大事なのは傷つけない事!認知症が増えている高齢者施設での声掛けや対応

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「高齢者施設で認知症の方が増えている中で接するには」

少子化が進み、医療が発達した現代社会…高齢者がますます増え、高齢者施設が沢山できてきています。

送り迎えをして週2回ほどグループで集まり四季の行事に合わせたイベントや音楽を聴いたり、一緒に何かを作ったりするデイサービスから、生活が困難となり寝たきりになってしまっている高齢者が沢山いる特別養護老人ホームまで様々な種類があります。

いづれにしても高齢社会の今は認知症の方と遭遇するでしょう。

認知症は隠れ認知症からしゃべれなくなる、何もわからなくなると進行してしまった方がいます。

たいがい家族だけでサポートできなくなり、施設にお願いするといったケースが多く施設での生活サポートが重要視されています。

大事なのは認知症の方を傷つけないようにすることです。

「外に何かいる」「後ろに何かいる」などと言ったりします。その場合は肯定してあげることが大切です。「そうだね。私がみてきてあげるから安心して」などと利用者さんを安心させてあげてください。

「もういらない」とご飯もあまり食べなくなります。ひどいときにはご飯を投げたりします。怒らずに「今日はもういらないの?明日はじゃあ食べようね。」などと優しく声をかけ、明日は頑張ろうという気持ちをひきだすことが大切です。

また、食事をしたばかりなのに「まだご飯を食べていない」という利用者さんもいます。

「今準備しているからね」と声をかけると、納得してくれ安心してくれます。本当にお腹がすいてそうであれば、お茶や果物などをもっていき少しお腹を満たすようにしてみましょう。

生活リズムが狂ってくるとまた逆効果なので少量にとどめておくことが大切です。

排尿、排便の感覚もだんだんわからなくなります。はじめはもらしてしまったからはじまり、おむつが必要になることになるでしょう。

おむつやリハビリパンツをはいていても、おしっこでトイレに連れて行って欲しいと三分おきに訴える認知症の方もいるでしょう。

「今行ったところだから待って」というと逆効果です。「そっか。じゃあトイレいきながら散歩しよっか。」といい、散歩などをしてトイレに行きたいという考えを頭の中から取り除いてやると訴える回数は減ります。

このように何か違うことに気を向けさせることが重要になってきます。

車いすの利用者の場合は本当に大変です。

なので気分転換をしてあげてトイレに行きたいと訴える回数を減らすことを意識してください。

排便についてですが、認知症状がひどくなると便秘で不快になったりすると暴力症状がでてきたりします。

利用者自身コントロールできません。だいたい薬を飲んで対処するという形になります。

水分を多くとってもらうことが一番重要です。

認知症の利用者さんは水分をとりたがない方もいます。

認知症の利用者が一日どれくらい飲んでるか、いつ飲んでるかを記録し少なければ、飲んでるときに「もう少し飲んでおこう。」や顔をみて唇が渇いていたら脱水になりかけている可能性のあるので水分の補給をしなければなりません。

利用者さんによって水分の補給方法が異なります。利用者さんが苦痛にならない方法ですすめてください。

そしてトイレの時間を決めることも大切です。

利用者さんによってまたその時間は異なりますが、毎日同じ時間にトイレに行く習慣をつけることが大切です。

生活リズムをたもつことで、排便をうながすことができます。

夜は徘徊する利用者さんが増えてきます。

だいたいこの徘徊をさけるために睡眠薬が処方されていると思いますが、起きてしまうと徘徊してしまいます。

夜はスタッフも少ないし、おむつ交換で忙しいので徘徊への対処が怠りがちになります。

なるべく昼間は寝ないようにみておき、体を動かすように促してください。昼間たくさん活動すれば必然と夜に睡眠をとるという癖づけができます。

また興奮状態になると寝れないのでそばに安心させてお薬を飲んでもらうようにこころがけてください。

徘徊する理由を知ることも大切です。

「家に帰りたい」「トイレにいきたい」「どこどこにいきたい」と様々な訴えがあります。

その利用者さんに応じて「家に帰りたい」というのであれば「もう夜で真っ暗だから今日は寝よう」と言って帰りたい気持ちを忘れさせてあげて安心させることが大切です。

「トイレにいきたい」という言った場合は日中しっかりトイレにいけてない可能性や寝る前ならおしゃべりをしながら楽しくトイレに行ったと思うように利用者さんに接っします。

これだけで利用者さんは安心し、言う回数が減ってきます。

「どこどこにいきたい」という利用者さんは日中に何か気晴らしで散歩にいくなどして夜には寝る癖をつけると言う回数が減ってくると思います。

認知症の利用者はなんでも口にしてしまいます。異物を口にしていないかの確認は毎回接した際はしてください。

認知症の利用者さんと接するのは大変ですが、その人その人の習慣や要求などを記録して否定せずに優しく接するように心がけてください。

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