高齢者の趣味 登山のすすめ(2)

クイーンオブスウェーデンの薔薇

高齢者の登山のための山の選び方、ルートの選び方

山には初心者、初級、中級、上級というクラスがあります。山のガイドブックや山の
案内書には必ずこのクラスの表示があります。

若年、中年、高齢者向けとは書いてありません。高齢者でも上級向けの山に登って
いる人はたくさんいます。

山の難易度はしっかりした基準があるわけではありません。ですからかなり曖昧です。
情報をたくさん集めて、自分で判断しなくてはなりません。
山の難易度とは、大体の目安をまとめてみました。

難易度1  遠足とかハイキングのレベル。登山道、遊歩道がきちっと整備されている。
      危険と思われる場所はなく、各地の観光遊歩道がこれに当たる。
      装備も特別なものを必要とせず、歩き安い運動靴かトレッキングシューズ
      位でよい。半日以内に登って帰って来られる行動時間。
      代表的な山、ルートは人気の高尾山、筑波山、尾瀬ヶ原、赤城山、金時山
      他、全国各地の地元の身近な標高1000m以下の山。
      初心者、初級レベル

難易度2  トレッキング、登山、自然に触れ合うハイキング、のレベル。
      小規模のガレ場、岩場、沢渡り、などがある。標高も1000mを越える。
      整備された登山道である、道標もきちんと立てられている。
      トレッキングシューズか登山靴が必要、正規なきちんとした、山の装備が
      必要。日帰りができる(午後3時までに下山完了できること)。
      このレベルの山や、ルートが最も多い、全国いたるところに該当する山が
      ある。
      草津白根山、至仏山、金峰山、丹沢山、雲取山、夏の富士山など。
      初心者、初級、中級レベル

難易度3  本格的な登山、登山家の当面の目標。
      ガレ場、クサリ場、ハシゴ、尾根の縦走、切り立った岩場、3点支持など
      登山の基本的な技術が全て必要となる。本格的な登山が愉しめる。
      適切な山の装備と知識が必要である。
      初心者の単独山行き、単独行動は絶対不可。経験者との同伴行動は必須である。
      北アルプス、南アルプスの3000mを越える山々を含めて、北海道から沖縄
      まで登れる山は多い。
      甲斐駒ケ岳、鳳凰山、常念岳、北岳、聖岳、など。
      中級、上級レベル

難易度4-5 本格登山、テント泊連泊、冬山、ロッククライミングのレベル。
      注意を要する岩場、や岩峰、断崖、通行困難な岩場や断崖、完璧な山岳地図を
      読み取る技術が必要。
      十分な山の知識と技術と装備を持って望まないと生命に直接かかわるレベル。
      冬山でのアイゼン、ピッケルが正しく使えること。
      状況に応じてザイルの技術が必要な場合がある。
      八ヶ岳縦走、穂高連峰縦走、槍ヶ岳、剣岳、妙義山、標高2500以上の厳冬期
      の山など。
      上級レベル

山は基本的に個人責任です。これが大前提です。

山は実に楽しい場所であるとともに、危険な場所でもあります。

シーズンになると、痛ましい山の事故、遭難が連日、ニュースになっています。

安易な登山、無計画な登山、無知の技術、知識、これらがトラブルに直結します。
山のトラブルは死に至るケースが多い。

自分の体力、知力にあった山の選択は慎重でなければなりません。

高齢者の登山はこうしたことを前提に山選び、ルート選択が必要です。

登山は奥が深いのはこうした理由です。