高齢者とは

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「高齢者とは」詳しく調べてみました

日本は世界の国々と比べても非常に高い高齢者率を誇ります。2010年23パーセントの高齢化率で、これは世界で最も高い高齢化率です。
現在の日本では4人に1人以上の高齢者が過ごしており、日本の経済、年金、その他社会保険などに大きな影響を与えています。これは若い世代にも無視できないのが現状になっています。
高齢者とは一体どういった人を指すのか、生活や生きがい、問題点や保険関係などについてご紹介していきます。

高齢者とはどんな人を指すのだろう

一般的に高齢者と呼ばれる人は、WHOの定義によりますと65歳以上が高齢者として認識されます。これは日本に限らず、WHOに加盟しているほとんどの国がこの定義で高齢者を分類しています。
また、さらに日本では前期高齢者、後期高齢者と区分分けをしています。前期高齢者が65歳から74歳、後期高齢者が75歳以上と分けています。
現在は平均寿命、健康寿命ともに延びてきており、65歳の高齢者でも現役で働いている人は多数いますし、昔に比べて高齢者の定義は変わりつつあります。
もっと元気な高齢者が増えれば高齢者の定義は65歳よりも上、70歳からなどに変化するかもしれません。

高齢者の生活について

日本では1950年以降、核家族が急速に増えてきました。核家族とは親と子、夫婦のみの比較的小規模な家族です。昔は高齢になっても子どもや、孫などと一緒に生活をしてため、高齢者の生活は誰か家族と一緒に住んでいる生活が多かったのです。
しかし、現在では家族の人数が少なくなってきていますので、高齢者夫婦、高齢者のみといった世帯が増えてきています。
また、近年は独居高齢者が増えてきており、一人で生活を送る高齢者がたくさんいます。
一人では食事を作るのが億劫になるのか、現在のスーパーマーケットなどでは一人暮らしの高齢者用に、一人用のお惣菜が好評を得ています。
昔は家族に囲まれて子供や孫に助けてもらいながら生活をしていましたが、今は高齢者が独立・自立した生活を送っています。
そういった傾向はシルバー人材などの労働者の獲得が行いやすい反面、何かあった時、例えば病気などが起こった時は、手助けがしにくいデメリットがあります。

高齢者の生きがいについて

生きがいをもって生活している人はたくさんいます。地域に生け花教室、将棋教室など開催すると多くの高齢者が参加されます。また、民間のスポーツジム、メダルゲームなどのゲームセンターなどにも高齢者は多く見かけることができて、そういったことを生きがいにしています。
この傾向は74歳未満の前期高齢者に見られる傾向です。
反対に75歳以上の高齢者どのようなことを生きがいにしてるのでしょうか。
75歳以上になりますと、介護が必要な方が急増して自分一人でどこかに出かけるといった生きがいがしにくくなります。
そのため、生きがいを持たずに生活している人も多く、閉じこもりがちになる→体の状態が更に悪くなる→更に閉じこもりがちになるといったことが起きてしまいます。
自宅で過ごしているため、社会から切り離された生活をしている高齢者も少なくはありません。

高齢者の問題点と保険関係について

高齢社会になってから多くの年数がたちますが、高齢者を取り巻く問題点は非常に多く出てきました。

①社会保険関係

医療保険、年金、介護保険など高齢者を支える保険は現在非常に厳しい実態があります。医療保険は、高齢者になればなるほど病気になる確立が増えてきていますので、それだけ医療に関わる機会が増えて医療費が莫大に増えています。
現在の対策としては、できるだけ入院期間を短くして在宅で過ごす対策です。しかし、在宅に帰っても適切な医療を受けれる環境にしにくいなど、様々な問題点があります。
介護保険も医療保険と同様に問題点を抱えています。介護を受ける方が非常に多くなってきており介護保険料が急上昇しています。介護になる前の予防介護を推進していますが、まだまだうまく機能していないのが現状です。
年金は、年金を受ける人が非常に増加しているのが現状であり、多くの年金受給者を少ない若い世代で支えないといけません。今後は保険料を増大させつつ、年金額を下げる対策がとられています。
医療保険と介護保険、年金関係で共通していえることは、所得の大きな高齢者の自己負担を増加させたり、受給を遅くしたりなどです。また、若い世代から保険料を多く徴収したりする対策をとっていることです。
しかし、この方法では根本的な解決に至りませんし、どこかで限界の壁に当たることは予想されます。
もっと根本的な解決が望まれますが、現状を考えるとそれも難しいのが分かっています。

②孤独死

高齢者の問題点として孤独死も挙げられます。独居高齢者が誰にも気づかずに亡くなって、それが数ヶ月放置されていたということもニュースになっています。
介護保険などでは地域で独居高齢者を支える動きが進んでいますが、まだまだ整備に時間がかかり、事業者不足なども問題点としてあります。

③少子化対策

高齢社会になるということは、全世代からみて高齢者の数が多いから高齢化になるのです。
高齢者の数が多くても、それに見合った若い世代の数があれば高齢社会にはなりません。
つまり、少子化を改善させることは高齢社会を改善させることと同じ意味になります。

高齢者は、昔から日本を支えてきて発展させた世代です。戦争を経験した世代もいますし、戦後何も無いところから生まれて生活してきた世代です。
現在はそういった功労的な意味合いは薄れて高齢者は害だという人も少なくはありません。しかし、高齢者は今まで身を削って働いてきた世代ですので、老後も安心して過ごせる街づくり、制度が必要になってきます。
また、高齢者の生き方、生活様式は以前と明らかに変わってきており、元気な高齢者も多くなってきています。今後も医療が発展していき、寿命が伸びて高齢者の定義も変わってくることが予想されます。
こういったことを踏まえて社会全体で高齢者を支えていく、高齢者自身も元気に過ごせるように取り組んでいくことが必要になります。