認知症の症状が進むと現れるせん妄や幻覚への対策

迷っているお年寄り

認知症で多くみられる妄想、暴言、暴力対策

認知症全般に症状が進むと、暴力や暴言といった問題行動と呼ばれるものが現れる場合があります。

人間誰でも怒る事はあります。

でも少々嫌な事があっても、その感情を表に出さずに抑えられているはずですが、認知症患者さんの場合、この抑えが利かなくなって、感情がすぐ表に出てしまいます。

感情が敏感になっていて、今までの怒りの時と場合が異なり、ちょっとしたところで怒りのスイッチが入ってしまいます。

怒りの感情のコントロールがきかなくなってしまうといったほうが簡単ですね。

そして、暴力へと行動をうつしてしまいます。
認知症のタイプでも症状は異なり、レビー小体型認知症では、幻覚などが見える為に、暴力になる事もあります。

幻覚、妄想がひどい場合はこちらの認知症とかんがえたほうがいいでしょう。

まずは病院でみてもらって認知症のタイプを知ることが重要です。

それに対しての対策を一番にすることが大事です。

薬の処方で進行を遅らせたり、改善させたりすることも可能です。

薬物治療も必ずしていきましょう。

何よりもお医者様に定期的にみてもらうことが重要です。

社会とのつながりをたたないで、不安なことは必ず相談していきましょう。

実在しないものを感じる幻覚、幻聴は認知症を患ってなくてもストレスからなることがあります。

私のおじいちゃんも一度なってしまいました。

隣の人が悪口をいっているから始まり、追い出される、引っ越ししなきゃ。とどんどんエスカレートしていきました。

薬での改善が早かったと思います。薬を飲まないようでしたら、お茶に混ぜてとかしたりするなど工夫しましょう。

認知症では幻覚を訴える人が多く見られます。

幻覚とは簡単に言うと、実際には無い物を感じるものです。

実際にはそこにないものが見える幻視や、実際にはない音や声が聞こえる幻聴となります。

幻覚や錯覚は、脳に異常がなくても起きる場合はあります。誰もいないのに誰かがいた気がしたとか、誰も呼んでいないのに、呼ばれた気がしたなどの経験がある人はいるのではないでしょうか。

人間誰しも錯覚、勘違いはあります。

虫だと思っていたらゴミだったとか、携帯が鳴ったと思ったらテレビの音だったなどの経験はあると思います。

ただ、認知症の方は脳に異常が出てくると、こういった状況を勘違いではなく本当だと思うようになり、それが行動にでてきます。

また幻覚などははっきりと見え、錯覚ではないという考えになり勘違いと判断出来なくなります。

また、ほかにはせん妄という症状もあります。

せん妄は意識障害が起こり、頭が混乱した状態になっている事をいいます。

何らかの原因で脳の機能が低下し、上手く神経を伝える事が出来なくなっています。

幻覚を見る事もありますし、言葉をかけても落ち着く事が出来ず、興奮状態となって大声を出したり、暴力が見られる場合もあります。

こちらは一時的なものでしたら、回復は可能です。薬物療法で様子を見ましょう。

まずは、暴力、暴言についての対策です。

自尊心を傷つけないこと、、怖い、不安という感情を起こさせない介護が必要です。

苛々していまって介護の方や家族の方が暴言や暴力を振るってしまう事例は最近数多く報告されています。

これはもっともしてはいけない行為です。

直接身体に触る介護でも、暴力となってしまう場合があります。

椅子やベッドに移動する時など、声かけなどをしないで介護を行うと、いきなり自分の身体を触られた事で危険だという感情が先に出てしまい、とっさに暴力が出る場合があります。

必ず直接体に触れる介護は声掛けを行ってからしてください。

認知症の方に今から体に触れるけど大丈夫ですよと安心感を与えましょう。

また服を脱いでもらうという介護は、何かされるのではないか、また服を盗られるのではないかと思い、声かけをしていたとしても、本人にすると、怖いのです。

必ず一つずつ行う際に声掛けをし脱いだ服は見える位置に置くようにしましょう。

もし一人で負担になってしまい、信頼関係がなくなった場合は交代してくれる方がいたら交代しましょう。

一度疑ってしまうとなかなか信頼関係は戻りません。

様子を伺いながら介護にあたりましょう。

次に妄想の場合の対策です。

よく耳にするのは「お財布をとった」と言われることです。

「盗っていない」と言いたいところですが、責めたりすると、自分は間違えないとか、きちんと出来ているという思いを否定される事になるので、逆上してしまう場合があります。

いつものところにおいてないかや一緒に探してみましょう。

またそれでもだめな場合は別の話題に変えましょう。

ところでいつもの日記はどうしましたかなどと意識を違う方向にむけましょう。

そして、幻聴や幻覚は本人は感じているので否定してはいけません。

そうですね。でも大丈夫ですよ。と声掛けをし安心させることが重要です。

こういった症状は薬物治療が有効とされています。専門家に受診することをおすすめします。