姿勢を正して集中力を上げる!学習療法の一つ習字のレクリエーションについて

習字のレクリエーション

ご年配者の多くの方がいつの間にか前かがみ、猫背、などの悪い姿勢になっています。

姿勢矯正に役立つ、さらに、集中力をアップさせ、気持ちをすっきりさせるレクリエーションとは、意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「習字」が非常にいいのです。

ご年配者だけでなく、比較的若い方も一緒にレクリエーションに参加して、心機一転するととてもよいと思います。ストレス解消にもお勧めです。

「習字なんて、とてもできない。」と、心配される方も多いのですが、お手本を見て書く以外にも、お手本の薄い文字をなぞればよいタイプの習字キットもあります。

手の震えが気になる方には、スタッフが特に配慮してさしあげて、手を添えて一緒に書く、書きやすい文字を選んでさしあげる、

また、多少の字の震えた感じも、味わいであると、励ましてさしあげたり、字を書くことが恥ずかしいことにならないように、自分の書いた字は下手だから、書きたくないと思ってしまい、レクリエーションを楽しめないということがないように、心理的な障害を取り除けるよう尽力いたしましょう。

書く文字は季節感を感じる言葉やお孫さんのお名前など、好きな文字を気持ちよく書けたら、それが一番いいと思います。

集中して文字を書くことは、リラックスと深い関係があります。

この機会に、レクリエーションに参加なさるご年配者には、姿勢を正して書き、背筋を伸ばしていただくこと、筆の扱いによって変化する文字の変化、味わいを楽しんでいただきましょう。

お世話にあたるスタッフや家族としては、この機会に、習字の道具の使い方、習字のお手本を理解して書く能力、読み書きの能力、手指をどのように動かし筆をどう扱うかなどの様子から、ご年配者の健康状態、知能障害の程度を知る機会となります。

「習字」は文字を習うことですから、一文字一文字を丁寧に、真剣に書きお手本に近づけるよう集中し真剣に書きます。

お手本と、自分の書いたものをを見比べながら、どこを改善すべきか自分で考え、実践する。習字は自己鍛錬の場でもあります。

美しい字を書くというのは、話をしながらではできません。

静かに筆の先まで神経を集中させ、集中力を養うと脳に刺激が与えられ良いリハビリ訓練になります。

初めは、何となく始められた方も習字を続けていくにつれ、字を書くこと喜びになり、生きがいになることもあります。

字がきれいに書けたら、愛する家族や友人に直筆で手紙やはがきを書きたいと思われる方さえ出てきます。

思考もポシティブになり、自信を育めたら本当にすばらしいことです。

姿勢矯正ができるのもよい点ですね。

猫背で字を書いていると、視界が狭まり、その時に書いている一文字しか見えず、全体のバランスが崩れます。

それで、きちんと背筋を伸ばして、書いている対象全体を見るようにするべきなのです。

うれしいことに、たとえ週に1回であっても、1~2時間正しい姿勢を取り続けると、姿勢への効果もみられます。メリットが多いですね。

習字は学習療法の一つと言われています。

その効果はご年配者の日常生活に現れてきます。

尿意を取り戻す、笑顔が多くなった、思いやり深くなった。

という観察も見られます。さらに、転倒が減った、会話が通じるようになったという効果もあるようです。

習字、ぜひレクリエーションに取り入れてみましょう。

高齢者の方が体を動かして行うレクリエーションの種類