機能レベルが高い方も低い方も職員も、皆で行う花をイメージした壁画作り

身体的機能および認知機能レベルが低い方を対象としたレクリエーションって何をしたらいいのか、いつもワンパターンになってしまうなど悩むことがあると思います。

また、機能レベルが高い利用者とそうでない方が混在する施設でも同じです。

レクリエーションの内容を、レベルの高い利用者様に合わせてもいけないし、かといってレベルの低い利用者様に合わせると他の利用者様にとっては退屈かもしれません。

ここでは、様々な機能レベルの方が皆で取り組める製作活動を紹介します。

花紙を使った簡単な製作活動

折り紙を折って作品を作ることは難しい方でも、花紙を使ったお花であれば職員と共同で花を作ることができます。

花紙を使った花やポンポン作りは、子どもの頃にやったことあるという方も多いのではないでしょうか。

手先を使うレクリエーションは、脳を活性化させ、認知症を予防したり進行を遅らせる可能性がありますので、高齢者施設では取り入れて行きたいレクリエーションの一つです。

次の作業はあらかじめ職員が行っておくとスムーズです。

  1. カーネーションに添えて飾るモチーフを色画用紙をカットして作っておく。葉っぱや小鳥のシルエットは美しくておすすめです。
  2. 花紙を8~10枚重ねます。
  3. 両端をギザギザにカットします。ギザギザにカットできるピンキングバサミを使うと簡単です。また、ピンクの花紙の場合はカットしてから赤のマーカーで縁取るとよりカーネーションらしく出来上がります。
  4. 蛇腹に12回程度折りたたみ中央部分を輪ゴムで縛ります。

以上が準備できたら、花びらを開いていきます。その作業を利用者様と一緒に行います。

たたんで縛った花紙を扇子を開く様にして広げます。そして、重なり合った花紙を一枚一枚はがして立体的にしていきます。

紙を折ることができる利用者様には、蛇腹に折る部分から行って頂いてもいいですね。
花紙のカーネーションを飾る壁の広さに合わせて何個も作ります。

カーネーションの花がたくさん完成したら、いよいよ壁に貼りつけていきます。

[貼り方の例]

  • 花束・・・たくさんのお花をまとめて丸くなるように貼って、その周囲に葉っぱのモチーフや蝶結びにしたリボン貼り付け花束の様に仕立てる。
  • 花畑・・・お花を敷きつめて壁面下部に貼り、空にあたる部分には、小鳥や葉っぱのモチーフを飛ばしたりリボンが空を舞っているように動きをつけて貼るとカーネーションの美しい花畑の様です。

一度にすべて作る必要はない

介護度の高い利用者様が多い施設ですと、介護量も多いことに加えて人手も足りず、なかなかレクリエーションの時間が確保できないことがしばしばあります。

そのような場合は、生活の節目のちょっとした時間に、作業してもらうこともできます。

例えば、食事の前の利用者が揃うまでの間、先に食堂に着いた利用者様には花を開く作業をして頂きながら食事の開始を待っていただく、また自室のベッド上で行うこともできます。

利用者様のペースに合わせてコツコツ花を増やしていき、素敵な壁画が完成したときは、利用者様と共に職員も達成感や喜びを感じることができるのではないでしょうか。