介護マニュアル「安楽な体位を作る方法」

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安楽な体位を作る方法

寝たきりの人は、大半をベッドで過ごすことになります。

ベッドで過ごす場合は、介護者が床ずれができないように、クッションなどを使用して体位交換などを行います。

また、クッションなどは姿勢を楽にする役割があります。

これを安楽な体位といいます。
安全で楽な体位ということです。

これを熟知していると、寝たきりの方でも床ずれが出来にくく、楽に寝れるようになりますので是非マスターしておきましょう。

床ずれができやすい部分を把握しておく

床ずれとは、体の部分で同じ面が地面に長時間付くことによって、血流が悪くなり起こります。

床ずれは最初は赤く、徐々に黒くなって、最終的に穴が開きます。穴は皮膚から骨までいくことがあり、そこから菌などが入って感染してしまうこともあります。

床ずれが起きないようにするためには、まず床ずれが起きやすい所を把握しておきましょう。

肩甲骨、肘、仙骨部、腰骨付近、膝、かかとが体の中でも床ずれが起きやすい部分です。

これらの部分は特に気を付けておくことが大切になってきます。

床ずれが起きないようにクッションなど柔らかい素材を下に引く、ベッドに触れないようにクッションなどで浮かすなどの方法がおすすめです。

体を浮かせない

安楽な姿勢を保つポイントとは、体の隙間をクッションなどで埋めることです。

例えば膝を立てて寝ると、膝の体重が足の裏と腰にかかり、負担がかかります。体の隙間を埋めることによって自分の体重が全体に分散されて一部分だけに負担がかかることが無く、楽に寝れることができます。

クッションの正しい当て方などは様々ですが、ポイントは身体の隙間を埋めるということです。

ギャッジアップを上手く使う

最近のベッドはスイッチ一つで頭が上がったり、足が上がります。

安楽な姿勢を保つためにはこれらを活用しましょう。

寝返り介助を頻繁に行うのは介助者の負担にもなりますし、本人にも負担がかかります。

スイッチ一つで体の体重がかかっている部分を変えることができますので、活用しましょう。

また、寝たきりの人は自分で歩く事が出来ないので、足の血行が悪くなりやすく、足に血液が溜まってむくみやすいです。

足を電動で挙げて過ごすことによって、足のむくみをとることができます。

安楽な姿勢は介助を行う上で知っておいた方が良い知識です。

また、床ずれは命にかかわることがあり、なかなか治療も難しいので、予防を心がけましょう。