老人ホームを探すと決めたら-特別養護老人ホームについて①

アーチの中の白い薔薇

こんにちは。
先日の介護支援専門員試験の帰りに勢いで人生初の一人カラオケを決行(楽しかったですよ)、2時間後、我に返って解答速報を覗くと共に撃沈した朝です。
今回からは特別養護老人ホームについてお話しします。(大体8回くらいを予定しています。)

特別養護老人ホームとは、在宅生活が困難な要介護者に対して、施設サービス計画に基づいて、入浴・排泄・食事などの介護、日常生活上の世話、機能訓練、健康管理、療養上の世話を行う施設
です。

一般的な老人ホームといえばまずイメージするのがこの特別養護老人ホームだと思います。

費用はひとくちには言えないのですが、6万円前後~15万円前後くらいのようです。生活保護を受けている方も入所できます。

特養にもいくつか種類があって、従来型の多床室が一番安いです。従来型とはざっくり言えば数十人から百人くらいの団体生活、多床室とは4人部屋などの相部屋のことです。
比較的新しい特養で、ユニット型や新型ユニットの特養への入居は値段も高くなります。
ユニット型とは、利用者を10人以下のグループに分け(個室)、1ユニットごとに専用の居住空間と専任の職員を配置することにより、少規模生活単位の家庭的な雰囲気の中での介護ケアを行うことです。

特別養護老人ホームのメリットは、何といっても費用が安いことでしょう。
いくら相部屋とはいえ月々6万円前後で食事や、まして日常介護までつくことは民間サービスではありえません。(なにせ私のアパートの家賃と同じ値段です。)
デメリットとしては大きく2つあります。

一つ目は、基本的に夜間看護師さんがいないこと。
数時間おきに痰の吸引が必要になったり、夜間に看護師でないとできない処置が必要な場合、退所しなくてはなりません。

2つ目は、入院等で長期間(多くの施設は3か月)施設にいなかった場合、退所しなくてはならないこと。
特別養護老人ホームは公共のサービスであり、超高齢化社会を迎える日本では需要に対する供給がとても追いついていません。そんな中特定の利用者のために長期間ベッドを空けておくわけにはいかないのです。

以上のことを踏まえると、特別養護老人ホームに入れたからといって以後安泰というわけではありません。

とはいえ、入った瞬間に出ることを考えていては身が持ちませんので、入所できたら一度しっかりと休み、ここまで頑張った自分を称えて一通り遊んでください。
真面目な方はここで「厄介者を追いやって喜んでいるようで気が引ける」と考える方もいますが、そんなことを考える必要はありません。
これまで不安や緊張や心配、面倒な手続きをたくさん乗り越えてきたはずです。時間もたくさん使いました。誰だって休みたいと思うはずです。
月並みですがお互いがストレスなく関係を続けられることが、最終的にはお互いにとっていいことだと思います。また、そのためにもホームを探していたはずです。
いざという時の事はその後頭の片隅に置きつつ、定期的に面会に行くことを大切にしてください。

特別養護老人ホームについて②へ続く

ABOUTこの記事をかいた人

主な経歴は約6年の介護付き有料老人ホームの介護スタッフで、現在3ヵ所目の有料老人ホームで相談員として働き始めたところです。 有料老人ホーム以外にも特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホーム、ショートステイ、デイサービス、デイケア、お泊まりデイの現場も見てきました。 半年間ではありますが、介護老人保健施設の相談員も経験しています。