高齢者はどんな食べ物が好きなのか?好きな食事や献立を聞いてみました。

美味しそうな蕎麦

子どもが給食を楽しみにしてる様に誰もが食事には特別な思いがあると思います。

朝昼晩、と時間のメリハリが付きますので時計を見る事が出来ない方でも時間の経過が分ります。

私が勤める施設では入口に「本日の献立」を黒板に書いておいています。
来所される方は皆、そこで足を止めて献立を確認されます。
そして口々に「お昼が楽しみだ」と言われます。
揚げ物がある日は「ハイカラやなぁ」と言われる方も。

洋食は、世代的にあまり食べて来られなかったのか
「どういった物?」と尋ねられる方も居られます。

丑の日に「うな重」をお出しした事がありますが
みなさん口々に「御馳走だ」と喜んで頂きました。

戦時中の苦しい時代を乗り越えて来られた方々が多いせいか食事が有り難い、と残さず食べて頂ける方も少なくありません。

100歳を超えても杖で歩いてて元気有り余ってる利用者さんに聞いてみました。

「食事が美味しいと思う内は死ねない」

明日も明後日も1年後も。
食事の時間を楽しみにして頂ける様に1日の活力になる様に一緒に献立を考えて行きましょう。

筑前煮は高齢者にとってご馳走と思える調理で、バランスの取れた食べ物で健康にさせてくれます。
山芋やカボチャなどの食べ物が体の調子を適度に整えさせてくれて、山芋などを薄口の醤油で煮込むだけの簡単な調理法で、高齢者が健康面に安心して食べられます。
ゴボウなどの栄養バランスの取れた野菜を多く盛り込めますので、筑前煮は野菜不足に悩んでいる高齢者にとっても良い食べ物です。
角切りのさつまいもが入ったおかゆが好きです。
昔、配給の時代に食糧が少なかった時代に食べていたそうで、甘みがあっておいしいとのことです。
少し塩を加えるのがおいしさの秘訣だそうで、90歳になる祖母は好んで食べます。
食物繊維と水分が摂れますので、高齢者に適した食事ということでたまに朝食に食べてもらっています。
以前特別養護老人ホームで勤務していましたが、その時103歳の方や他の利用者さんが言っていたのは「刺身が食べたい」というリクエストです。生ものなのでそんなにひんぱんに出すことはできないようでしたが、たまにメニューに出た時は皆さんうれしそうでした。小さく刻まれているのは不満そうでしたが。
いつまでも元気な高齢者は歯も丈夫ですが、大多数の高齢者はやはりあごが弱くなっていて、柔らかい料理を好みます。
また柔らかい食材じゃなくても調理の過程で食材を細かく切ってあげるのが良いです。
そうすると喉に詰まるのを防ぐことが出来ます。
そして味付けは人によっては違うと思いますが、こってりしたものよりはあっさりしたものを好むことが多いです。
少なくても私の周囲の高齢者は若い人たちと同じような味付けをすると、あまり食べてくれません。
個人の好き嫌いもありますが、同居する高齢の両親を見ると「やわらかいもの」を好むようです。ご飯は基本的にシャキっとした感じでは無く、しなっとやわらかく炊きます。
おひたしや漬物もやわらかいものを好み、塩分には人一倍気配りしています。食卓に欠かせない醤油ですが、うちにはこれが無いのです。独特のしょっぱさが健康に悪いんじゃないかと思っているらしく、料理に入れるもの以外はそばつゆで代替しています。
80歳になる祖母はお茶漬けが大好きです。
ただ白米を食べるよりも水分がある方が食べやすい、かといってお粥では味気ないとよくお茶漬けを食べています。
中でも一番お気に入りなのが鯛茶漬けで、さっぱりした味でしつこくないとよく食べています。
祖母の同年代の友人の中にはマクドナルドのテリヤキバーガーを食べる人もいますし、高齢者でも結構味付けの濃い物を好む人もいるのだと思いました。
私の義父(66歳)と義母(71歳)は孫と一緒に食べ放題の「すたみな太郎」に行くのが大好きです。
そこには焼肉の他、お寿司、からあげやたこ焼きなどのサイドメニュー、デザートなどがありますが、とにかく肉!肉!肉!です。
さすがに固い肉は歯が噛み切れないらしく薄いお肉ばかりですが、私よりもはるかに食べます。
バーベキューも大好きで、義父はマトン(ラム肉)を1人で1キロ近く食べていました。
今は肉好きの高齢者が増えているそうですね。
お肉のおかげなのか、とても元気です。
八十代のおばあさんの介護をしていました。
本人がよく食べたがっていたのは刺身で、スーパーに買い物に行くときは必ず購入していました。
キャベツなどの生野菜は食べづらいと言っていましたので、野菜はレンジで温めたり、ゆでたりして出していました。
よく作っていたのは、具のないシンプルな茶碗蒸しです。
レンジやフライパンで簡単に出来るので助かりました。
父親は86歳で、食欲がだいぶ落ちてきましたが、好きな料理は豆腐料理です。
冷奴はねぎをたくさんかけて、鰹節と醤油を少々かけて食べています。
味噌汁にも豆腐を入れていて、赤みそが好みのようです。
夏はそうめんが多く、氷で冷やしためんをつるつる食べています。
マカロニサラダが好きでよく注文しています。
大勢いの人がいるとかならずすき焼きをしますが、白滝や糸こんにゃくに味がしみてくるとすぐに箸をだしてきます。
加齢と共に高齢者は胃腸の機能が弱りますが、お粥は高齢者にとって消化を効率よく行うので、胃腸が弱っている高齢者に最適な食べ物です。
私が風邪などで病気の時に胃腸が弱っている時に、お粥を食べる事で胃がもたれないでゆっくりと休めます。
お粥の作り方に関して、ご飯を炊く時に水分を普段よりも多めに入れて、専用の釜や鍋などで炊く事で簡単に作れます。
お年寄りに好まれるメニューは、おせち料理です。
私のいた施設では毎年元旦には重箱に見立てたお弁当にお年寄りでも食べやすいように下処理されたおせち料理が提供されていました。
おせちの煮物は柔らかく煮込み、お雑煮はおもちなのでそのまま提供することができないので、おもちの代わりにお麩を浮かべ、お正月気分を少しでも演出しようと、栄養士さんが心を砕いていました。煮物系はやはり喜ばれるようです。
「白菜としめじのクリーム煮」が好物です。
しめじは買ってきて、あえて冷凍します。その方が栄養価が上がるとか。
白菜を1cmくらいの細切りにし、凍ったままのしめじとオリーブオイルでいためます。
クリームソースで煮込むのですが、私は簡単にクリームシチューの素で煮込みます。
シチューより少しさらさら気味にしあげます。
白菜が噛まなくてもいいくらいやわらかくなり、おいしいですよ。
母は「いんげんの胡麻和え」が大好きです。
毎年5月末に、家庭菜園でいんげんを育てます。
7月になると、食べきれないほどのいんげんが出来ます。
朝から収獲して、さっと茹でてお醤油とすり胡麻をまぜるだけ。
夏野菜は健康にいいので、夏の我が家の食卓にはかかせません。
胡麻にあきたら、ドレッシングやマヨネーズでもおいしく頂けます。
うちの母の大好物はあさりです。
旬の5月に身はふっくらつまったあさりを買ってきて調理します。
まずお味噌汁。シンプルにきざみねぎたくさん入れて調理します。
もう1品はあさりとねぎとしめじをオリーブオイルで炒めます。
からくならない程度のブラックペッパーのみの味付けです。
塩は味見をしてから足しますが、ほとんど使いません。
昔、潮干狩りによく行ったことを話ながら、おいしく頂きます。
私の父は81歳になります。
外では「肉でも魚でも野菜でもなんでも食べる!」と言っていますが、家で私にリクエストするのは「鍋汁で煮込んだご飯」つまりは「出汁醤油味の雑炊」。
毎日新しく作るのではなく、野菜や肉などを足しながら片手鍋で煮込んで食べた鍋(という名の煮物?)の残りの汁を使用してです。
今年の冬はついに3ヶ月間、父は夕食のたびにこれを食べては「飽きないよなあ、ウマイ!」とご満悦。
私にとっては手間いらずで助かりますし、栄養面でも野菜や肉のエキスはたっぷり入ってるわけですから、まあいいのかな? と思って作ってきました。
でも暑くなってきたこの季節。そろそろこの簡単メニューも終わるかなと思ったのですが、今日も父はこれを食べて「ウマイ!」と言っていました。
ご飯が軟らかいところがいいのかな?
ちなみに私は、父とは別におかずを作り、炊き立てのご飯で食べてたりします。

高齢者の方が体を動かして行うレクリエーションの種類

うちのばあちゃんは、おもちが大好きでした。
餅の塊を薄切りにして、ストーブの上で焼いて食べていました。
それからさつまいももストーブの上で焼いていましたね。
生から焼いたり、干し芋をあぶったりしてました。
餅や芋と言うより、ストーブの上て焼いて熱々を食べるって行為が好きだったのかもしれません。
一緒に食べたのは、楽しい思い出です。
「おろしそば」を月に3回ほど作ります。
夏、食欲がない時には最高です。
大根おろしと小さく切った小ねぎに、めんつゆをうすめまぜます。(からくならないように)
茹でたそばを水で洗いしっかり冷やして、上におろしつゆをかけて出来上がり。
大根おろしが辛い時は、少なめに。
生姜や、刻んだ大葉をいれてもおいしいと思います。
かにかまや、さつまあげをトッピングする時もあります。
母はお漬物が大好きですが、歯が弱くなったので、近頃はきゅうりのお漬物が一番好きなようです。市販のものは、こりこり感のあるものが多く、硬いといって嫌います。
きゅうりをもう少しうすめに切って、ビール漬けの素でお漬物を作ります。
ビールはいれなくても大丈夫です。あまりからくならないよう、浅漬けにしています。
食感は残しつつ、母も食べれる大きさとうすさに切るのが大事です。
高齢者が喜ぶメニユーというと、やはりお赤飯だと思います。以前いた施設では毎月1日はお赤飯の日だったのですが、利用者さんに毎日のようにメニューを尋ねられていたのですが、お赤飯だと答えると「まぁ~お赤飯ねぇ。楽しみね」と、皆さん顔をほころばせていました。
ただ、きざみ食やミキサー食の方はどろどろなあずき色状のものでしたので、説明してから食べていただいていましたが、それでも美味しいと好評でした。
母90歳。
一番好きな食べ物は、「つわぶきの煮物」です。
季節限定で、短い間の食材ですので、きれいなつわぶきが出ていたら、必ず買います。
すじをとって、あくをとるためしっかり茹でて、やわらかくなったらオリーブオイルで炒め、我が家では、丸てんを細切りして加え、お醤油・お砂糖・みりんで味付けします。
ほんのりとした独特な苦味が、昔はいやだったのですが、私もある程度の年齢になり、懐かしくおいしく食べるようになりました。
病院で看護師をしています。高齢の方が多く入院している病棟で、お食事の時に話を聞いていると、サツマイモ粥が好きな人が多かったです。
私たち勤務している世代では、あまり食べることがないサツマイモ粥ですが、高齢者には柔らかくて、甘くてごはんがおいしくなるようです。高齢者が子どもの頃に食べたおやつで甘いものは、サツマイモが多いようで、懐かしさもあるとおっしゃった方もいらっしゃいました。
サツマイモ粥はお粥を炊くときに、5分粥の分量をいれた炊飯器に角切りのサツマイモをいれてスイッチ一つでつくれます。
お年寄りの大好きメニューといえば「魚の煮付け」です。
私の父は今年で70歳。50代半ばで障害をわずらいましたが、その後病気を再発することなく生活していますが、その父や祖母も大好きだったのはアラやタイ・アジなどの煮付け料理でした。
現在でも我が家の定番として、父だけ週に1度は煮付け料理を出しています。今はまだ自分で骨を取り分けて食べていますが、もう少ししたら骨を取り除いてだす必要があるかと思いますが、煮付けを作ると完食しているので、これからももっと研究して美味しい煮付けを作りたいです。
祖母が大好きなのが「釜揚げしらす」です。
お魚屋さんに新鮮なふわふわの「釜揚げしらす」が出ている時は、必ず買います。
とれてすぐのしらすを茹でたものですが、本当においしいです。
そのまま食べれますが、大根おろしとお醤油を少々、これが最高です。
お醤油を加えたしらすを、炊き上がったご飯にまぜるだけの、しらすごはんもおいしいです。
カルシウムたっぷりで元気はつらつです。
高齢者は若い人に比べて噛む力が弱っているので、
煮魚のようなものがやわらかい調理法の料理が好まれると思います。
ただし、
煮魚に使用する魚は、
タラなどのあまり脂ののっていいない魚だけではなく、
金目鯛やカレイといった油ののった魚でもいいと思います。
ただし、
小骨の多い魚を使う場合には十分注意して調理をしなければならないと思います。
「野菜のかきあげ」を作ってあげます。
我が家は田舎なので、新鮮な野菜を近所から頂きます。
新玉ねぎ、にんじん、大葉、ピーマンなど、すべて細切りにして、少しやわやかめにした天ぷら粉でかきあげにします。
通常かきあげは、丸い感じですが、食べやすいように半分に切り半月の形にします。
天つゆは、大根おろしと生姜をまぜ、さっぱりと仕上げます。
母も好きですが、私も大好きです。
高齢者が好きな食べ物は個人的な味の志向とは違った面で好まれるものがでてきます。
舌の味覚が鈍り、味が分かりやすい甘みが好まれたり、飲み込みやすいものがいいようです。
例えばスポンジ生地のパンにミルクを浸して食べるのがいいようです。
私の父は若い頃など甘い物がそれほど好きでなかったはずですが高齢になってそのようなスポンジ生地のパンにミルクを浸して食べているのを見て好きな食べ物が変わったと思いました。
お料理上手の知人から、よく頂く母の大好物は「しらあえ」です。
私は絶対マネできません。
ホウレンソウと、細かく切ったにんじんと、やわらかい里芋、それに干し柿が入っています。
裏ごししたお豆腐に里芋がねっとりからんで、ほんのり甘い干し柿が絶妙な味になっています。
頂いた日は、もうこれだけでごはんがすすみます。
私もこんな料理が作れるようになりたいんですが、無理ですね。
私は旦那の親と同居して、27年になります。旦那の母親は80歳ですが、煮魚が好きですね。
結婚したころから魚料理が多かったので、大変でした。
私は魚が苦手だったからでしたが、旦那の母親はホウレンソウのお浸しとかも好きですね。
私はホウレンソウも苦手でしたので、いつの間にか食事を一緒にしなくなりました。
旦那の母親は肉類が苦手ですので、食事の好みが本当に違うと感じます。
高齢者が好きな食べ物といえば、おやつにサツマイモをふかして出すと喜ばれます。お年寄りのなかにはサツマイモとご飯と一緒に炊いて食べていたそうで、味噌汁の中にサツマイモが入っていたり、ご飯の中にサツマイモが入っている事は嫌いと顔をしかめる方もいますが、ただ単純にふかして塩で味付けをしたり、石焼イモのようなシンプルな味つけのものは好まれていました。
高齢者の皆さんが喜ぶ食べ物の中で、おやつに出すと大変よころばれていたのは「フルーチェ」でした。
おやつは栄養士さんが毎月献立を立てて作ってくれていたのですが、フルーチェは牛乳で混ぜればすぐに食べることができるうえ、手ごろなので施設ではよく出されているおやつのようです。
お年寄りのなかにはヨーグルトは嫌いという方もいますが、比較的受け入れやすいようでした。