トレとしても役立ちます。
昔はよくやっていたけれど、長い間編み棒すら触っていない…という方でも、編み棒と毛糸を手渡してみると、身体が記憶していて不思議とサクサク編めてしまうことも多いです。
新しい編み方にチャレンジすることにより、脳が活性化し認知症予防にも繋がります。
神経衰弱
高齢者の場合、通常のトランプでは見えにくい事があるので、少し大きめの画用紙に絵を描いてそれを使って行っています。
このゲームは絵柄と位置を覚える事によって頭を働かせるので、脳トレには適している遊びだと思いますね。
また2人1組のチームを組めばお互い話し合ったり、手を動かしたりも出来るので言葉と体の運動にも繋がります。
テレビゲーム
意外にもゲームがいいそうです。
ゲームといってもテレビに繋ぎできるゲームです。
コントロールキーを両手に使い、
作業できるアクションゲームなどは、脳トレに効果的だそうです。 高齢になってくると運動もしなくなり 判断もにぶりますが、ゲームをすることにより脳に刺激を与えられるそうです。
パソコン
高齢者の脳トレですが、ノートパソコンの使い方を教えてみるがよいかと思います。
インターネットの閲覧ができるようになればいろいろな情報を得ることができて脳が活発化するかと思います。 また、私が特にオススメなのはタイピングの練習です。
現在はお年寄りでも楽しく行えるタイピングソフトが出てきていますよね、それらを使ってタッチタイピングを教えるのは、指の動きが活発になるためいい感じにボケ防止にもつながります。
お年寄りだからとパソコンをすすめないということはもったいないです。
タイピングの指の動きによるボケ防止と、インターネットでいろいろな情報を得ての脳の活性化は非常に効果があるため、ぜひお試しいただければと思います。
現在はタブレットPCでもインターネットを行えますが、こちらは指の動きがタイピングほど活発ではないため、脳の活性化としては劣ります。が、こちらも及第点なので状況によってはこちらでも問題はないかもしれません。
言葉遊び
赤い色の食べ物は?とか真ん中に「か」がつくものなどのクイズです。あとは間違い探しです。もの間違いのように、仲間じゃないものはどれでしょうというようなものや鳥の仲間の中に違う動物が入っていたり、野菜の中に果物が入っていたりという比較的簡単なものから、右と左の絵で違うところはどこでしょうといった少し難しくなるものまであります。
小学生の漢字や計算プリント
ほどほど考えて出来るような簡単なもの。手先を使う色塗りや折り紙。脳を活発に使うことが脳トレとなるそうなので、何より楽しんで、何だったかなあ、と思い出す、という行動ができるクイズもいいそうです。少し考えながらというものでは、後出しじゃんけんで負けるように出すものです。大変難しいです。
漢字の書き取り、塗り絵、計算、音読、音楽、等なんでも脳とれになると思います。
高齢者だからといって特別に考えることなく、ごく普通に我々でも脳とれになるものを考えていいと思います。
ただ、高齢者の特徴として、人によって能力や得意とするものに大きな偏りがあるという事です。
その人の興味のあるものや、障害となっているところに焦点を当てて脳とれを選択すればいいと思います。
天気やごみ出しの日を聞く
母90歳。ひとつずつ色々な事ができなくなっています。なんとか頑張ってほしい。でも面倒くさがるし、すぐに疲れてしまいます。
そんな母の脳トレ。
1 朝から必ず「今日は何日?何曜日?」を聞いて答えてもらう。
2 「ゴミの日はいつ?何日後?」を聞いて答えてもらう。
3 「明日は晴れる?」天気予報を見て答えてもらう。
たったこれだけですが、ずっと正解でいてほしいです。
パズル
痴呆症を防ぐためにバラバラになっているパズルを組み合わせたり、簡単な計算を行う高齢者向けの脳トレがあります。パスルを組み立てるトレーニングは右脳を鍛えて、計算を行うトレーニングは左脳を鍛えます。簡単な計算は小学校一年生程度の難易度で、繰り返し行う事で高齢者の脳を活性化しやすいです。パズルを組み立てる場合に、イメージトレーニングを行う事によって右脳を鍛えます。
囲碁や将棋
いまや若者や海外の方々にも人気の囲碁や将棋ですが、これらは高齢者の脳トレにもなります。
相手の先手を読んで作戦だてをしたり、対戦相手の方と勝負後に対戦内容について議論する等、お互いが刺激を受け合うことができます。
当たり前のように感じるかもしれませんが、ルールをしっかり把握したうえで対戦すること自体が認知症予防として大変効果的です。
若いころの趣味を思い出す
例えば、若い頃の趣味が登山だったご主人が今は足腰が立たずに介護用ベッドから天井を眺めるだけの生活を過ごしていたとします。部屋には多くの思い出の写真が飾ってありますが、ご主人の目には入りません。それを視界に入れてあげる事だけで、日々を過ごす意味を見つけられるのではないでしょうか