老人ホームを探すと決めたら-有料老人ホーム⑦

家族でお出かけ

こんにちは。朝です。
先日、担当の入居者さんのお部屋に行った時のお話し。

もう90を超えた方で、ちょっとふっくらしていていつもニコニコしているまさしく「おばあちゃん」という感じの方です。

「ちょっと  冷蔵庫にいただいたチョコレートがあるのよ。あなた開けてみなさいよ。」とのことで冷蔵庫を開けたところ目に飛び込んできたのがステンレスの水筒。扉を開けたど真ん中に、でんと鎮座している水筒の存在に、思わず吹き出しました。
そういえばたまに持ち歩いてる。
こりゃあ中も外も冷えっ冷えだ。
前回は、比較的低額のホームを探すためにインターネットで検索をして候補を絞り込んでいきました。今回はその続きをお話しします。

候補が多くなってきたら、外せない条件から順にさらに絞り込んでいきます。

選択肢が少なければすべての候補に見学に行っても良いでしょう。しかし、数が多い場合はそこからさらに絞り込んで見学の候補を決めなければなりません。

『老人ホームの種類を絞る』の回でもお話ししましたが、有料老人ホームの場合 個人的には資金に余裕がない場合や認知症で目が離せない(=人の手がたくさんかかる=介護保険内のサービスで収まらない)場合、介護付の有料老人ホームの方が安心だと思っています。

なぜかというと少し感覚的な話になってしまうのですが、費用の安い外部型のホームはあまり重度の要介護者の受け入れを想定しておらず、看護師がいるところも少なければ保険内で必要なサービス量を確保できなかった時の自費サービスの対応が良くない(そもそも保険外のサービス利用が想定されていない)ことが多いからです。夜間は介護士もいない、なんてところもあります。

そのため、施設によっては介護保険のサービスだけでは手に負えなくなったときに退去を求めるケースもあります。介護付なら絶対安心というわけではありませんが、比率の問題でそのようなケースが多いように思うのです。

ただ、元気なうちは同じ値段の介護付のホームより施設がきれいだったりしますので、一概に外部型が良くないというわけではありませんが、私はできるだけひとつの場所に長くいられることを好むタイプなのでこのようなお勧めとなっています。

他に判断基準としては、運営会社は大丈夫そうか(倒産のリスクが高そうではないか、怪しい会社ではないか)看護師がいるか(夜もいるのか)、必要な医療処置に対応してくれるか、往診は来てくれるか、認知症に対応しているか、寝たきりになってもいられるか、見取りはしているか、などを見ながら絞り込みます。

こうして絞り込んだホームが3~5つくらいになったら、施設に電話をかけて見学の申し込みをします。電話をかけて見学したいと言えば親切に対応してくれます。たくさん施設を持っている会社だと同じ会社の他の施設の売り込みをかけられたりすることもありますが、興味に応じて対応すれば大丈夫です。1日に2施設くらい見に行っても大丈夫ですが、後でどこがどうだったか分からなくならないように、メモや営業さんの名刺はしっかり管理するように気を付けます。

見学に行ったときには、ホームページで気になったことの確認や設備の確認、入居している入居者さんやスタッフの表情、雰囲気、臭いがしないか(介護施設なのでタイミングによっては臭いがすることもあるのですが、大事なのはいつ行っても特定の場所が臭う、施設全体が何となく独特の臭いに包まれている、などということがないかということです)、掃除の行き届き具合等を見ます。対応や料金などは後から電話でも聞けますので、見学のときは感覚を大事にしてください。
見学に行った感じ、更に絞り込み、グループホームなどの公的な施設も視野に入れつつ体験入居をするホームを決めます。

有料老人ホーム⑧へ続く

ABOUTこの記事をかいた人

主な経歴は約6年の介護付き有料老人ホームの介護スタッフで、現在3ヵ所目の有料老人ホームで相談員として働き始めたところです。 有料老人ホーム以外にも特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホーム、ショートステイ、デイサービス、デイケア、お泊まりデイの現場も見てきました。 半年間ではありますが、介護老人保健施設の相談員も経験しています。