高齢者の入浴事故について考える

ヘッドライトに照らされる彼岸花

日本人の場合、心臓の疾患、癌、脳疾患などが死因の中でもとても多い原因になります。
ですが、高齢者になると肺炎が加わったりして別の死因も出てきます。
また、突然の事故で亡くなってしまうという死因も入ってくるのですが、事故というと交通事故というイメージがありますよね。
とはいってもそんなにお年寄りの方が頻繁に交通事故にあっているというわけではありません。
それではどのような事故なのかというと、意外にも自宅での事故によって亡くなってしまっているケースが多いのです。
特に多いのが入浴中の事故だというから驚きです。
普通にお風呂に入っていたのに気がついた時には手遅れだったという状況になってしまっているようです。
何かのきっかけで溺れてしまって溺死というケースが多いから注意したいですよね。
急な体調不良が起こってしまった可能性も考えられます。

日本のお風呂事情

日本のお風呂の場合、じっくりと湯船に浸かって体を温めるという目的があります。
なので他の国の人達に比べると入浴時間が長いという特徴もあるのです。
そして、温度状況の変化や入浴に伴い血圧の変化が危険だという指摘もあります。
特に寒い地域によくあるのですが、脱衣所やお風呂の空間自体はとても寒い状態、そしていきなり熱いお湯に浸かるという状況、暫く時間をかけて入ってからまた出る時に寒い環境、このような気温、水温の温度差がありすぎると血圧の変動が激しく倒れてしまいやすくなるのです。
また、湯船から上がろうとして立ち上がった瞬間に起立性低血圧になってしまって倒れてしまうという例もあります。

これらの入浴中の急死事故は毎年、1万人以上いると言われていますので、普段から元気な高齢者でも突然、起こる可能性があると考えて下さい。

事故が起こらないようにする対策とは

入浴中の突然の事故が起こらないようにする対策はあるのか?という点に関していくつか出来る対策があります。
実践してみて下さい。

・お湯の温度をあまり高くしない

熱いお湯に入って体を温めたいと考えてしまいがちですが、あまり高くしないほうが良いです。
39度か40度ぐらいにして入るようにしましょう。

・脱衣所は浴室の室温が寒くならないようにしましょう。

最近は浴室暖房などの機能もあります。
これを利用する事で入浴中の事故がかなり防げていると考えられていますので、なるべく脱衣所、浴室は寒くならないように温めて下さい。

・飲酒後、食事直後は避けましょう

胃腸の負担になりますのでこのタイミングで入るのは避けて下さい。

出来る範囲でこれらの対策をするだけでも違ってきます。
突然、倒れたりしないようにたまに声がけなどもして気にかけるようにして下さい。