早期発見で改善できる認知症、出来ない認知症

認知症といっても様々な原因と症状があり、その種類によって関わり方も変わってきます。

その中でも家族様や介護士の方々にしっかりと覚えておいて頂きたいのが

早期発見により大きく改善を見込める認知症が存在するという事実なのです。

 

早期発見で改善できる認知症、そして改善が難しい認知症には

それぞれどのようなものがあるのでしょうか!?

 

アルツハイマーや脳血管性障害は改善できない!?

 

まず、何をもって改善するといえるのかについて考えてみたいと思います。

【改善】…悪いところを改めて良くしていく事

つまり改善するためには原因を理解し、対処する必要があるのです。

 

現段階の医療において残念ではありますが

改善が難しいと考えられている認知症から紹介いたします。

 

  • アルツハイマー型認知症

脳の萎縮が記憶障害の原因であり、萎縮が進むことはあっても元の大きさに戻ることはないため

一度失われてしまった機能を取り戻すことは難しいと考えられています。

 

  • 脳血管性認知症

脳の毛細血管において詰まりや出血が生じた結果、酸素の供給が行われなくなり

神経細胞が死んでしまい障害を発症することとなり、一度死んでしまった細胞は

人的に復活させることが出来ないため機能改善も難しいと考えられています。

 

このように、脳細胞や神経細胞そのものが再起不能な状態にまで

ダメージを受けてしまった場合には早期発見においても改善は難しいのです。

 

しかし、裏を返せば栄養不足や感染症などによる炎症による一時的な記憶障害、

何らかの影響による脳の圧迫など原因に対する対処を取る事が出来るものについては

早期発見を行い、適切な対応によって原因を除去することで改善することが可能なのです!

 

更なる悪化を予防する意識も大切

 

認知症の中でも多くの割合を占めるアルツハイマー型認知症と脳血管性認知症。

その2つの認知症について、改善は難しいとお伝えしてきました。

しかし、だからといって諦めるしか無いという事ではないのです。

 

アルツハイマー型認知症においては、『アミロイドβ』という

異常なたんぱく質の蓄積が一つの原因であると考えられており、

その蓄積を抑える治療法というものが存在します。

 

そして、脳血管性認知症においても脳血管の詰まりや出血を起こした原因を特定し

生活習慣や食習慣の見直しを行うことで再発を予防する事が出来ます。

 

改善が難しくても、悪化の予防を行うことは出来るのです。

 

しっかりとそれぞれの認知症の特性と原因を理解する事によって、

利用者様や家族様に安心感を提供する事が出来ますよね。

そして、介護士自身の不安も取り除いてくれることでしょう。

 

誰もが認知症にならずに一生を終えられる事を望んでいます。

しかし、様々な原因によって多くの方々が認知症を患っている現状があります。

正しく理解し、向き合い、改善と予防に力の発揮できる介護士を目指しましょう!