すぐに下剤に頼らないで!便秘の原因と対策をしっかり学ぼう

高齢者介護の現場では、毎日のように便秘対策についての話し合いや対策が行われています。

ですが、介護士の中には便秘の原因や対策も考えないまま、「下剤を飲ませとけば良いよ」なんて一言で片付けてしまう方も…本当にそれで良いのでしょうか!?

下剤を使用した排泄というのは自然なものではなく、利用者様の心身に大きな負担をかけてしまいます。

介護する側からみれば、下剤の使用は確かに簡単ですぐに行える対策です。

しかし、薬に頼りすぎることで排泄機能がさらに衰えてしまうこともありますし、自然に排泄できるならそれに越したことはないですよね。

便秘を招いてしまう原因を知り、正しい解消法について学んでいきましょう!

水分補給と運動だけでも便秘は改善できる!

まず便秘の原因として考えられるのは水分不足!

高齢者となると喉の渇きを感じにくくなり、ついつい水分補給を忘れてしまう方がいるのです。

  • 朝起きたら必ず水を飲んでもらう。
  • お風呂上りにはお茶の時間にする。

介護士の私達がすすんでそういった時間を作ってあげることが、高齢者の水分補給のサポートに繋がるのです!

また水分不足以外には運動不足が便秘の原因となっているかもしれません。

体が昔のように動かないことから、運動するキッカケをなくしてしまっている方もいます。

便は腸が動くことで排出されるので、

  • 毎朝、体操の時間を設ける。
  • レクリエーションなどで楽しみながら腸を刺激する運動を取り入れる。

など、排泄に必要な筋力を衰えさせないためにも、上手に体を動かす機会を作ってあげましょう!

運動することが難しい寝たきりの方の場合には、常に体を寝かせた状態にするのではなく、上体を起こしてあげることで腸が動き便秘解消に繋がるかもしれません。

水分補給も運動も、便秘解消になるだけでなく、私達介護士と利用者様がコミュニケーションを取れる絶好のチャンス!

緊張していると排泄しにくいということもありますし、コミュニケーションを通して利用者様が少しでもリラックスできる環境作りをしていくことも大切です。

下剤は利用者様を守るための最後の手段

簡単な方法なので、つい薬を使ってしまいたくなる気持ちも分からなくはないのですが、あくまでも下剤は便秘解消の最終手段だという事を忘れてはいけません。

排泄というのは毎日の習慣から身に付いていくもの。

ちょっとした介護士のサポートで、利用者様が自分の力で排泄できるようになるかもしれません。

ただし、何らかの病気が原因となって便が出ない場合もあるため、様々な工夫をしても出ない場合や利用者様がとても苦しそうな場合にはお医者様などの専門家への相談が必要です。

便秘の原因を正しく把握し対策できる介護のプロを目指して頑張りましょう!