高齢者の方へ口腔ケアとマッサージで肺炎を防止しましょう。

口にえんぴつを乗せる子供

高齢者の方にとって口腔ケアとマッサージはとても大切です。

高齢者の方は年齢を重ねるにつれて、今まで日常的にできていた事が出来なくなってしまう事があります。

様々な事が出来ていたのに出来なくなるのは沢山あると思いますが、その一つを今回は紹介します。

次第に出来なくなるものの一つで、ご自身の口の中の健康を保つ事です。

口の中の健康には『口の中をきれいにする』や『口の中の機能を保つ』などが上げられます。

年齢が上がるにつれて歯周病などの口の中の病気で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

口腔ケアを行う目的

口腔ケアを行う目的は大きく3つあります。

1つ目が誤嚥性肺炎の予防です。

誤嚥性肺炎とは口の中にある細菌が誤って気管に入る事によって起こる肺炎の事です。

お茶やうがいなどを行っているときに誤って気管に入ってむせてしまった事があると思います。

気管は異物が入ると、体が反射的に異物を吐き出そうとするのでむせてしまいます。

しかし、認知症の方や高齢者の方はこの反射機能が低下し、吐き出す事が出来ずに細菌が気管や肺に入って肺炎を起こす可能性があります。

2つ目は唾液の分泌を促す事に繋がります。

唾液は口の中を清潔に保つ役割を果たす役割と、消化を助ける役割があります。

3つ目は口腔機能の低下予防と改善に繋がります。

口腔機能が低下すると食べ物を食べる時にしっかり噛む事が出来なくなり、摂食障害や嚥下障害になる恐れがあります。

口腔ケアのポイントとやり方

口腔ケアのポイントとやり方を説明します。

口腔ケアを行うのは、なるべくご自身で行う事をオススメしますが、自力で行う事が出来ない方も多いと思います。

認知症の方や寝たきりの方は自力で行う事が出来ません。無理やり行うと嫌がる方が多くいます。

口腔ケアの理解を求めても難しい方は、歯医者に相談して定期クリーニングに通うのいいでしょう。

しかし定期クリーニングはお金がかかるので、歯医者の先生とよく相談して納得してから行う事をオススメします。

口腔ケアで重要な唾液の分泌を促すマッサージのやり方を説明します。

唾液には消化を助ける役割の他に、自浄作用や抗菌作用もあります。

唾液は口の中を健康に保つために必要不可欠なのです。

唾液線は3ヶ所存在し、それぞれマッサージの方法が異なります。

マッサージを行うときの強さは、心地いいと感じるくらいの強さで5回から10回繰り返すのがいいでしょう。

1つ目は耳下線へのマッサージです。
耳たぶの少し前に人差し指をあてて、指全体で優しく押しましょう。

2つ目は顎下線へのマッサージです。
顎の骨の内側の柔らかい部分を親指の腹で耳の下から顎の下まで左右それぞれ押します。

3つ目は舌下線へのマッサージです。
舌の付け根部分を顎の真下から上に突き上げるように押します。

口腔ケアは、寝たきりの予防にも繋がりますので、ぜひ日常的に行うことをオススメします。

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