高齢者を虐待から守れ!虐待の種類とその原因とは!?

本来、介護する側とされる側は常に対等な立場でなければいけません。

しかし、介護を必要とする高齢者は身体的にも精神的にも不利な立場となっていることが多く、家族や介護職員から虐待を受けながらも我慢し続けるといったケースも見受けられます。

絶対に許すことのできない高齢者虐待ですが、介護者はなぜそのような行為に至ってしまうのでしょうか。

そして、どのような方が虐待の対象となりやすいのでしょうか。

介護側のストレスは想像以上に大きい

高齢者に対して行われる虐待は大きく分けると『身体的虐待』、『心理的虐待(精神的虐待)』、『介護放棄(ネグレクト)』、『性的虐待』、『経済的虐待』の5つに分けられます。

この中でも『身体的虐待』と『心理的虐待(精神的虐待)』の割合が特に多く、虐待の程度は時間の経過に比例してエスカレートしていく傾向があるようです。

介護疲れや寝不足、終わりの見えない介護に対する不安、自分の生活を犠牲にしていることへの苛立ち、被介護者からの暴言や暴力など、日常的かつ継続的に行わなければならない介護には多くのストレスがつきまといます。

そのストレスを気分転換や介護者サークルへの参加などによって上手に解消できれば問題ないのですが、協力者も頼れる人もおらず、ひたすら耐えるしかないという介護者も少なくありません。

そして、我慢の限界を超えてしまった介護者は虐待という対処方法を選んでしまうのです。

また、身体的な障害を持っている高齢者よりも認知症を患っている高齢者の方が虐待の対象となりやすいようです。

通常の介護以上に多くの時間を費やすことになる認知紹介護ですが、認知力の低下により家族である自分のことを忘れられてしまった悲しみや、自己犠牲を払いながら介護を行ってもすぐに忘れられてしまう苛立ちや喪失感が虐待を助長させてしまうのかもしれません。

協力者を得ることで身体的にも精神的にも楽になる!

認知症は病気であり、記憶を失うことは利用者本人にとっても大きな苦痛であると理屈では理解できていても、ただただ自分の時間が奪われ続けている目の前の現実に絶望してしまい、大切な家族に虐待をしてしまう。

介護を受けているにも関わらず高圧的な態度を取ることに腹が立って思わず手を出してしまう。

血の繋がっている家族だからといって何もかも一人で我慢する必要はありません。

自分で選んだ仕事だからといって自分自身が壊れてしまうまで耐える必要はありません。

それでも、虐待という方法だけは選んではいけないのです。

虐待は被介護者だけではなく、虐待した介護者自身もずっと苦しめ続けます。

だからこそ、介護サービスの活用や介護チームからのフォロー、転職の検討など虐待以外のあらゆる手段を用いて介護負担やストレスの軽減を図る必要があるのです。

あなた自身は今苦しんでいませんか?

あなたの周りに今困っている人はいませんか?

お互いに支え合い、助け合うことで、いつまでも楽しく笑顔で介護できる環境を作っていきましょう!