介護マニュアル「トイレ誘導のポイント」

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トイレ誘導のポイント

トイレに座れる人はトイレで排泄をしてもらいますが、慣れていない状態ですとなかなかうまく、トイレで排泄してもらうことが難しいです。

スムーズにトイレ誘導を行うにはどのようにしたら良いのでしょうか。

認知症の場合

認知症の場合は、声を掛けてもトイレに応じてくれない可能性があります。

「トイレに行きましょう」と誘っても「行かない」と拒否をされる場合がありますので注意しましょう。

認知症で拒否している人を上手く連れていくポイントとしては、トイレというワードを言わないことです。

「散歩に行きましょう」と声を掛けたりして、自分についてきてもらうように誘導します。

トイレまで行ったら、「ちょうどトイレがありましたね、散歩に行く前にしておきますか?」などというような声かけをしてみると成功しやすいです。

車いすの方の場合

車いすの方の場合は歩行が不安定ですので、トイレまで誘導、自分で立てる場合は手すりを持ってもらって立位をとってもらいます。

その際、しっかりと立って貰うように、少し前屈み気味で立ってもらうと良いですね。

トイレは時々濡れており、濡れた床であれば立つことが難しくなりますのでしっかりと床を拭いておきましょう。

どうしても踏ん張れない場合は、自分の足を高齢者のつまさきの前にかまして、滑り止めを行いましょう。

立ってもらえれば、ズボンを下ろします。便座に座ってもらう時は衝撃にならないようにお尻を支えてあげましょう。

トイレで排泄が出ない場合

尿意や便意が無い場合は仕方のないことですが、尿意も便意もあるのに出ないことがあります。

これは高齢なると排泄をする筋力が落ちてしまって、スムーズに排泄できないことが原因とされています。

排泄のしやすい姿勢というものがあります。

少し前屈みになること、足は地面に付けることによって踏ん張りがきいて、いわゆる「気張る」ことができます。

また、排尿の場合は膀胱の辺りを優しく、ゆっくりと押してあげましょう。

便の場合はお腹の辺りを「の」字の反対にマッサージしましょう。

また、肛門より2㎝から3㎝背中寄りのところをマッサージすると出る場合があります。

また、便の場合は便秘になっている可能性がありますので、無理せずに必要であれば浣腸などをナースに依頼してみましょう。

トイレ誘導は特養でもデイサービスでも行う仕事の一つです。

トイレ誘導をスムーズに行うことによって気持ち良く排泄してもらえるように工夫しましょう。