高齢者施設における脳トレについて「ことわざクイズ」

脳トレで元気に

集団でのレクレーションの一つとして取り組みました。

利用者が遠くから見ても分かるように大きなカードにし、単語帳のように捲っていきながら、全員が回答できるようにヒントも出して行いました。

高齢者は幼少時の正月の遊びとして、犬棒かるたが一般的でしたから上の句、下の句と分けてどちらかを言ってもらうようにし、認知症が進行して記憶障害がある利用者には、
回答を要求せずに、問題を読んでもらうなどの配慮も致しました。

回答から話を広げて、カードにない問題を出したり、遊んでいた当時のことを思い出してもらう回想法に繋げたりなど、利用者とやり取りをしながら柔軟に対応して毎回違う内容で楽しんでもらうなどもしました。

話の広がりから、職員や利用者同士のコミュニケーションも取ることが出来るなど、脳トレだけに留まらない効果はありました。

年代的に若干の差があり、一番積極的だったのは昭和一ケタから戦前生まれの利用者層だったようです。

大正生まれの方たちは年齢的に長期記憶も怪しくなっている方が多く、また、戦後生まれの方たちは遊びの種類が日本的なものから、欧米の影響を受けて異なったものに興味を示した世代でもあり、あまり覚えていない方が多かったです。

四文字熟語になると、学力が影響するのでこちらはあまり使うことが出来ず、故事成語も同様でした。やはり小学校学習指導要領に匹敵するものを中心にして作る必要性があります。

やり方としては、全員参加で行う場合と、二つにチームを分け、連想ゲームのようにして対戦型がありました。

こちらは、参加した全員が段々と熱が入ってくる傾向があったのですが、難点があり、知識の広い利用者の中には回答できない利用者に冷淡な態度を取る人も出てきて、執り成したり、ヒントの与え方を考えたりなど、参加する利用者の組み合わせや状態・能力に相当の配慮が要ります。

問題を出来るだけ簡単なものにし、全員が回答できるものに絞って精査することは必須です。

人数の少ない施設ではゲーム型ではなく、印刷して問題を解くやり方にして行いましたが、こちらはマンツーマンで職員が付いて、ヒントを出しながらでの取り組みでしたので、職員と利用者とのコミュニケーションは図れますが、面倒がって敬遠するなど、利用者個人の嗜好にかなり左右され、その点の配慮が頭の痛いところです。

ただ、集団でも個人でも気軽に取り組める点では、汎用性の高い脳トレをいえるのではないでしょうか。

高齢者の頭の体操、脳トレとはどんなものがあるのか聞いてみました。