介護食品の統一規格!ユニバーサルデザインフードとは?

太陽に向かって咲く(ヒマワリ)

最近では、ドラッグストアやスーパーで多くの介護用食品が販売されています。

それらの商品を、高齢者の飲み込む力、噛む力に応じて分類するための規格があることをご存じでしょうか。

今回は、介護食品の規格である、ユニバーサルデザインフードについてご紹介します。

食品のかたさや粘度に応じて分類する規格

ユニバーサルデザインフードとは、日本介護食品協議会が定める介護食品の規格です。

参考:日本介護食品協議会「ユニバーサルデザインフードとは」
http://www.udf.jp/about/index.html

飲み込む力や噛む力が弱まっている高齢者では、その力に食事の形が適していないと、食事量が減って栄養不良になったり、食べ物が気管に入って肺炎を起こしたりする危険があります。

ユニバーサルデザインフードは、あらゆるメーカーから販売されている介護用食品を、かたさや粘度の統一規格で分類することで、高齢者の飲み込む力や噛む力に合った食品を介護者が選びやすいように表示できるメリットがあります。

ユニバーサルデザインフードの規格に適合した介護食品には、パッケージに規格への適合を示すマークと分類の表示がなされています。

4つの区分と選択の目安

ユニバーサルデザインフードは、介護食品の性状によって、区分1から区分4まで4つに区分した表示を行っています。区分4に向かうほど流動状の食事に近づいていきます。

参考:日本介介護食品協会
「区分表」:http://www.udf.jp/about/table.html
「区分選択の目安」:http://www.udf.jp/about/meyasu.html


●区分1:容易にかめる

硬いものやサイズの大きいものは少し噛みづらいが、飲み込みは普通にできる、という人向けの食品です。

ご飯の硬さで表現すると、少し柔らかめに炊いたご飯くらいの性状です。

飲み込みに問題はないが、食事のたびに噛みづらそうにしている様子が見られる場合は、区分1の食品を選びましょう。

●区分2:歯ぐきでつぶせる

硬いものやサイズの大きいものが噛みづらく、食事によっては飲み込みもしにくくなる人向けの食品です。

ご飯の硬さで表現すると、形のはっきりしたお粥(柔らかめ軟飯~硬めの全粥)くらいの性状です。

噛みづらさや飲み込みづらさを頻繁に感じており、食事にやや時間がかかるようになった場合は、区分2の食品を選びましょう。

●区分3:舌でつぶせる

硬いものやサイズが大きいものが食べられず、細かく刻めば食べられる、また、飲み込む力がかなり衰えている人向けの食品です。

ご飯の硬さで表現すると、柔らかめのお粥(全粥)くらいの性状です。

細かく刻まないと噛めない、また、水やお茶でムセることがある場合は、区分3の食品を選びましょう。

●区分4:かまなくてよい

固形の食事は全く食べられない、水分も飲み込みづらい人向けの食品です。

ご飯の硬さで表現すると、ペーストして粒が全く分からないお粥くらいの性状です。

固形の食事を噛んだり飲み込んだりできず、流動食が必要である場合は、区分4の食品を選びましょう。

とろみの程度に関する表示規格

介護食品に加えて、ユニバーサルデザインフードでは、とろみ調整剤の硬さの表現についても統一規格を定めています。

とろみ調整剤とは、飲み込む力が弱まり、水分でもムセてしまう人向けに、水やお茶にとろみをつけて、飲み込みやすくするためのものです。

とろみの程度のイメージとして、柔らかい方から順に、

・フレンチドレッシング状
・とんかつソース状
・ケチャップ状
・マヨネーズ状

という表現に統一されています。

この表現に合わせて、その硬さを作る際の使用量を併記することで、どのメーカーのとろみ調整剤でも、同じ程度のとろみを再現することができ、高齢者の飲み込む力に合わせた使い方ができるのです。

とろみ調整剤も、ユニバーサルデザインフードの規格に適合したものには、マークで表示がなされています。

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いかがでしたか。
介護食品やとろみ調整剤を選びやすいように分類する規格であるユニバーサルデザインフード。
それらを購入する際は、ぜひユニバーサルデザインフードの表示を参考にしてみてください。