老人ホームを探すと決めたら-特別養護老人ホームについて③

咲き始めた桜

こんにちは。
歯医者で親不知を抜くように言われ続けて1か月、とうとう予約を入れた翌日に元看護婦さんだった入居者さんに「どうしよ~やだよ~~」と散々泣きついたところ、「今日は何月?11月?じゃあお正月のごちそうには間に合うじゃない。」と穏やかに言われた朝です。

今回も引き続き特別養護老人ホームについて書きたいと思います。

前回お話しした施設を見学した際のご本人の様子や病歴などの聞き取りの一連のやりとりは、老人ホームを探すときに避けては通れない道です。どこへ行っても必ず同じようなことを聞かれることを覚悟して、何度でも同じことを言い、書く覚悟を決めてください。書類の記載に辟易とするご家族は多いですし、聞く方としても大変心苦しいですが、必要なんです…
後に紹介する介護老人保健施設の申し込みのための「地域連携診療情報提供書」や「ADL票」「看護サマリー」「情報提供書」などがあれば持参するといいでしょう。コピーを取って一部を省略してくれるところもあります。
特養に申し込んだら、申し込んだ施設の名前を必ず控えておいてください。(覚えていないご家族も多いです。)順番の連絡は忘れた頃に来ますし、変更やキャンセルがあったら連絡をしなければいけません。介護老人保健施設(老健)への申し込みの際にもあるといい情報です。

特別養護老人ホームへの見学、申し込みは今後ご紹介する介護老人保健施設(老健)への申し込みと並行して進めるといいかもしれません。病院から退院してほしいと言われている場合など、状況が差し迫っている場合は老健探しを優先する場合も多くあります。
ただ、介護老人保健施設、特に在宅復帰強化型の老健へ入所する場合、特養への申し込みが済んでいるという状況が有利に働く場合もありますので、とにかく動きを出していくことが重要です。

それでは、私が思う特養選びについて書きたいと思います。
いきなり自分のことから始めますと、私にとって特別養護老人ホームとは「保険」です。
血のつながった両親はできるだけ在宅でみたいと思っています。幸い遅くできた子どもなので母が100歳まで生きたとしても私は67歳。兄弟もいますので制度が今のままであれば在宅サービスを使いながらなんとかやれると思います。
これは、なにも在宅介護を推奨している国の方針を盲信しているわけではありません。できるだけ老人ホームに入りたくないというのがどうやら我が両親の本音であり、資金面の理由から、納得できる介護を受けられる有料老人ホームへ両親そろって入居させるのは不可能な上に、それだけの資金があれば24時間自宅にヘルパーさんに来てもらえます。
両親には一応ここまで育てていただいた恩を感じないでもありませんし、一時的に老健やグループホームに入ってもらうことはあるとしても、終末期は自宅でと考えています。

しかし、人生なにが起こるか分かりません。
自分にしろ家族にしろ突然の事故や病気、仕事や家庭で不測の事態が起こって両親の介護が出来なくなることも十分考えられます。
そうなったときに慌ててすぐに入れそうな施設に飛びつくよりも、いざという時のために待機に入っておくのが賢明だと考えています。実際に自分の両親に介護度3以上がついたら迷わず特養を見学に行くでしょう。

特別養護老人ホームについて④へ続く

ABOUTこの記事をかいた人

主な経歴は約6年の介護付き有料老人ホームの介護スタッフで、現在3ヵ所目の有料老人ホームで相談員として働き始めたところです。 有料老人ホーム以外にも特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホーム、ショートステイ、デイサービス、デイケア、お泊まりデイの現場も見てきました。 半年間ではありますが、介護老人保健施設の相談員も経験しています。