高齢者向けの介護施設に勤めて良かった事や嬉しかった理由

セージの咲く庭

世間では、介護職の離職率は非常に高いそうです。
でも反対に、介護の世界に入って来られる方も多いのが現状です。
またベテランの介護職の方々が多いのも
この世界の特徴化も知れません。

・家族の介護の為
・資格を取りたい
・高齢者が好きだ

などなど。
根本的な理由は同じであれ、日々感じる事は様々だと思います。

良かった事、嬉しかった出来事…
色々なお話をみなさんにお聞きしていますので
ご紹介させていただきます。

人に「ありがとう」と言われる事は多々ありますが
心から感謝を受ける事は少ないと思います。

そういったお話もされています。

介護の世界は「ありがとう」で溢れています。
みなさんのお話を読んで、1人でも多くの方が介護の世界に来られる事
1人でも多くの方が長く携わって頂けたら、と願っています。

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男性・40歳・特別養護老人ホーム・経験6年
介護施設では常に人生の最期と向き合わなければいけません。
ターミナルケアとなれば死を目の当たりにすることになります。
日々食事量は減り、体は痩せていきますし、呼吸すら苦しそうになっていきます。
見ているこちらも悲しくなってきてしまいます。
ですが人間は最期まで強いのだなと感じることが出来ます。
何度かターミナルケアを体験しましたが、皆様弱音を吐くことはほとんどなく、一人で苦しみぬいて逝かれました。
そのような年代ということもあるのかもしれませんが、自分が最期を迎えるときも同じように強くありたいと思わせて頂けました。
女性・40歳・特別養護老人ホーム・経験3年
私は、看護師として老人施設に勤めていたことがあります。
それまでは病院で働いていたので、そこではたらくのは、始めてのことでした。
そこでは、なんといっても色々な職種の人と、身近にはたらくことができるので、そのことが良かったと思っています。
その介護の職場では、介護士や栄養士、ケアマネジャーなどの人たちから、学ぶことも多くあって、そのことは私にとって、一生の財産となっていると思っています。
女性32歳・特別養護老人ホーム・経験5年
私が介護の仕事をしていて良かったと思うことの一つは、人から感謝されて自分の存在意義を見出させたことがありますが、もうひとつ隠れた理由があります。
それは介護の仕事をはじめて10キロ近く体重が痩せて、また体力もついたことです。
介護職の前までは、一般企業でOLをしており、ストレスでお菓子を夜中も食べてしまう不規則な生活でしたが、体を壊して退職をし、それから人の役に立つ仕事をしたいと介護職を始めました。
特養の仕事は介護度の重いお年寄りの介助も多く、正直言ってかなりハードですがそれが良かったのか体が引き締まり、みるみるうちに痩せていきました。
思いがけないところでダイエットでき、人からも感謝され、今ではこの仕事を始めて本当に良かったと思っています。
女性・37歳・特別養護老人ホーム・経験1年
私が特別養護老人ホームに勤務して、心からいいなと思ったことは、自分の祖母を介護できなかった心残りを多少解消できたことです。
こんな書き方をするのは失礼なのかもしれませんが、特別養護老人ホームにいる方の中にはご家族と遠く離れ、1年に数回しか会えない方もいらっしゃいますが、そんな淋しい方の心からの笑顔を見ていると、祖母を介護できなかった心残りややりがいを見つけたような気がして、もっと快適に生活して欲しい、笑顔がみたいと思うことで、より仕事に集中することができました。
女性・40歳・特別養護老人ホーム・経験3年
私がそこではたらくことになったのは、子供の世話をしたいと思っていたからでした。
それまでは夜勤のあるところで看護師として働いていたので、その老人施設で働き出してからは、夜勤もなく、自分の生活も大切にすることができたので、本当に良かったと思っています。
また主人の仕事も忙しくなった時だったので、私が早く帰宅することができたことも、子供に寂しい思いをさせることなく過ごせたので、とても感謝しています。
女性・31歳・運動機能特化型デイサービス・経験1年
私は再就職先に現在働いている施設を選択しました。
元々医療系の仕事についていたので、自分のスキルと知識をいかせればと思い飛び込んだのがきっかけです。
介護職についてからまだ一年しか経っていませんが毎日が気づきと発見で溢れています。
私のいるデイサービスは特殊なので、今より元気にと前向きなお年寄りが多く、ご自身の沢山の経験に基づいたお話を聞けることがとても楽しくて仕方がありません。
皆平等に歳を重ねていく事の意味を自分ごととして捉えるきっかけを与えてくれ、更にお互いに元気を与え合っていると感じることが嬉しく感じます。
大変だと思うことも多くありますが、とてもやりがいのある仕事だと思います。
何よりも、ありがとうと言ってもらえると本当にうれしくなります。
以上が私が介護職に就いて良かったと思うことです。
女性・40歳・特別養護老人ホーム・経験3年
私はそこで働いて本当に良かったと感じることとして、老人に対して、知識を多く持つことが出来る様になったということです。
それまでは看護師として、病院で働いていました。
そしてそのときは、その病院の業務に追われる感じで働いていたこともあって、一人の人とじっくりと話すことがなかったので、そこで老人の寂しさや特性について、よく理解することが出来、本当に良かったと思っています。
男性・32歳・介護老人保健施設・経験7年
私は介護施設で働いてきましたが、その中で一番良かったと思うことは、施設入所者の方と大切な時間を共に過ごすことができたことだと思います。
入所者様の生活を支援することが私の仕事ですが、それが単なる作業で終わるのではなく、楽しいことも苦しいことも一緒に体験でき、分かち合うことができるのが、この仕事の一番の魅力です。
生活に密着しているので、施設全体が、まるで家族のように感じられることがあります。
女性・46歳・特別養護老人ホーム・経験2年
以前、訪問ケアの仕事をしていたのですが人間関係などで辞めることになりました。
しばらく別の仕事もしていたんですが、ここも半年足らずで辞めてしまいました。
収入も無く困っていた時に特養の求人が出ているのを見て、大変そうだとは思いながらも少しは経験もあるから何とかなると思って行くことにしました。
案の定、仕事は大変で四六時中動いているような状態でした。
今までで一番大変だったかもしれません。
でも周囲の励ましもあって二年間頑張ることが不出来ました。でも過酷だったからこそ今度他にどこで働いても大丈夫だという自信がついたのは事実です。
男性・40歳・特別養護老人ホーム・経験6年
高齢者の方々は必ずと言っていいほど体のどこかに障害を持っています。
足が悪くて車椅子を使用しなければいけなく、押してもらわなければ自分でトイレにすら行けない。
歯が入れ歯であるために硬いものは食べられず、ミキサーで粉砕した味気ない食事しか摂れない。
などなど挙げてみればきりがありません。
だからと言って幸せではないというわけではないのですが、感じるのは今の健康と言われる私たちがいかに自由かということです。
好きなところに行き、好きなことをし、好きなものを食べられます。
そんな当たり前のことが当たり前ではないと教えられ、日々を大切にしようと思えるようになりました。
女性・30歳・グループホーム型介護施設・経験3年
私の務めていたホームでは、入居型でしたので、24時間介護で利用者さんの認知レベルも様々でした。
常に一緒に居るので、親しくなりすぎて礼節を欠いたりしないようにとか、感情移入しすぎて考え方が偏ったりしないようにすることに難しさを感じていました。
この仕事を通して、自分の人生観は確実に変わりました。
認知症の場合、それまでその方が何を大切にしてきたのかが症状に色濃く現れます。
自分がもし、数十年後、認知症を発症したら、何に固執するだろう。
日々考えさせられました。
そして、難しい利用者さんの、頑なな表情の向こうにある苦悩や寂しさ、純粋さにも触れ、人の心の深さを知りました。
他では決して味わえない、現実と日常がここにあると思います。
男性・30歳・訪問介護・経験1年
訪問介護の魅力は、自分が役に立っている、必要とされていると実感させてくれる点です。
一人一人のお宅に訪問し、お話を伺いながら、語りかける。
様々な生活の介助とともに、絆を作っていける。
私自身の悩みや辛さも、介助させていただいている時に聞いてもらったりもしています。
こんな時勢だからこそ、絆の重みと大切さを教えていただける。
共に笑い、食事し、お風呂に入る。そんな素朴で身近なお仕事である介護業に誇りとやりがいを感じています。
本当にこの仕事を志望してよかったです。
女性・40歳・特別養護老人ホーム・経験3年
私がそこで働いて良かったとおもったことは、一人の人に対して、じっくりと看護を行うことができるので、やりがいを感じることができたということです。
それまでは、忙しい病院で看護師として働いていましたので、一人の患者さんに対して、接する時間が少なく、なんとなく日々がすぎていくといった感じで、満足感を得ることができていなかったのです。
そのことを思うと、そこではタップリと一人の人と接することができるので、本当にやりがいを持つことができました。
女性・35歳・グループホーム・経験10年
私がグループホームに勤めて良かった理由は、勤務前までやったことがほとんど無かった料理を覚えたことです。
グループホームでは他の高齢者施設と違い、調理員さんがいないためスタッフが料理も作ります。
そのため、家でも料理の本を読んだりテレビを見たり、覚えようと日々努力しました。
その結果いつの間にかレパートリーも増え、一通りの家庭料理が作れるようになりました。
時には入居者の高齢者の方から教えてもらうこともあり、お給料を頂き、かつ学べることもたくさんあり、グループホームで勤めていてよかったなと思っています。
女性・26歳・病院の療養型介護病棟・経験4年
高齢者施設では排泄の介助は必須だと思います。
はじめは便や尿の臭いに耐えられず、長く勤められるか心配でした。
しかし、長く勤めているうちに排泄物に対して汚いと思う気持ちが薄れてきました。
高齢者の人が便秘で悩んでいる時に、解決方法や排便があった時の喜びなどを知ることが出来ました。
排泄の大切さが分かって排泄物は汚いとは思いません。
これからの人生で子育てや両親の介護をしなければいけない時に、抵抗なくお世話が出来ると思います。
女性・26歳・介護老人保健施設・経験5年
仕事では高齢者の方の身の回りのお世話をおもに行っていました。
中には介護度が重い方が多く、身体的にはかなりきつい仕事でもありました。
しかし、利用者さまから「ありがとう」「気持ちよかったよ」「いつも感謝してます」などの感謝の言葉を頂くと、本当にやっていてよかったと思える仕事です。
自分がなにかして差し上げることで、利用者さまの生活がよりよく変わる、こんな目に見えた効果がダイレクトに伝わってくる仕事は少ないのではないでしょうか。
女性・40歳・特別養護老人ホーム・経験3年
私がそこで働いて本当に良かったと思っていることは、なんといっても、精神的に安心してはたらくことができるということです。
それまでは看護師として病院で働いていたので、最新の医療技術や知識について、追われるように勉強をしなくてはならなかったからです。
そこではそんな最新の知識ではなく、簡単な看護技術を知っているとはたらくことができたので、その点で安心感を持つことができたと思っています。
女性・55歳・デイケアセンター・経験4年
朝利用者さんを車でお迎えにいったりお風呂の介助をしたり、食事やリクリエーションのお世話をしたりさまざまな仕事を忙しくしていましたが、高齢者の皆さんに笑顔でありがとうと言ってもらうと苦労が吹き飛んで充実感と幸せを感じることができました。
義理の母が倒れて介護をすることになったとき、入浴や食事の介助の方法がよくわかっていたのであわてず手際よく世話をすることができ、仕事で学んだことがとても役に立ちました。
女性・43歳・特別養護老人ホーム ヘルパー・経験1年
入居者の方達の食事介助から生活全般の介助ヘルパーをしていました。
時間的な拘束も長くて体力的にも大変な仕事内容でしたが、祖母が認知症になり自宅での介護をしなければならなくなった事には特養でのヘルパー経験が非常に活かされたので、働いていて良かったと心から思いました。
たった1年の勤務期間でしたが、ヘルパーでの経験が無ければ祖母の介護も、何も分からず右往左往して全く役に立てなかったと思いますし、何よりヘルパーの仕事により得た知識や介助テクニックは自分の家族の介護が始まる時にはこれほど有益で役に立つ事はないと思えました。
女性・42歳・ディサービス勤務・経験6年
主に私は、高齢者の方の入浴介助や食介等を行っているのですが・・・最初は確かに戸惑う事も多かったです。認知が進んでられる方も多く、どう対応していいか分からず上の方に良く訪ねていました。
でも、今では認知等で無理難題を言われたりされる方の対応が楽しくて仕方ない自分がいます。
例えば、入浴一つとっても、入浴されるまでが苦手で拒否されちゃう方もおられて、数年前にご夫婦で、朝からマスクをしてこられて「風邪だから入れない。」って拒否する理由を風邪って言われた方もいましたね。
実際はお風呂に入るのが嫌なだけで、バイタルチェック等は正常何です。
だからありとあらゆる理由を付けられるんです。「トイレに行きたい」って言って出てこられなくなったり・・・・そこを自分なりに考えて、上手く時間内に入浴出来るように強制することなく入浴に導くんです。そして、最後はどんな方も「気持ちよかったわ。いつもありがとう。」って言ってくださいます。
その時こそが私の、この仕事を続けていて良かったなぁって思える瞬間です。